花戸小鳩と花登筐 [テレビアニメ]
BS2で始まった「こばと」というアニメを見る。
主人公の女の子は魔法の国みたいなところからきて人間の世界で人の傷ついた心を癒すことによってポイントをため、自分の願いをかなえる、というような話。
で、その主人公の名前が「花戸小鳩(はなとこばと)」というのね。最初耳にした時、「花登筐(はなとこばこ)」と聞こえて耳を疑うた。
「花登筐」というたら、往年の脚本家。「番頭はんと丁稚どん」「頓馬天狗」のコメディをはじめとして、「どてらい男(ヤツ)」「あかんたれ」「ぬかるみの女」などなど一時は花登筐脚本のテレビ番組のない日はないというくらい大量に、しかもとにかく力技で視聴者を引き付ける作品を生み出していった傑物ですわ。なんていうか、わざわざこんな説明を書かんとわからん人の方が増えてきてるんやろうなあ。
「こばと」の原作はCLAMP。漫画家集団のグループ名ですから、中には関西出身の方もいてるんやろうし、私らと同世代の方もいてるんやろうと思う。そやなかったら「小鳩」という名前の女の子にわざわざ「花戸」なんて姓をつけるわけないと思うよ。偶然にしてはできすぎですもんね。
しかし、主人公が「花戸小鳩!」とフルネームで呼ばれるたびに、「私の裏切り裏切られ史」という週刊誌連載で死の直前まで怨念をぶつけ続けたおっさんの顔が浮かんでしまうので、これはもうかなわんことです。「花戸小鳩」の声をあててる花澤香菜さんは「花登筐」のことなんか知らんのやろうなあ。
主人公の女の子は魔法の国みたいなところからきて人間の世界で人の傷ついた心を癒すことによってポイントをため、自分の願いをかなえる、というような話。
で、その主人公の名前が「花戸小鳩(はなとこばと)」というのね。最初耳にした時、「花登筐(はなとこばこ)」と聞こえて耳を疑うた。
「花登筐」というたら、往年の脚本家。「番頭はんと丁稚どん」「頓馬天狗」のコメディをはじめとして、「どてらい男(ヤツ)」「あかんたれ」「ぬかるみの女」などなど一時は花登筐脚本のテレビ番組のない日はないというくらい大量に、しかもとにかく力技で視聴者を引き付ける作品を生み出していった傑物ですわ。なんていうか、わざわざこんな説明を書かんとわからん人の方が増えてきてるんやろうなあ。
「こばと」の原作はCLAMP。漫画家集団のグループ名ですから、中には関西出身の方もいてるんやろうし、私らと同世代の方もいてるんやろうと思う。そやなかったら「小鳩」という名前の女の子にわざわざ「花戸」なんて姓をつけるわけないと思うよ。偶然にしてはできすぎですもんね。
しかし、主人公が「花戸小鳩!」とフルネームで呼ばれるたびに、「私の裏切り裏切られ史」という週刊誌連載で死の直前まで怨念をぶつけ続けたおっさんの顔が浮かんでしまうので、これはもうかなわんことです。「花戸小鳩」の声をあててる花澤香菜さんは「花登筐」のことなんか知らんのやろうなあ。
アーサー王子は嫌われもの [テレビ全般]
愛すれどTigers「スワローズとの直接対戦は五分に」を更新しました。
土曜出勤の代休日。
飲みに行ったり甲子園に行ったりテレビを見まくったりと負荷の掛け過ぎで午後からはダウン。
夜はナイターもないので、妻と新番組のイギリスドラマ「魔術師マーリン」というのをBS2で見た。若き日のアーサー王を補佐し、一人前にしていく魔術師マーリンの物語。とにかくアーサーがわがままで嫌われもののアホという設定がええなあ。イギリスのドラマというのは単純なスーパーヒーローを決して描こうとせんのがよろしいな。
マーリンは呪文も唱えず物を動かす魔法が使えるということで、「これってエスパーやん」と看破した妻は偉いなあ。ファンタジーやなくSFドラマになるんやろうか。それはさすがにありませんか。
土曜出勤の代休日。
飲みに行ったり甲子園に行ったりテレビを見まくったりと負荷の掛け過ぎで午後からはダウン。
夜はナイターもないので、妻と新番組のイギリスドラマ「魔術師マーリン」というのをBS2で見た。若き日のアーサー王を補佐し、一人前にしていく魔術師マーリンの物語。とにかくアーサーがわがままで嫌われもののアホという設定がええなあ。イギリスのドラマというのは単純なスーパーヒーローを決して描こうとせんのがよろしいな。
マーリンは呪文も唱えず物を動かす魔法が使えるということで、「これってエスパーやん」と看破した妻は偉いなあ。ファンタジーやなくSFドラマになるんやろうか。それはさすがにありませんか。
甲子園で立浪コール [プロ野球]
昨日は休日出勤で午前中は前期末考査最終日。午後は中学生向けの学校説明会で体験授業。夜は産休をとらはる同僚の歓送会。お開きの時間が予想より遅かったのとビールをしこたま飲んだのとで、帰宅してからタイガースの負けた試合を試合開始から終了まで通して見て、そこでギヴアップ。日記はとても書かれませんでした。

で、今日は午後から今季甲子園の最後の公式戦を見に行った。これは私の毎年の恒例行事。とはいえ、最終戦にあったなんともいえない寂寥感はなし。そらもう激しい3位争いをしてますから、観客席も熱気むんむん。上の写真は試合終了後、タイガースナインがマウンド付近であいさつしているのを携帯で撮影したもの。ね、内野席がぎっしりでしょう。

こちらは一塁アルプス席からスコアボードを撮った写真。ライトスタンドも立錐の余地なし。むろんアルプスもいっぱい。
今日の相手はドラゴンズ戦。今季限りで引退する立浪選手が打席に入ったら、360°ものすごい拍手。試合終了後にタイガースの桧山選手が花束を渡すなどのセレモニーが終わり、立浪選手がレフトスタンドの前まで行って関西のドラゴンズファンにあいさつしたら、タイガースファンが「たっつなみ、たっつなみ」と大コール。斜め後ろにいたおっさん(最後の最後でチューハイのコップをこかして人の鞄を酒臭くした奴。せっかくの楽しい気分も台無しになった)が「立浪はこっち出身やからなあ」とでかい声で言うておった。そんな理由づけはいらんやんか。球界の功労者として純粋にねぎらう、それでええんと違うか。
もっとも、帰りの電車でいっしょの車両にいた名古屋から来たと思しきドラゴンズファンが「あんなコールをされてもなあ。ナゴヤドームで井上の引退セレモニーの時に六甲おろしを歌われたのがひっかかってるから、素直に喜べんわ」とかいうてた。あの試合はタイガースが勝ったんやから、ファンが喜んで六甲おろしを歌うてもかまへんやん。そしたら、甲子園で例えば金本が引退セレモニーをする試合でドラゴンズが勝ったら、ドラファンは「燃えよドラゴンズ」を自粛するのかなあ。そんなはずないと思うよ。
というわけで、立場が変わると見方も変わる。おもしろいもんです。そやけどタイガースファンは純粋に立浪コールをしたんやから、そこは素直に喜んでほしいところではあるよね。

で、今日は午後から今季甲子園の最後の公式戦を見に行った。これは私の毎年の恒例行事。とはいえ、最終戦にあったなんともいえない寂寥感はなし。そらもう激しい3位争いをしてますから、観客席も熱気むんむん。上の写真は試合終了後、タイガースナインがマウンド付近であいさつしているのを携帯で撮影したもの。ね、内野席がぎっしりでしょう。

こちらは一塁アルプス席からスコアボードを撮った写真。ライトスタンドも立錐の余地なし。むろんアルプスもいっぱい。
今日の相手はドラゴンズ戦。今季限りで引退する立浪選手が打席に入ったら、360°ものすごい拍手。試合終了後にタイガースの桧山選手が花束を渡すなどのセレモニーが終わり、立浪選手がレフトスタンドの前まで行って関西のドラゴンズファンにあいさつしたら、タイガースファンが「たっつなみ、たっつなみ」と大コール。斜め後ろにいたおっさん(最後の最後でチューハイのコップをこかして人の鞄を酒臭くした奴。せっかくの楽しい気分も台無しになった)が「立浪はこっち出身やからなあ」とでかい声で言うておった。そんな理由づけはいらんやんか。球界の功労者として純粋にねぎらう、それでええんと違うか。
もっとも、帰りの電車でいっしょの車両にいた名古屋から来たと思しきドラゴンズファンが「あんなコールをされてもなあ。ナゴヤドームで井上の引退セレモニーの時に六甲おろしを歌われたのがひっかかってるから、素直に喜べんわ」とかいうてた。あの試合はタイガースが勝ったんやから、ファンが喜んで六甲おろしを歌うてもかまへんやん。そしたら、甲子園で例えば金本が引退セレモニーをする試合でドラゴンズが勝ったら、ドラファンは「燃えよドラゴンズ」を自粛するのかなあ。そんなはずないと思うよ。
というわけで、立場が変わると見方も変わる。おもしろいもんです。そやけどタイガースファンは純粋に立浪コールをしたんやから、そこは素直に喜んでほしいところではあるよね。
環境にやさしい五輪大会とは [スポーツ]
スワローズが勝手にこけてくれたので、明日の直接対戦でタイガースが勝ったりなんかしたら、3位争いについてはかなり有利になる。ふっふふふふ。
それにしても東京にオリンピックを誘致するのに環境問題で訴えるという石原都知事や鳩山首相は何か間違えてるんやないかと思う。基本的にはスポーツの競技会なんやから、施設設備をアピールしたり選手村の治安の良さを自慢したりというようなことでPRせなならんのと違うん。
地球環境に貢献するオリンピックというのは、例えばマラソンで沿道の観客に紙製の旗を配るのを禁止するとか、そういうことかな? 私はアホやからようわからんのですが。どうせみなさんがこの日記を読んでる頃には投票結果はわかってるんやろうけれど、落ちたとしたらたぶんこの的外れなアピールに原因があるんやろうなあと思うよ。
それにしても東京にオリンピックを誘致するのに環境問題で訴えるという石原都知事や鳩山首相は何か間違えてるんやないかと思う。基本的にはスポーツの競技会なんやから、施設設備をアピールしたり選手村の治安の良さを自慢したりというようなことでPRせなならんのと違うん。
地球環境に貢献するオリンピックというのは、例えばマラソンで沿道の観客に紙製の旗を配るのを禁止するとか、そういうことかな? 私はアホやからようわからんのですが。どうせみなさんがこの日記を読んでる頃には投票結果はわかってるんやろうけれど、落ちたとしたらたぶんこの的外れなアピールに原因があるんやろうなあと思うよ。
戦力外という響き [プロ野球]

阪神タイガースが来季の戦力外となった選手の第一陣を発表した。その中には一時は先発ローテーションにも入ったことのある中村泰広投手(写真上)や、15歳でドラフト指名され「ワンダーボーイ」と命名された辻本賢人投手(写真下)が含まれている。どちらも故障がちで戦力として多くは望めず、今季は「育成枠」という一軍に上がることのでけへん選手として登録されていた。

新しく選手をドラフトで獲得するためには、これ以上多くを望めんという選手の首は切っていかんならん。それがプロというもの。「無事これ名馬」という言葉やないけれど、故障に強いというのも一流選手になる条件のひとつやから、中村も辻本も、それが欠けていたということになる。
中村は自ら現役引退を表明している。年齢も30歳と、転身するならここが限度というラインでもあるし、まあいうたらプロとして一軍のマウンドにも上がり勝ち星も記録し甲子園で大観衆の前でヒーローインタビューを受けたこともある。こちらも「惜しかったなあ、もうちょっとで一軍定着できる選手やったのになあ」と労をねぎらうこともできる。
問題は辻本で、いうたらタイガースは大きな実験というか賭けというか、いちかばちかで指名したけれど、将来性という点では年齢が若い分だけ高校出の選手よりも賭けてみる値打ちありと思うたんやろうね。それでも結局同級生が入団してきた時に、先にプロ入りしていただけの力の差をつけることがでけなんだわけで、賭けは失敗したということになるのか。こういう選手には一度でええから甲子園のマウンドを、一軍選手として踏ませてやりたかったなあと思うのですね。

二軍の試合とはいえ引退セレモニーをしてもらえた秀太内野手(写真上)なんか若手のホープとして期待され、引退する時も胴上げまでしてもろうた。そういう意味では秀太は幸せな選手人生やったと思うで。
ドラフトまでに、まだまだ「戦力外」を通告される選手はあがってくるやろう。寂しい響きやけれど、愛するタイガースの一員やったということを、どんな選手であれ忘れんようにしておきたいものです。