みんなではしゃげば怖くない

　やっとこさ金曜日。今日を乗り切ったら明日は休みと気力を振り絞って出勤。入試業務のほか、いくつか延び延びにしていた懸案が解決。これで安心して休める。
　帰路、電車でぐったりと座ってたら、ある駅で会社員たちの団体がどっと乗りこんできた。これからいっしょに飲み会に行くらしい。わいわいと楽しそう。それはよろしい。そやけどね、寄せ書きの色紙をまわしたりするのはやめてんか。あんたら高校生か。ええ大人が貸切でもないのに電車の中ではしゃいで、みっともないったらないですよ。おそらくこの人たちも、個別に電車に乗っていたらこんな真似はせんのやろうけれど、人間、集団になったら普通ならでけんことでもできるんですなあ。みんなで渡れば怖くない、いうやつですかな。
　彼らがいつ降りたかはわからん。わあわあ言うているのを横目に、私は力尽きたように居眠り。ふと気がついたら、窓の外の駅のホームの様子に見覚えが。おおお、乗り換え駅やないですか。今にも閉まらんとするドアに突撃し、無心で腕を突き出す。うまい具合にドアに挟まれ、いったん開いたところを降車。子どもは真似をしてはいけません。
　乗り過ごしたらますます帰宅が遅れるところやった。
　夕食後、サンテレビ「熱血！　タイガース党」を見たあと、小一時間ほど寝てしまう。床暖房のおかげで気持ちよいのです。少し寝たら楽になったけれど、でもまだ眠い。
　この１週間はほんまにきつかった。明朝は無理に早起きせんでも自然に目覚めるまで寝られると思うと、わくわくして寝られないのでございます。