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小林泰三特集 [SF]

 やっとこさ金曜日。朝、家を出た時にはほとんど雨なんか降ってなんだけれど、お山の学校に着くころには結構な降り。
 午前中は掃除用具チェック表の配布など。午後からは入試の最終点検と合格発表の準備。それが終わってからはほとんど仕事にならず。定時まで粘り、すぐに退散。
 月曜からは3月に変わってる。しんどかった年度もあと1ヶ月で終わる。今はもうカウントダウン状態。
 してSFマガジンの「小林泰三特集」を読む。
 彼は死んだんや、ほんまに。なんで新刊を贈ってくれへんのやろうというような気についなってしまうけれど。牧野修さん、北野勇作さん、田中啓文さん、我孫子武丸さん、田中哲弥さんによる追悼座談会を読んでいると、京フェスの合宿で冬樹蛉さんたちといっしょにその話を聞いているような気がしてきた。この話の輪の外から冬樹さんや私がちゃちゃを入れてないのが不思議なくらい。というか、小林さんがいてへんのはなんでやという気になってくる。
 ああ、彼はもういてへんのやなあ。
 いっしょにシュールストレミングという臭い缶詰を食べた時、「あ、げっぷ出た。またげっぷ出た」といちいち言うのに哲弥さんがつっこんでたこととか思い出す。楽しかったなあ。
 菅浩江さんと林譲治さんがSF大賞を受賞したし、もうそろそろ小林さんの番やないかと思うても、来年に特別賞かなんかが出るくらいやろうしな。それを本人が受け取ることはでけんわけで。
 早川でも創元でも角川でもどこでもええから単行本未収録のものをまとめて一冊にしてほしいなあ。
 妻とまた小林さんのことについて語りはじめたりする。
 もし私が原稿依頼をされていたらどう書いたかな。書き出しはこうなるか。
「彼は義憤の人でした」
 嘘じゃありゃせんほんまやで。
 あらためて、合掌
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