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断りの電話 [教育]

 今日は来年の鑑賞会に向け、見積もりを依頼したいくつかの劇団に対し、決定したこととお断りせんならんことについての電話をかける。ほんまは一本釣りみたいに一つに決めて見積もりを依頼し、最初からそこにという形で進めたいところなんやけれど、それはしてはならんのです。たとえ本命の劇団のお芝居があっても、複数の候補をあげて、ちゃんとした理由をつけた文書を残さなならんのです。
 つまり、同じ担当者が毎回同じ劇団とばかり契約したりすると、癒着しているとみなされなくもない。たとえそんな意図はなかったとしても、ちゃんとよく似た条件のものの中から選ばなならん。公文書としてそれをちゃんと開示できるようにしておく必要があるわけです。そやから、見積もりを出してもらいながら、断らなならんということになる。
 ひとつの公演というのはそこそこの金額になるから、劇団側としたら採用されるかどうかはかなり大きいし、多くの学校に採用されているということが劇団の評価にもなってくるやろう。
 それだけに、御断りの電話はやはり気を遣う。こういう電話、苦手ですわ。こちらから見積もりをお願いしといて、断るわけですからな。もちろん前もって断ることもあると納得してもらった上でやから、悪いことをしているわけではないんですけどね。でも、断ったお芝居かて、私としてはどこが選ばれてもおかしくないものを選定しているわけで、できたら見積りをお願いしたお芝居をすべて生徒に見せたいと思うくらい。そやからよけいに断るのが辛いのですよ。
 維新系の吹田市長が、特定の業者に発注したあとで他の業者に見積もりを出させていたという事件があったけれど、後からアリバイ作りのために使うた業者に対して後ろめたさはなかったのかしらん。そんな気の遣い方なんてしてたら政治家なんてでけんのかもしれんなあ。

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