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まず隗より始めよ [時事ネタ]

 まず隗より始めよという。何かをなそうとするなら手近なところから実践しなければ物事は動かないということですな。
 というわけで、広島県の知事は自分が育児休暇をとることによって、後に続く者が出やすくしようとしたんやろう。これは戦術としては決して間違うてないと思う。
 そしたらわれらが知事がクレームをつけた。
「知事は世間知らずだ」
 自分が率先してやるよりも法整備をしっかりとするのが先決やというわけですな。一理あるとは思うけれど、いくら法整備をちゃんとしても、誰かが先鞭をつけんとその法もただの飾りになってしまう。
 知事というトップに立つ者がその法を利用するからこそ、その部下も、また民間の企業に勤める人も利用しやすくなるんやなかろうか。
 そこらあたりの人情の機微というものがわかってないわれらが知事の方が、私には世間知らずに見えるんやけど、如何。

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佐渡裕が語るバーンスタイン [音楽]

 NHK教育テレビの「知る楽・こだわり人物伝」で、指揮者の佐渡裕さんがレナード・バーンスタインについて語っている。全4回のうち2回目まで見たんやけど、これがすこぶる面白い。なにしろ晩年のレニーに師事し、直接さまざまな言動に触れてきた人の語りだけに、レニーの人柄や音楽に対する姿勢、そしてその豊かな音楽性を肌で感じることができる。佐渡さんは関西人なんで、さすがにサービス精神も旺盛で、楽しくわかりやすく話してくれるのも嬉しい。
 2回目で終生のライバルと自他ともに認めていた帝王カラヤンとの対比などを語っていたけれど、これがまたわかりやすく示唆に富んでいた。カラヤンは自分の手のうちにあるオーケストラを指揮しつつ、ここぞというところで開放し、自分が振っていた理想のオケと目の前にある現実のオケを一瞬にして一つのものにする。レニーは楽団員一人一人に声をかけながら、それぞれの音楽を最初から開放させておいてひとつのものにまとめ上げていく。
 アプローチの方向性は正反対なんやけれど、求めるところは同じやったという佐渡さんの言葉に、「そうやったんか」と気づかされた。
 この「こだわり人物伝」の語り手は時には「なんでこの人が」と思うような人に語らせたりすることもあるけれど、今回の人選はベストやったと思いますね。残り2回(4回目は未放送)も実に楽しみ。クラシック音楽の楽しみ方がより深くなる。明日書店に寄ってテキストを買うてこようかな。

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星野仙一の退団 [プロ野球]

 星野仙一阪神タイガースオーナー付きシニアディレクター(なんちゅう肩書きや)が退任した。東北楽天ゴールデンイーグルスの監督になることが予想されている。
 星野さんがタイガースを離れて寂しく思う人もいてるやろうけれど、私はそのことについては寂しさはないのですね、実は。星野さんはあくまでもドラゴンズからお借りした方という認識やったから、いずれはドラゴンズにお返しせねばならんと思うていたわけです(私ゃオーナーか)。寂しいのは、ドラゴンズに帰るんやなくてゴールデンイーグルスに行かはるということかな。帰るべき場所のない寄る辺なき身にはなってほしくないですからね。
 星野さんには感謝の念でいっぱいであります。ダメ虎を優勝できるチームに変身させてくれたこと、さまざまな言動でタイガースをローカルなチームから全国区のチームに押し上げてくれたこと、などなど。もっとも北京五輪の監督の時はタイガース優勝に欠かせない戦力やった新井さんを酷使して後半戦を棒に振らせ、タイガースもまた歴史的な大逆転で優勝を逃してしもうた。あの時は怨みましたぞ。
 それと、ご本人は本意やないやろうけれど、岡田前監督との確執が噂され、球団フロント内に星野派と岡田派ができたとか週刊誌に書かれるようなことになったのはまずかった。これは多分に岡田さんにも原因があるのかもしれんけど。そのせいで監督になる準備もなにもでけてなんだ真弓さんが監督になるというようなことになった。それも新旧交代という一番難しい時期に。
 そういう意味では功罪相半ばというところかもしれんけれど、すべて2003年の胴上げの記憶がぶっ飛ばしてくれますね。とにかくあれは嬉しかった。18年ぶりですもん。
 というわけで、イーグルスではぜひチームを活性化させてパ・リーグを面白くしてください。できれば岡田監督率いるバファローズ戦でのエキサイティングな戦いを期待したい。もとタイガースの監督どうしが、別のチームで優勝争いをし、そして一部でボロカスに叩かれている真弓監督率いるタイガースと日本シリーズで対戦してほしいものです。4位のチームを、先発投手ががたがたに崩れた状態であるにもかかわらず2位に押し上げたのは監督やコーチの力もあると思いますが如何。
 とにもかくにも、星野さん、ありがとうございました。

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ナンドッグ・カレー味 [日常生活]

 午前中は起きてこの間にたまりにたまった録画した番組を見まくるつもりでありました。
 無理でした。何本かは見たのです。「仮面ライダーオーズ」やとか「天装戦隊ゴセイジャー」やとか「満福少女ドラゴネット」などを見て、昼食をとった時点でスイマーが眠りの波とともに押し寄せてきたため、午後からはひたすら午睡。ただただ午睡。とにかく午睡。
 夕食は、文化祭で生徒がつくったのを妻に話していたため、妻がでは家でもとナンとカレーを買うてきてくれてフランクフルトをはさみ、「ナンドッグ・カレー味」を賞味。文化祭では業務スーパーで食材をほとんどそろえたけれど、妻も業務スーパーでわざわざ食材をそろえてくれたんで、文化祭では食べそこねた「ナンドッグ」の味を確かめることができた。
 実においしゅうございました。そら午前中で完売したはずや。
 だいぶ寝たけど、疲れは取れず。あと2日くらい休みたいものです。

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本格ライトノベル [読書全般]

 本日、「たちよみの会」。「フランソワ喫茶室」で歓談し、「ジュンク堂」で本を見て、そこから夕食。そこでも歓談。
 そこで出た話題が「本格ライトノベルとはどんなもの」という定義です。ライトノベルの定義そのものもなかなか難しいのでありますが、ああだこうだと話していて、「読んでいる時は面白く、シリーズが続いている時はよく売れて、アニメ化もされる。ただし人生の深みも濃いテーマも提示されない。作家よりもイラストレーターが注目される。そして、アニメが終わりシリーズが完結されるとともにあっさりと忘れられ、すぐに絶版となり、作家は次のシリーズをはじめている」というようなものではないか、ということになりました。具体的な作品名も出たけど、ここには書くまい。
 楽しい気持ちになり帰宅。今日はタイガースの勝敗に関する情報をシャットダウンして、録画しておいたCS第一ステージ第2戦を見る。
 楽勝パターンやったのに。信じられんような展開でタイガースは負けた。これで今季のタイガースの試合はすべて終了。しばらく脱力して動けず。見たものが現実のものと受け入れられん。
 パソコンに向かう気力もなかなかわかんかったけど、やっとこさこうやって日記を書いている。
 それにしてもきついなあ。勝ってたんやけどなあ。もう何も言葉が浮かばんわ。

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疲労が疲れたのかなと思う [日常生活]

 文化祭も無事終わり、帰宅してタイガースの試合を録画したのを見て消化不良の塊みたいな試合やったのでますます疲労が疲れた。明日も外へ外出するのですから、とっとと睡眠を眠ろう。馬から落馬、腹を切腹、一番ベスト、過ぎた過去。
 つまりまともな文章など書けないのかなと思います。あの「~かなと思います」の連発というのはいらいらするね。断定を避けるな。と言いつつも、言葉というのは伝染する。自分も無意識のうちに使うていたりして、それに気づいた時に自己嫌悪におちいる。こまったものです。いやべつに特定の人のことを批判しているわけではありませんって。

 明日10月17日(日)は「たちよみの会」例会です。ご参加をお待ちしています。

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触っていい? [日常生活]

 今日、文化祭に、産休を取っている同僚がやってきた。臨月でございます。おなかはまんまるで、腹帯で固めております。
 もともと親しく話をする相手やったので、つい気軽に「触っていい?」と言うてしまいましたが、あの臨月のおなかって、見てたらむしょうに触りたくなりませんか? 妻にこの話をしたら、彼女もやっぱり「うんうん、触りたくなる!」と言うておりました。助平な気持ちは一切なし。純粋に触りたい、なでたい。
 妊婦さんも、この時ばかりは「いいよお」と言うておなかを突きだしてくれる。昨年やはり臨月の教え子が用事があって学校に顔を出した時もそうやった。よう考えたら(考えんでも)ふだんならお年ごろの女性に「おなか触っていい?」なんて聞いたら「いやらしい!」と軽蔑されると思うんやけど、臨月というのはなんか違うんやなあ。もうすぐ産まれるという時点で、なんか違う「性」になってるんかもしれんなあ。
 というわけで、臨月のまんまるおなかをなでて、なでてる私もなでられてる彼女も、まわりにいた他の同僚たちもみんなにこにこしていたのでありました。
 生命が誕生するという営為はそれだけでその場の空気を変える見えない力を宿しているのかもしれん。そんなことをふと思うたのでありました。

 10月17日(日)は「たちよみの会」例会です。ご参加をお待ちしています。

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ナンを求めて [教育]

 明日から2日間文化祭なわけですが。
 いろいろと事情がありまして、午前中は原チャリで大阪府万博市の業務用スーパー2軒、万博市の西の端と中央という距離の離れた2軒をはしごしまして、昨日急遽電話で取り置きをしてもろうたナンを購入する。約220枚。箱ひとつとスーパーの大袋5つ。スクーターの足元に箱を置き、買い物袋を引っ掛けるフックに2袋、用意していたナップザックに1袋。ハンドルを握る両腕に各1袋ずつという無理な体勢で運搬。
 ほんまは担任がしゃしゃり出るようなまねはしたくないんやけど、諸般の事情でせっぱつまっていたのでやむを得ず、ということ。
 やっとこさ仕事が終わりへろへろになりつつも、帰宅途上大きく回り道をして家電量販店で一番出力が弱くて一番値段の安いオーブントースターを購入。野口英世先生お二人でおつりがくるという大特価。なぜそんなものを買うことになったかというと、まあ諸般の事情があるのさ。
 というわけで疲れました。

 10月17日(日)は「たちよみの会」例会です。ご参加をお待ちしています。
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顧問は印刷屋 [教育]

 私の勤務校は生徒は職員室に入ったらあかんことになっている。かつて荒れていた時代の名残やないかと思われる。
 職員室の奥に印刷室がある。
 これが問題なんですわ。
 というのも、私が顧問をしている「漫画研究部」の文化祭向けの部誌の印刷は経費節減のため学校の印刷室にあるリソグラフで刷ってるからなんですね。今年は部員も多くそれぞれがちゃんと作品を提出したから、めちゃめちゃページ数が増えた。できたら部員といっしょに印刷をしたいんやけれど、なにしろ職員室の奥ですからね。職員室に入ったらあかんということは、その奥の印刷室なんかもってのほか。
 というわけで、明日は文化祭の準備をする日なので、そこで製本をやるためには今日中に刷りあげなあかん。リソグラフというのは簡易印刷機なので、ベタ塗りなんかやられた日には輪転機のドラムに紙がべったりと巻きついたりしてしまう。そのたびにドラムを引き出しては紙をドラムからはがしたりせなならん。
 そうならんようにいろいろと工夫をしてるわけではあるけれど、とにかく時間がかかる。
 それに加えて担任クラスの模擬店に関係する生徒の相談に乗ったりひとつのことに集中してはいられん。
 へろへろになってなんとか刷り終え、へろへろになって帰宅。文化祭本番は金曜と土曜。テレビアニメでは文化祭は高校生だけでプロみたいな屋台を出したりしているけれど、あんなん嘘。別に私のようにへろへろになった教師を描けとはいわんけど、せめて担任や顧問の教師がちゃんとバックアップしている様子なんかちょろりと入れるだけでリアリティが増すのになあ。

 10月17日(日)は「たちよみの会」例会です。ご参加をお待ちしています。

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ぼやき日記も14年目 [日常生活]

 昔、筒井康隆さんのエッセイで「自分は分裂症的な性質なので、躁鬱にはならない」という趣旨の文章があったことを記憶している。なんというエッセイやったかは忘れた。「狂気の沙汰も金次第」やったかなあ。
 その文章を読んでいて、自分もどちらかというと分裂症的な性質なんやないかと漠然と思うたことも覚えている。
 ストレスが重なってきつくなっても、基本的に「仕事をやめたい」とか「俺は世の中にとってなんの役にも立たん人間と違うか」「生まれてきてごめんなさい」みたいな落ち込み方はしたことがない。
 また仕事がきつくてやめたいと思わないこともないんやけれど、その場合、「売れっ子の物書きになってそっちの仕事が忙しくなったらやめたる」と妄想を抱く。落ちこむこともあるけれど、そんなときはたいてい「俺にはこの仕事が向いてないだけで、実はタレントになった方がよかったのかも」みたいな落ちこみ方になる。逆にハイテンションになって勢いに乗ってむちゃくちゃ張り切るということも、実は少ない。なくはないけど、「そんなに張り切ったら後ろの席のあの人が鼻で笑うのと違うか」というような妄想を抱く。
 去年精神的に苦しい時期を乗り切ったのは医師の処方で飲んだ薬が効いたのと、脳内で人には言われんような妄想を思い浮かべては虚しくストレスを解消していたからなんやないかと思う。
 知り合いに「中高年鬱症」らしき人がいててしばらく仕事を休むらしいけれど、自分にはないものだけにどう対処してええかようわからん。ただ、なんとか乗り切ってすぐに社会復帰してほしいなあと思うのみ。親しい人が落ち込んでるのを見るのは辛いものです。
 あ、そういえばこの方は10年間ずっとweb日記を更新し続けてはったのに、8月末から1ヶ月半、更新が途絶えている。鬱状態になったからなにも書けなくなったのか、書くのをやめてしもうたからストレスがたまりまくって鬱状態になったのか。どっちなんやろう。
 そう思うと、たとえこんなくだらんブログでも毎日なにかを書き続けているというのは大切なことなんやなあ。ちなみにこの日記は10月9日でまる13年をクリアし、10月10日から14年目に入った。なんとなく書かんと落ち着かんので書いているけれど、やめたらあかんのかもなあ。

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