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風化する前に上書き [1月17日の記憶]

 今日は定休日。目覚めた時にはもう阪神淡路大震災が起きた時刻を過ぎていた。昨年までならその時刻には出勤の準備をしていたりしていて、できる限り黙祷したりしていたもんやけれど。
 あれから28年。若い同僚やと、震災後に産まれていたり、ものごころついてなかったりする人も増えてきている。これって、戦後生まれが社会の中心になってきて、政治家などでも戦争体験から「二度と戦争をしてはいけない」という意識を持つ者がいなくなってしまうという図式に近くなっているのかもな。
 もっとも、不幸なことに震災ということで言えば、東日本大震災というまた違う形の被害経験があったりしているので、阪神淡路大震災の記憶が風化していっても、東日本大震災の惨禍が上書きされ、「南海トラフ地震」への構えは忘れられんという状況にはなっている。それに、数年前には北大阪地震というかなり強めの地震もあったりして、天が「忘れたらあかんぞ」と警告してくれたりしているかのようではあるからね。
 午前中は例によってたまっている録画をひたすら見て、午後は午睡。昨日、寒風にさらされて体力をもぎ取られたということもあるからか、一日中体がだるいし重い。夕刻、大相撲初場所10日目の録画を見る。震災の日に産まれた照強は、土俵際の投げで勝ったかと思われたけれど、物言いがつき、一瞬早く手をついていて、無念の黒星。今日だけは何としてでも勝ちたかったという執念を感じさせる相撲やった。惜しかったけれど、その気持ちは伝わった。もっとも、見る側の私がそういう思い入れであったからそんな風に見えたのかもしれんけど。
 夕食後も相撲を見続け、その後は寝床で社説のダウンロードなど。寝落ちはしなかったけれど、やはり体がだるくて重くてなかなか寝床から起き上がれん。明日からまた寒さが厳しくなってくるという気象情報もある。しんどいことであるなあ。

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