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清水富美加の出家 [時事ネタ]

 今日は朝刊は休刊。出勤時にコンビニで日刊スポーツの即売版を買う。一面は「清水富美加、出家」。スポーツ紙の一面を飾るほど知名度高かったっけと思いつつ記事を読む。
 出家というから尼寺にでも行くんかと思うたら、「幸福の科学」に出家するんか。両親も信者やったというから、二世信者ですね。まあ、その信仰が彼女の価値観になっているんやから、他人がとやかく言うことやないやろうとは思うけれど、契約不履行のまま出家して引退というのは、信仰が何であるかに関わらず、損害賠償を請求されても仕方ないと思うぞ。
 清水富美加は「仮面ライダーフォーゼ」に出てた時に知った。最近はNHKがよう起用しているなあと思うていた。実は教え子に彼女にそっくりな子がいてたんで、最初はその生徒の芸名かと思うたくらい。
 それにしても、「幸福の科学」か。私には個人的にはええ記憶のない教団ですね。四半世紀前、亀岡市内の中学校で講師をしていたときに、産まれて初めて「担任」なるものになった。その時のクラスに思春期分裂症とのちに診断されることになる生徒がいて、隣の席の子にいきなり物を投げつけてみたり、両腕で顔をはさみこむようにして自分の殻に閉じこもったりした。何度も保護者と懇談もし、カウンセリングを受けるようにと勧めたりもしたけれど、母親はそれを拒んだ。そして言う。
「幸福の科学の信仰をもっと深めれば、きっと良くなると信じています」。
 私は翌年は産休講師で同じ学校に勤めたけれど、その生徒は不登校となり、新しい担任の先生に聞くと「昼夜逆転の生活になり、夜は妖精さんとお話をして過ごしている」とのこと。
 母親からは「先生もこの本を読んで理解してください」と「黄金の法」なる本を渡された。読んでみたけれど、私には到底理解しがたい教義やった。信じたい人は信じたらええけれど、初めて受け持った担任のクラスの生徒に結局何もしてやれなんだという思いは今も残る。
 というわけで、清水富美加が出家しようがどうしようが勝手になされと思うんやけれど、それが「幸福の科学」というのを知ると、昔の苦い思いが蘇ってしまいなんか嫌な気分になるのでした。あくまで私個人の感想ですけれどね。

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