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阪神・四番の条件 [読書全般]

 やはり人ごみの中、外出した日曜の翌日はしんどい。とはいえそうとばかりは言うておられん。今日は1年生の授業で弁護士の先生を呼んで「家族関係と法律」について話してもらう予定になってるんで、ここは多少しんどくても出勤せんならん。
 というわけでミスなく弁護士出前授業を実施できた。大きな失敗はなし。失敗があったとしたら、情報の授業があると思うてコンピュータ室に行ったら、生徒がきてなくて焦ったくらい。授業変更で情報から保健になっていたのを失念していたのです。変更を校務処理システムに入力したのは私やから、ま、私の大ボケです。これも他に害のない失敗(?)で、笑い話の類ですね。
 午後は事務作業。観点別の評価を試行するという、来年度以降に向けての作業が中心。インターンシップ関係の仕事もあり、けっこう忙しく、集中力が途切れそうできついなあ。むろん定時で退散。バスのダイヤ変更で時間ぎりぎりに乗車。バスのコースも変更になったのか、いつもならがらがらのバスがすでに混んでいた。しばらくはどの時間帯のバスに乗ったらええのか試すしかないのね。
 夕食後、寝床でスマホをいじったりしていたらちょっと寝てしもうてた。まあ、疲れが取れんのにけっこうハードに仕事をしたもんなあ。
 掛布雅之「阪神・四番の条件」(幻冬舎新書)読了。帯には「なぜ四番が育たないのか? タイガース最大の敗因」とあおってるけれど、たいしたことは書いてません。大山を四番に固定しなかったから、育たなかった、というだけ。タイガース最大の敗因はエラーが多いことと書いてあるけれど、別に掛布さんに教えてみらをなんでもファンはようわかってます。あとは自分の現役時代、どういう心構えで四番を打ったかとか、江川というライバルがいたので負けじとがんばったのがよかったとか、これまでにもあちこちで語ってきたことをまとめただけ。掛布さんが直接見てへんはずの古いプレイヤーのことまでまるで見ていたかのように書かれているのはいかがなものか。要は、これは掛布さんから彼ならではということを聞き出せなんだライターに問題があったということ。なにも掛布さん単独名義の著書にしなくとも、ベテランのスポーツライターとの共著というような形で出すべきやったね。唯一興味をかきたてたのは、中西太さんと山内一弘さんの打法の違いについて、その技術的なところを書いた項目。掛布さんは入団時は山内さんに教えられ、四番を打つようになった時に中西さんの指導を受けた。つまり、日本でも有数の打撃コーチ2人から指導された経験を持つ貴重な人なんですね。そこらあたりの体験をみっちりと語ってほしかったのに、そこはさらりと流している。もったいないことこの上ない。本書をまとめたライターと編集者はそれほど野球にくわしくない人に違いない。そうやなかったらここを見逃すはずがないもん。掛布さん、今度はベースボールマガジン社から本を出して下さい。掛布さんの解説をテレビで聞かれへん、関西以外の人向けのタイガース本。

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