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ジェリー・アンダーソンの死 [追悼]

 今日は朝から年賀状の宛名書き。約半分を書き終えたところで昼食。書き疲れていたので、残りは明日。宛名書きだけは気持ちをこめて毎年手書きなのです。これだけは変えたくない。
 午後から書き終えた年賀状の投函と買物のために外出。
 寒いねえ。
 駅前のじっちゃんの本屋でお年玉用の図書カードを買う。これもこの店と決めている。少し大きめの本屋も駅前にできたんやけれど、個人営業の本屋を応援する気持ちをこめて、同じものが手に入る場合はじっちゃんの本屋で買うことにしているのです。これも変えたくない。
 帰宅後、夕刊でイギリスのテレビプロデューサージェリー・アンダーソンさんの訃報に接する。享年83。
 ジェリー・アンダーソンというたら「サンダーバード」。昔は綴りをローマ字読みして「ゲリー・アンダーソン」というてた。まあ、これはようある話で、「グレアム・ベル」を「グラハム・ベル」と呼ぶのと同じですな。それはともかく、他にも「キャプテン・スカーレット」やら「謎の円盤UFO」やらあったけど、「サンダーバード」が一番面白かったよなあ。
 子ども心に、人形の口が動いたり、瞳が動いたりするのに驚いたりしてたし、なにより全体の動きが独特で、マリオネットの伝統を踏まえた動きやったんやなあと気がついたのは大人になってから。
 メカのデザインがかっこよかったですよ。サンダーバード2号の発信する場面で、ヤシの木が一斉にバサバサっと倒れるところが大好きやった。あと、噴出口を受けるために鉄板やったかが地面から出てくるのも、理にかなっていると感心したりしていた。
 近所の友だちが「サンダーバードひみつ基地」のでっかいおもちゃを持ってるのが羨ましくてねえ。私も親にねだったけど、かなり高かったらしく、2号と4号のプラモデルをなんとか買うてもらえたのを覚えている。
 今見ても、映像のクオリティの高さは驚くばかりやし、ストーリーもよく練られていて、演出もスリル満点。私らの世代にとっては「ゲリー・アンダーソン」という名は憧れの的やったなあ。日本の円谷英二系の特撮とはまた違う、スマートなかっこよさがあった。
 たくさんの夢を与えてくれたアンダーソンさんに感謝、の一言であります。
 謹んで哀悼の意を表します。

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