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強さのインフレ [漫画]

 少年ジャンプ的エスカレートものというのは苦手であるなあ。
 主人公が戦いの中で強くなっていき、最強になったかと思うとそれよりまた強いのが現れ、修行かなんかをしてさらに強くなりやっつける。
 あの修行というのがあかんのです。新しい必殺技とかいうのもうけつけない。そやかて、理屈がないんやもん。強いという要素だけがインフレーションを起こしている感じか。
 さらに、新しい敵に対する戦いにあまり作戦がない。勝とうと思うなら作戦を練って、相手の裏をかいたり、あるいは相手のスタミナを無駄に使わせて弱らせたり、弱点を徹底的に攻めたりなどなどいろいろと作戦が必要でしょう。
 なーんも考えんとただひたすら真っ向から戦い続ける。それがジャンプ流、なんやろうけど、私にはあわんなあ。
 そやからというて三国志演義の諸葛孔明みたいに打って打つ手が魔法のようにずばずばあたるというのも面白くなかったりするわけですけれど。
 これはつまりSF的なものからは一番遠いということやからかもしれません。
 私「どんなに大きくなっても僕らはアトムの子ども」ですからね。

 2月20日(日)は「たちよみの会」例会です。ご参加をお待ちしています。

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方便 [時事ネタ]

 もし北の湖親方が、「裁判で『八百長はない』と言ったのは方便だったんですよ」と言うたり、春日錦が「『八百長なんて知らない』と書いた書類に署名したのは方便だったんです」とか言うたりしたら、さらに協会はバッシング雨あられ状態になるよね。そんなもん考えるまでもないことですわ。
 考えるまでもないことであっても今ごろ「あれは方便でした」とかしれっと言うてしまう元首相なんて人がいてるんやからなあ。まああの方の考えていることは常人にはようわかりません。
 そういう意味ではわれらが知事も菅丞相もかなりわかりやすい物言いをするんやなあと、改めて思う今日この頃でございます。

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25年目 [SF]

 今日から明日にかけては大阪の公立高校の出願日。授業のない時間には願書の受付業務をひたすらこなす。
 疲れました。
 帰宅したら、今年のSF大会の案内がポストに。ありがたいことに今年もゲストとして呼んでいただけるのであります。今年こそは久々に参加したいなあ。
 ところで、今年でSF大会は50回目なのですね。ということは、私と妻が知り合うきっかけとなったSF大会「Daicon5」からちょうど四半世紀ということになる。私たちは全く別のルートから大会スタッフに誘われてスタッフのお仕事をし、大会が終わってすぐにつきあいはじめたのであります。
 そうかあ、あれから25年もたつのかあ。四半世紀の記念の年ということで、今年の大会にはやはり参加せんならんと思うてみたりする。
 私や妻を大会に引っ張り込んだ人々は今でもプロ、アマそれぞれの立場でSFにかかわっておりまして、つまり私らの人生はSFによって動かされ、形作られてきたようなものでありますね。これって、因果応報? ちょっと違うか。

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情の濃い「肝つぶし」 [演芸]

 去年の夏、桂文珍独演会 で三遊亭好楽師匠の「肝つぶし」が陰な感じやったので、はて、「肝つぶし」いうたらこんな陰な噺やったかいなと気になりつつも特に上方落語の方で確かめるということもしてなんだんやけれど、今日のお昼にNHK教育テレビの「日本の話芸」で桂ざこば師匠の「肝つぶし」を放送するということで録画し、夜に聞く。
 恩と情愛の板挟みになった男がたまらず涙するというざこば師匠の演出が非常にええ感じで、陽気な噺やないけど、情の濃いええ落語やないですか。これは東西の違いということもあるかもしれんけど、ざこば師匠の人(ニン)というもんなのかもしれんなあ。恩人の息子のためなら自分の妹に刃物を向けようと決心しつつもいざ妹の寝顔を見たらそうもいかん。ぐっと緊張したところへざこば師匠本人にぱっともどって「できまへんで、ほんまできまへん。よめはんやったらぐさぐさぐさっと……いやあ、できまへんできまへん」と一瞬緩和させる。その間のよさ。「笑いは緊張の緩和」あるいは「間と呼吸」というのを地でいってます。ここで観客は一息つくから、修羅場が陰惨にならんのですな。
 ああ、よかった。半年前に味わった後味の悪さをやっと口直しできたという感じですわ。噛もうがトチろうがそんなことはものともしないざこば落語の味やね。ひさしぶりにざこば落語を生で聞きたくなったなあ。まあ今月いっぱいは労働で手いっぱいなんでそんな余裕はないか。中止になった春場所のかわりに落語というのもええかもしれんなあ。

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神出鬼没のお江さま [テレビ全般]

 今日は午後から雪。大阪市内で3cm積もったと夜のニュースで言うておりました。大阪市内で3cmいうたら大変なことでっせ。しかも降りはじめの時間帯、私は当番で正門におりまして、遅刻早退生徒の関所の番人をしておったのじゃ。
 めぐりあわせの問題ではありますが、こういう日にあたると「ついてないな」と思わずにはいられんね。
 夜は昨日録画した大河ドラマ「江」を見る。
 いくらなんでもお江さま、あっちこっち行き過ぎでしょう。本能寺の変の時は徳川家康について堺におり、有名な家康の伊賀越えにつき合うて(まだ前髪を垂らしたお子様が!)なんとか伊勢に戻ったら、野武士と交渉して明智光秀のところに行き光秀に本能寺の変を起こした真意を問うんやからすごいぞ。わずか10歳くらいの女の子がそこまでするとはさすが織田信長の姪である!
 そこらへんの忍者でもできそうにないことをやすやすとやってのけるスーパーお姫様がこののち戦国武将の姫として時代の波に翻弄されるまま次々と嫁ぎ先を変えさせられるなんて信じられんぞ。このお姫様なら自分がこれと見こんだ武将のもとに嫁ぐために秀吉や家康と直談判し、自分の思いを貫くやろう。
 脚本の田渕さんには悪いけど、戦国時代をなめてません?
 もっとも、お江役の上野樹里ちゃんなら何をやっても大丈夫みたいな気がするからすごい。役者が脚本を食うてますな。
 というわけで、今後もスーパーお姫様の神出鬼没の活躍からは目が離せないのであった。あとはいつお茶々姫の宮沢りえ様がスーパー奥方様として大活躍するか。無表情で一切演技というものをしないお市の方には早々に退場していただきたいものです。別の意味で目立ち過ぎて落ち着かんのですわ。

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一軍は遠い [プロ野球]

 さあ、練習試合とはいえ野球中継の始まりや。
 キャンプレポートだけやとすべてが順調にいってるみたいやけれど、実際に試合をしてみんとほんまのところはわからんもんな。
 しかも解説は現役を引退したばかりの矢野燿大さんや。初めての放送席や。もうわくわくしながら見てましたよ。
 負けたなあ。若手ばかりとはいえ、打線が全くの不発。期待の森田、野原将といったところのスイングはまるで狙い球を絞れておらず、これでは一軍は遠いなあ。矢野さんも「今のは凡打でしたけど、俊介のねらいはよかったですよ」なんてフォローをしてましたけどね。結果を出してなんぼでしょう。
 投手陣はまずまず。それでも、スワローズの一軍レギュラークラスの田中浩あたりには軽々と打たれてたからなあ。
 というわけで、今季最初の対外試合は0-5と完敗。若手がレギュラーの座を脅かすというところは見られず、残念やったなあ。
 とはいえ、試合を見られるというだけでもう嬉しいねえ。この3月は相撲が中止になっただけに、よけいに野球に楽しみを見出さんといられんようになってるからね。
 今日もしっかりゆっくり午睡して先週の疲れを取った。取った? 取れたかなあ……。まあテスト一週間前でもあるし、明日からもなんとかやらねばならんですよ。

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ツァラトゥストラを笑え! [読書全般]

 今日は完全休養日。
 休日はどうしているかなんてことはもう書かなくても毎日読んでくださってる方にはわかるね。
 テレビばっかり見てると頭が腫れるぞー。
 というわけで、午後はしっかり午睡。疲れがたまっているのであった。今日も爆睡。毎日こうだとこりゃ泣けてくる。
 夕方からは読書。昨日から読み始めた「ツァラトゥストラ(上)」をぼちぼちと。おもろい。ニーチェはツァラトゥストラを道化として描いているのか自分の思想の代弁者として描いているのか。まだ第一部の途中なんでようわからんけど、なんか力みかえって偉そうなことを延々と述べたあと、「ツァラトゥストラはこう言った」というオチを必ずつけているのが笑える。こんなに笑える本とは知らなんだ。
 もっとも、若いころに読んでたらまた違う感想をもったかもしれんけれど。
 最近「超訳 ニーチェの言葉」という本が売れているみたいやけれど、こういうものはちゃんと完訳したものでないとその面白さはわかるまいて。

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R-1ぐらんぷり2011 [演芸]

 今日は朝から大阪でも雪。午前中はテレビを見たり床暖房の上でぬくぬく寝たり。
 午後からは不祥事のため自宅謹慎した生徒の家庭訪問に。雪はやんでたけど、寒いから家を出るのをぐずぐず遅らせてしまう。外に出てしもうたら、あるいて体もぬくもるし、地下鉄など暖房はきいているからそれほど寒さに震えるというほどのことはなかったけど、それでも寒いもんは寒い。
 この時期、雪が振ることは珍しくないんやけどね。30年ほど前、大学入試のために四条大宮から立命館大学まで市バスに乗った時に、窓に雪が吹きつけていたのを今も覚えてるもんなあ。
 それなりに寒さは体にこたえていんやろう。家庭訪問から帰宅したらほっとしたのか疲れが出て午睡。爆睡する。
 夜は「R-1ぐらんぷり2011」を見る。ピン芸は審査員の評価も難しいんやと思う。優勝した佐久間一行という芸人さんの芸は私には合わなんだとみえて、なんで彼が優勝したのかようわからん。最初の井戸の妖怪のネタで、これは1回戦で消えるかと思うたら、トーナメント制のおかげか勝ち抜く。2回戦はスリムクラブ真栄田のペーソスあふれるネタの方がおもろいと思うたけれど、ネイティヴ・アメリカンみたいな扮装であまりうまくない紙芝居を見せるというネタで突破。決勝戦のAMEMIYAの人生の苦悩を絞り出すようなコミック・ソングの前に今度もあかんかと思うたが、最後だけはわかりやすい「中学生が昆虫の腹に触るのが気持ち悪い」というネタで、これは笑えた。そやけど、これやったらその前に敗れた他の芸人さんの漫談の方がおもろかったなあ。テレビ的に求められているキャラクター。ということか。吉本所属の強みなのか。
 決勝で負けたけど、インパクトはAMEMIYAの方が強かった。「冷やし中華はじめました」「Tokyo Walkerに乗りました」「この売り場から1等が出ました」という店頭の張り紙から妄想を広げ、人生の哀歌を切々と訴える笑いには、確かな構成力とドラマ性があり、大人向けの笑いやったね。
 つまり、今のテレビに求められているのは大人向けのほろ苦い笑い、ではないということを今年の大会でも教えてくれたということか。
 ま、大人の芸はテレビではなくライヴで楽しむべし、ではありますけどね。

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相撲ファンの生徒と [日常生活]

 勤務校の女子生徒に相撲好きの子がいてるという話を昨年度に同僚の先生から聞いた。相撲の話をする相手がいてへんという。私やったらなんぼでも、と言うてはいたんやけれど、授業等で接点がないもんで、なかなか相撲の話がでけなんだ。
 進路別説明会という企画で生徒の点呼をしに行ったとき、その生徒が私の割り当ての教室にいてて、少しだけ接点はできたものの、なかなか相撲の話をするきっかけはない。担任さんを通じて「喜多が相撲ファン」ということは言うてもろうていたんで、彼女も私のことはわかってはいたと思う。
 で、先日、車椅子の生徒の介助でエレベーター乗った時に、偶然その生徒も乗り合わせた。
「春場所、中止になるんかなあ」。
 水を向けてみた。
「私、見に行くつもりなんですよ」。
 食いついてきた。
「僕もやねん」。
「やってほしいですねえ」。
「ほんまやねえ」。
 その時はそこで私が目的階についたため話は終わったけれど、とりあえずきっかけはつかめた。
 で、今日の放課後。漫研の活動している教室で部員と話をしていたら、その生徒が入ってきた。その生徒は美術部なんですね。で、漫研とは行き来がある。
「中止になったなあ」。
「巡業も中止ですよ」。
「楽しみにしてたのになあ」。
「そうですよ!」。
 漫研の生徒たちはきょとんとしている。そらそうでしょう。何が中止になったんやら何の巡業なんやら、相撲に関心のない生徒たちにはわかるわけがない。
 というわけで、八百長による本場所中止という、いうたら相撲ファンにとってはものすごく残念な出来事がきっかけで、やっと相撲ファン同士の会話ができたのでありますよ。皮肉なもんですなあ。
 いやあ、ここまで書いてきて感じたんやけれど、まるで高校生男子が憧れの女の子となかよくなるきっかけをつかもうとしててやっと会話ができたみたいな展開やないですか。
 うーむ、ふだん話をするきっかけのない人となんとか人間関係をつくるということについては、それが趣味の世界やろうと恋の駆け引きやろうと根本はいっしょなんですなあ。

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指導でばたばた [教育]

 本日、生徒指導でばたばた。
 まあなんというか、不祥事。これ以上は書くわけにはいけません。
 で、担任である私も遅くまで残ったりあちらこちらに連絡したり。
 朝から体調不良で休みたいくらいやったけど、発熱もなかったし、とにかく出勤。年度末が近づくにつけ忙しくなるのですわ。
 帰宅したあとは動きたくないほど疲労困憊。職場では緊張感や責任感でなんとかもたしたんですけど、自宅では弛緩してしまうのですよ。
 緊張の緩和、ですけどね。これは笑いには結びつかんですわ、枝雀師匠。
 まあ、担任をもってたらこれくらいないはずがないというような「不祥事」ではあるのですけどね。でもないに越したことはないわけで、な。
 明日は処分の申し渡しで保護者にも来ていただくことになっている。
 早く寝てしまわねば。
 あ、もうじき日付が変わる。ああああ。
 おやすみなさい。

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