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宍戸錠の死 [追悼]

 今日は授業ぱんぱんの火曜日。そのうえ昼休みに来校した保護者への対応で昼休みがまるまるつぶれ、昼食をとったのは授業と授業の間の10分休憩のとき。おにぎり3個でなんとかもたす。放課後、やっと一服つけ、すぐに会議。会議のあとは保護者対応の件で管理職と打ち合わせ。定時より少しだけ遅れて退出。下界に戻ると、帰路、内科に寄って鼻ポンプの診療の説明を受けたり、血圧の薬を処方してもろうたりする。調剤薬局で薬を受け取ってから帰宅。
 帰宅後は大相撲中継を録画で見る。十両の照ノ富士が10連勝。この勢いで再大関まで一気に駆け上がるとまた土俵が活気づいて面白くなるんやけどね。幕内では正代が松鳳山に圧勝。徳勝龍も千代丸を一蹴して1敗並走は変わらず。貴景勝は炎鵬を突き飛ばして2敗を守る。栃ノ心が朝乃山を投げ飛ばした相撲は、大関に上がったころの強さを思い出させたなあ。このまま正代と徳勝龍が勝ち続けるのか、のこり5日間、先が読めないのが面白い。
 夜は妻と「未来少年コナン」の再放送の録画を見、あらためて細部まできちっと設計されているのに感嘆する。
 俳優の宍戸錠さんの訃報 に接する。享年86。死因は非公開。私の世代やと日活時代の映画はあとからテレビなどでちょろっと見るくらい。それよりも「ゲバゲバ90分」や「カリキュラマシーン」でかっこつけてるおもしろい俳優さんというイメージの方が強い。「カリキュラマシーン」では「エースのジョー」ならぬ「エンピツのジョー」として登場し、鮮やかなエンピツさばきを見せてくれた。子ども向けの番組やからこそ手を抜かず楽しませてくれた。小林信彦さんの「日本の喜劇人」(新潮文庫)ではこのアクションスターのために一章をさいてはる。アクション俳優でありながら喜劇人。そこがすごい。NHKで放送された「警部マクロード」では主演のデニス・ウィーバーの吹き替えを担当。これがまたぴったりくる配役やったなあ。「刑事コロンボ」の小池朝雄といい、「シャーロック・ホームズ」の露口茂といい、あの時分のNHKの吹き替えの配役は豪華かつはまり役やったね。
 小林旭さんたちを引きたてるために頬をふくらませる整形手術をして、脇に徹することにしたという。それでも数多くの主演映画を撮っているんやからたいしたもの。そういうサービス精神旺盛な人やから、「ゲバゲバ90分」などのバラエティ番組(今のと違うて作りこまれたエンターテインメントですよ)などにも出演して、セルフパロディを演じたりできたんやろうなあ。嗚呼、またも昭和が遠くなる。
 謹んで哀悼の意を表します。

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