「日本の伝統」の正体

　保健室での１年も今日で終わり。明日からは転勤１年目に過ごした職員室に移ることになる。ただ、どの席かまだ不明なので、宿替えは明日。今日は不要になったものをまとめて廃棄したりして過ごす。
　転勤していく方たちが何人かあいさつに訪れたりする。前任校では年度末最後の日には玄関で去りゆく人たちを送り出し儀式みたいなものがあったので、いちいちあちこちにあいさつに行ったりはしなかったなあ。
　定時に退出し、帰宅してからは追っかけ再生でプロ野球中継を見る。タイガースは連敗。サトテルは早くも厳しい攻めに苦しんでいる。これをどう乗り越えていくか。
　昨日はこの日記を書いていたら突如ネットにつながったのでこれまでアップロードできなかったコンテンツを急いでアップしたりした。このまま今日も……と期待はしてなんだけれど、モデムのガイドランプがついているか確認したら点滅していた。昨日のあの接続はなんやったのか。土曜にはプロバイダの担当者が見に来るので、それまでは辛抱。
　藤井青銅「『日本の伝統』の正体」（新潮文庫）読了。いわゆる保守派の人たちが「伝統を守れ」と言うている事柄は、だいたい江戸末期か明治時代に始まったものが多いということをいろいろな文献から示していく。中には戦後や昭和の終わりに「伝統」の衣装を着て登場したものもあったりなんかする。著者によると「伝統」というものは本人を入れて三世代くらいの間で作られていくものなんやそうです。肩のこらない読み物にはなっているけれど、ここで読み手に突きつけられるのは何もかも鵜呑みにせずしっかりとその正体を見極める姿勢というなかなかに重い課題やね。

防災カレー

　大相撲小言場所「春場所をふりかえって～照ノ富士、大関再昇進への優勝～」 を更新しました。

　愛すれどTigers「サンズ、佐藤輝、陽川、マルテのホームラン攻勢で開幕３連勝」を更新しました。

　今日は新年度の１年生担任の先生たちに交じり、遠足の下見。私は副担任が予定されているんやけれど、準担任的な扱いになる予定なので、声がかかったというわけ。大阪府北部のお山の学校から２台の自動車に分乗して大阪府南部の貝塚市にある野外活動センターまで行く。まさに大阪大縦断。
　施設の説明などを聞いたりしたあと、野外調理上で「防災カレー」の調理に挑戦。飯盒炊爨といきたいところやけれど、防災教育とコロナ対策で、カレー作りも様変わりです。
　小袋に一合の米を入れ、水を入れて密封。別の小袋にカレールーのかけらとウィンナーソーセージなど食材を入れ、やはり水を入れて密封。私は昔とった杵柄というのか、養護学校時代の林間学校や前任校の新入生合宿でさんざん薪の火起こしはしてきているので、若手の先生方に指導を兼ねて着火したりする。煮立った鍋の湯に米の小袋と具の小袋を入れて３０分ほど加熱。これを皿にあけるとなんとおいしいカレーのできあがり。災害で避難している時などに、簡便にカレーライスを作れるようにと工夫されたもので、これはええ勉強になった。お山の学校に帰るころにはもう退勤時間が迫っていて、事務作業を少しばかり残業ですまして帰宅。
　夜はナイター中継を見る。
　疲れたけれど、来年度に関わる同僚たちと良好な関係も築けたし、ほんまによかった。

琴剣の死

　ちょっとばかり仕事の上でへこむことがあり、週明けから嫌な気分。こんな気分を抱えて新年度を迎えなければならないのかと思うと、早期退職ということも頭をよぎる。仕事というのはやはりやりがいがないとなあ。もう少しいい気分で４月を迎えたいものです。
　相撲漫画家、琴剣淳弥さんの訃報に接する。享年６０。死因は非公表。
　漫画の得意な現役の力士がいるということで、まだ佐渡ヶ嶽部屋の力士やったころからスポーツ紙にマンガルポなどを描いていたけれど、そのころは特にうまいとは感じでなんだ。幕下に上がることもできないままに現役を引退し、ちゃんこ屋で修業をしながら相撲雑誌に漫画を描いていたけれど、まだそれで食べられるほどにはならず自らちゃんこ屋を開いていた。
　ただ、内容は相撲部屋で生活した者にしかわからん独自のもので、そのうちに画力も上がり、相撲協会公認漫画家になったころには、一枚絵もプロのものとして見られるほどになっていたから、努力の人やったことがうかがえる。
　取材しただけではどうしても力士の生活というものに嘘っぽいものが出てくるけれど、琴剣さんのマンガルポは実録のストーリーものでも、その力士の息遣いまで感じられるまでになっていて、これはもうもと力士でないと描かれへん世界。特に数年前まで相撲雑誌に折り込み付録としてついていた力士の似顔を使うたカレンダーは出色。稀勢の里の横綱昇進記念に作られたジャポニカ学習帳の表紙も迫力のある土俵入り姿で非常によかった。
　相撲に特化した漫画家ではあったけれど、心から相撲と力士を愛しているから、私たちのような相撲ファンには欠かせない漫画家やった。
　まだ６０歳。これからまだまだ相撲の世界を奥深く描いていってくれたやろうと思うと、その死は辛い。大好きな相撲と漫画を仕事にできたというところでは少しうらやましくもあるけれどね。
　謹んで哀悼の意を表します。

モデム交換はしたけれど

　午前中は例によってアニメと特撮漬け。午後からは午睡はせずラジオとスマホでプロ野球中継を視聴。タイガースが開幕３連勝。セ・リーグ単独首位だ。ヤッホー。
　ＮＴＴからモデムが到着したのですぐに交換。ネットに接続したのでメールチェックとサイトのトップページの更新をした。これで今日から快適なネット環境が戻ってくるかと喜んでいたが、これがとんでもないぬか喜び。すぐにネット切断してしまい、何度かモデムの電源を切って差し直したりしたけれど、昨日までと全く変化なし。あの一時接続はなんやったんや。
　一度パソコンを切って録画した相撲中継を見る。照ノ富士の優勝はもう昨日の段階で予想できていたところですね。
　夕食後、パソコンを立ち上げるけれど、ネットの状況は変わらず。一応「大相撲小言場所」は書いたけれど、今日はアップロードできそうにないなあ。
　スマホにFTPアプリは入れたけれど、サーバには接続できず。自宅のパソコンしかアップロードでけんのですね。難儀なことです。
　明日にでもまたＮＴＴに電話してみよう。モデムを変えてあかんということは、マンションの設備に問題があるのかもしれんし、そうなると工事をしに来てもらわんならんな。
　あの、わずかな時間だけつながったのはなんやったんやろうか。

輝明初安打初アーチ

　今朝はまず「おちょやん」を１週間分見る。藤山寛美をモデルにした人物の登場や岡田嘉子の亡命をモデルにしたエピソードなど盛りだくさん。
　昼前に出て、月例の京都の医者行き。暖かかったこともあってか阪急の特急もけっこう混んでいた。診療後、どこにも寄らずに帰阪。帰路、体が重く、帰宅してすぐに午睡。
　夕刻起きてきてまず録画した相撲を見る。高安が土俵際に翔猿に足を蹴られて逆転負け。３敗で照ノ富士が単独トップに。このまますんなりと優勝しそうやなあ。まあ１１勝したし、文句なく大関には再昇進するやろう。
　それからやはり録画しておいたプロ野球「スワローズ－タイガース戦」を見る。ＢＳ１なんで、安心して午睡していたのです。佐藤輝がプロ初安打を神宮球場のバックスクリーンに放りこむ。この新人のすごいのは、ダイヤモンドを一周している間も涼しい表情やったこと。新人のプロ入り第１号ホームランやったら、夢中でダイヤモンドを走り、満面の笑みでホームインし、興奮しながらダグアウトのチームメイトに迎えられるというのが普通で、実際スワローズの新人元山がやはりプロ入り初ホームランを放っているけれど、負けている展開にも関わらずまるでサヨナラホームランでも打ったみたいに喜んでいた。
　サトテルは違うんやなあ。悠々とホームインしたあと、オープン戦と同じような感じでゴリラポーズしてたもんなあ。ヒーローインタビューこそ緊張していた感じはあったけれど、初々しく何を言うてるのかわからんみたいなのもなかっただいたい「今年こそ優勝」なんて言葉は新人のものやなくて何年もそのチームでプレーしている選手が使うものでしょうか。
　サトテル、子どものころからのタイガースファンなんやねえ。ファンとして毎年優勝してくれと応援してたから「今年こそ」なんて言葉になるんやな。

輝明の初ヒットはお預け

　掃除用具の点検など仕事の合間にＮＴＴコミュニケーションズのヘルプデスクに電話をする。モデムに信号を送り反応を確認し、ネットから切断されていることが判明。日曜にはかわりのモデムが送られてくるということなので、うまくつながれば日曜日にはもとどうりインターネットが使えることになりそう。もっと早く電話しといたらよかったんやけれど、仕事が忙しくてその時間も作られなんだもんなあ。
　定時に退出して、帰宅するとすぐに追っかけ再度でプロ野球の開幕戦を見る。カンテレの放送なので延長はなく、最終回だけスマホのＤＡＺＮに切り替え。
　始まったんやなあ。タイガースはスワローズに辛勝。しかし１点リードの場面で新人の石井大をマウンドに送りこんだり、同点の場面でホークスを戦力外になったのを拾いあげた加治屋を投入したりと、矢野監督の思い切った采配には驚かされた。佐藤輝は犠牲フライでプロ入り初打点を記録。代打で出た中野がプロ入り初安打と、新人を積極的に起用しているのは見ててわくわくするね。
　野球のあとは相撲。高安と照ノ富士が３敗で並ぶ。いよいよ優勝争いはわからなくなってきたぞ。

モデムとルータ

愛すれどtigers「2021年を黄金時代の始まりに」を更新しました。

　朝から雨。午前中は休んでもええかなと思いつつも出勤。休憩時間を使うてNT Tコミュニケーションズのヘルプデスクに電話した。
　マンションの場合、VDSL形式のモデムとルータを使用してインターネット回線に接続してるんやけれど、どうもそちらに原因があるんやないかという回答。たしかに、１０数年前にマンション全体てインターネット対応をすることになった時、物入れのところにモデムとルータを設置した。で、以来今まで点検も交換もせずずっと同じものを使い続けている。
　たまたま非常事態宣言の時期と重なったのか、非常事態宣言のために回線の使用者が一気に増えて、その影響でモデムに不具合が出たか、やな。機械が老朽化していることは間違いない。
　そうかあ。モデムとルータかあ。すっかりその存在すら忘れていたよ。物入れに入れっぱなしなんで、ふだんは全く目に入らんもんね。とりあえず帰宅してからモデムが正常に動いているかを確認して再度連絡することになった。具合が悪かったら、新しいものと交換が必要かと。スマホで調べたら、モデムとルータがレンタルの場合、老朽化などが理由であれば、無料で新しいものと交換してくれるみたいなんで、明日、時間があればまたヘルプデスクに電話してみよう。
　いつも回線がいっぱいいっぱいというのは変やなあと思うていたからね。とにかくというネットにつながらんというのはパソコンでは致命傷やもんなあ。

鶴竜引退

　今日は入試二次募集者の合格発表と説明会。私の学校保健主事としての最後のお役目である「健康の記録」の書き方説明をする。午後からは社会科の会議。来年度の自分の持ち科目が決定。旅なんかめったにしない私なのに、何が何だかという感じで２年間引き受けた「旅発見」は他の先生が担当してくれることになった。保健室に戻ると、校長がやってきて私のポジションについてなんやかんやと説明。正式な発表は明日になるけれど、概略が見えてきたのでほっとした。今日も疲れが取りきれず、定時に退散。
　帰宅後は録画した相撲中継を見る。高安は正代の前にがちがちになり完敗。そうやった。これで高安は何度も優勝を逃してきたんやった。
　鶴竜の引退を報じている。日本国籍を取得した時点で引退は近いと思うていたけれど、結局それから一度も本場所の土俵に上がることなく横審の引退勧告を受ける前に自分で結論を出したということなんやろう。
　ただ、やはり１日だけでも出場してファンの記憶に残る「最後の一番」を見せてほしかった。鶴竜もそれを見せたいがために引退を先延ばしにしていたんやろうね。
　古くは大鵬が貴ノ花に敗れた相撲。千代の富士は貴花田に敗れた一番が引退の引金になった。その貴乃花は安美錦との一番を最後に引退。大横綱の引退にはドラマがある。そのドラマを作れないまま土俵を去る鶴竜。となると、白鵬はどうなんやろうか。来場所は全休して七月場所の出場を公言しているけれど、その時の相手は誰になるのか。できれば伸び盛りの若手に敗れ、潔く引退という形になってもらいたい。一度復活優勝し、翌場所に引退なんていうのやとドラマチックやけれど、そんなベタな展開はまあなかろうな。

早退、爆睡

　朝から疲労の極み。日曜の墓参疲れや、昨日の二次入試の緊張感などが原因かな。
　とりあえず出勤して様子を見、仕事が新たに入っていなければ早退することにした。年休をほとんど消化してへんしね、今年度は。
　で、出勤して感じた。１日もたない。すぐに午後からの年休をとり、午前中は事務作業をするけれど、これも睡魔との闘いになったりと、一向にはかどらない。幸い、今週末の出張の話などを受けることができたりしたので、出勤したかいはあったか。
　昼食をとって速攻退出。乗り継ぎもよく、予定よりも早く帰宅。すぐに寝床に入り、爆睡。とにかく眠かった。
　夕刻起きてきて、録画した相撲中継を見る。高安が安定した相撲で貴景勝を下す。明日は正代。この調子やと、高安の相手になりそうに力士はいてへんな。優勝を意識し過ぎて自滅、ということがないようがんばってほしい。
　パソコンを立ち上げたら、しばらくはネット切断していたけれど、けっこうすんなりと接続。実は昨日の夜も０時半ごろにつながったので、トップページなどを更新できた。ネットがこういう状態なのはうちだけやないやろうから、どこかプロバイダに連絡した所帯があったのかもしれんな。この調子で毎日接続できたらええんやけれど。

舞の海さんの予想

　今日からお山の学校は入試の二次募集者対象の試験。というても学科試験は行わず、面接のみ。午前中はずっと入試業務。午後から少し事務作業をするけれど、すぐに合否の判定会議。
　午後からはその手順のための会議。保健室に戻り、パソコンの前で睡魔に襲われる。昨日の墓参の疲れが取れてへんのです。なんとか睡魔にうちから、もたもたと事務作業をしていたら、外は明るいのにもう定時を過ぎている。お彼岸ですもんね。陽が長くなってるんですわ。切りのいいところまでやってしまい、予想外の残業をして帰宅。
　帰宅後、夕食をとりながら録画した相撲中継を見る。１敗を守って単独トップに立った高安が快勝。１差で照ノ富士と千代の国が追う展開に。このまますんなりといかんかもしれんけれど、高安の優勝が見えてきた。場所前、相撲雑誌でもと若の里の西岩親方と舞の海さんが予想対談をしていて、西岩親方が大栄翔の連覇、舞の海さんが高安と優勝予想をしていたけれど、舞の海さんの予想が当たりそうやないですか。次号の対談で舞の海さんがドヤ顔をするのかどうか楽しみです。そのためには高安に優勝してもらわんと。
　それにしても大関時代、あれほど優勝争いをしつつも常にチャンスを逸していた高安が、これほど自信に満ちてトップを走っているというのも皮肉なこと。さて、後半戦はどうなるのかな。