SSブログ

榊原良行の死 [追悼]

 今日は出勤日。学期末考査に向け、評価を出すための準備や試験の準備に忙しくなる1週間が始まる。今日は授業がぱんぱんで空き時間がほとんどない日。寸暇を惜しんで課題の評価などに集中する。むろん定時には帰られん。1時間くらい残り、切りのいいところまですませる。この調子やと明日はもっと残業時間が長くなるかな。定休日にもサービス出勤して準備をせんとあかんやろうと、今から覚悟している。1学期末は同僚にいろいろと世話になったので、今回は意地でも問題なく評価を出さんならんと、固く決意しているのです。
 相変わらず寒く、バスがなかなか来ないのでしんどい。帰りの地下鉄では考え事をしていて一駅乗り過ごし引き返したりと、かなり疲れているなあと実感。帰宅後すぐ夕食。食後は社説のダウンロードや読書。明日もひたすら仕事の予定なんで、早めに寝んとなあ。
 元阪神タイガース内野手、コーチの榊原良行さんの訃報 に接する。享年74。死因は肺炎。
 私が中学生のころ、社会人野球から即戦力として入団し、藤田平さんが故障で欠場した時などで起用され、巧守巧打でその穴をよく埋めた。二塁に入ることも多く、吉田義男さんの1度目の監督時代、渋い脇役として活躍した。
 そのころ、京都の藤井大丸でタイガースの選手のサイン会が催され、中学生の私は一人で会場に行った。佐野仙好さん、川藤幸三さん、そして榊原さんら4人の選手が並んで司会のミスタートラ(当時、サンテレビ制作の「ガッツ・タイガース」という番組があり、そこに出演していた人です。この方の歌うた六甲颪が長らく甲子園球場で使用されていた)さんと軽妙なやりとりをしていた記憶がある。榊原さんは特に女性に人気があり、川藤さんや佐野さんの時には聞こえなかった女性の歓声が響いていたのを思い出す。連名でサインしてもろうた色紙は大事にしもうてある(ちなみに、翌日同じ場所で当時ジャイアンツのエースやった小林繁さんのサイン会があり、G党の友人の付き添いみたいな感じでそちらにも行ったけれど、サインはもろうてない。まさかタイガースに来ることになるとはその時は夢にも思わなんだ)。宇田投手とのトレードでファイターズに移籍し、タイガースでは味わうことのなかった優勝(ただし後期優勝だけでプレーオフでは負けたんやなかったか)も味わうことができた。
 いつも素手で短めにバットを握り、バットを折るような打ち方はせず、松脂で握った部分が真っ黒になっていた。決して派手ではなかったけれど、玄人好みのする名手やった。そして当時から私はそういう選手をよう応援していた。代打の切り札の桑野議さんとか、代走屋の佐藤正治さんとか。いやもちろん、田淵さん江夏さんといったスター選手も応援していたし好きやったよ。そやけど、野球はスター選手だけでやっているんやない。榊原さんたちみたいな地味ながら堅実なプレーをする脇役がいてこそチームが強くなる。それは今季のタイガースの優勝を見たらようわかるね。
 指導者としてはタイガースやファイターズのほか、ドラゴンズ、さらには台湾でも長くコーチをつとめた。それだけ、そのプレーは技術に裏打ちされたものやったんやなあと懐かしく思う。タイガースが優勝したのを見届けてから亡くならはったんやろうか。きっと後輩たちの姿を頼もしく見てはったに違いない。
 謹んで哀悼の意を表します。

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:スポーツ

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。