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崖っぷち長屋の守り神 [読書全般]

 今日は定休日。なんと今日から大阪も梅雨明け。梅雨らしい日は数日のみ。午前中はアニメを見たり、本を読んだりして過ごし、昼食後も読みかけの本を読み切ってしまい、外出。近くのショッピングセンターに行き、ドコモショップの近くでスマホのバージョンアップをする。安心できるWiFi環境のある場所、ということでそこにしたんやけれど、1時間くらいはかかった。それまで少し読書。バージョンアップ完了後、他のアプリのバージョンアップもついでにしてしまう。WiFi環境の整っている場所でこういうことはすましておかんと、あと2日ほどやのに通信量をオーバーしてしまうのは嫌やからね。
 帰宅後、午睡。夕刻起きてからスマホのカスタマイズを少し。バージョンアップで表示が変わったりした部分があったので、なるべくこれまでの表示に近いものにした。
 それから追っかけ再生でナイター中継を見る。今日はテレビ大阪。江夏さんの解説は相変わらずわかりやすい。何度も書くけれど、この解説を全国の野球ファンの人たちに聞かせられないのは非常に残念。もっとも、大阪にいてたら江本さんの解説などは聞く機会がほとんどないのが残念やったりするけれどね。せっかくサブチャンネルを使うて放送延長をしてくれたけれど、負けてしもうたのは残念。本来相性のいいベイスターズだけに3連勝してほしかったんやけれど、せめてこのカードはあと2連勝して勝ち越してね。
 田中啓文「崖っぷち長屋の守り神」(角川文庫)読了。新シリーズの開幕。珍商売をするものばかり集まる裏長屋の家守をするのはバイキングの冑をかぶる巨漢の梅王丸。実は公家の出で、奉行とも親交があるという人物。この長屋を取壊して新地を拡大したい商人の毘沙門屋から長屋を守るための勝負を引き受けたりする。ただし梅王丸本人ではなく、料理の得意な少女千夏や隠れた将棋名人の「だれにでも負けたる屋」の旧太郎など個性豊かな面々。今作でもユニークなキャラクターを多数創造している田中さん。その発想は実に落語的なんやけれど、今作では「珍商売」というハンデを自分に課してのキャラクター作り。さぞかしいろいろと考えては捨てしたことやろうと思う。主人公である梅王丸の性格付けなど、他のシリーズとなるべく違うものにしようという工夫を感じさせる。また、今作ではまだ地口で落ちをつけたりしてへん。そこは我慢してるのか、他のシリーズとの差別化を図っているのか。悪役がはっきりといるので、今後は梅王丸がどうやって長屋を守るのかが焦点となるだろう。また新たな珍商売をどれだけ作り出せるかにも注目していきたい。

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