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江夏さんのタイガース愛 [プロ野球]

 今日のタイガースの試合、テレビ中継の解説は江夏豊さん。
 タイガースが中盤からまるで打てなくなったあたりから、いらつき始めているのがわかった。負けてる展開で勝ちパターンの投手を惜しげもなくつぎこむ真弓監督に「中継ぎのローテーションはどうなってるのか、真弓監督か久保コーチに直接聞いてみたいですね」と怒気を含んだ口調で言う。
 岡田彰布前監督が言うと、妙に生臭くなる首脳陣批判も、江夏さんの口から出る分には「よう言うてくれた」という気分になる。これは、江夏さんが自分にはもうユニフォームを着る機会は訪れないと覚悟を決めてるからやろうと思う。
 純粋にタイガースのことを思うているから自然に出る怒り。これが江夏さんのタイガース愛なんや。無私の愛なんや。
 岡田さんはもう一度監督をしたいという気持ちを隠せてへん。同じタイガース愛でも、無私の愛という境地には至ってへんように思う。

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気分は王政復古フランス [読書全般]

 愛すれどTigers「関本、必死のパッチでサヨナラ打」を新規更新しました。

 以前、この日記でスタンダールの「赤と黒」を読み始めたということを書いたけれど、先週の土曜日で読了し、今度は大デュマの「モンテ・クリスト伯」を読み始めた。文庫にして全7巻。昨年、岩波少年文庫版の抄訳を読んだんやけれど、朝日新聞の読書欄で筒井康隆さんが「完訳で読むべき」と書いてはったので、やはりここは完訳に挑戦することにした。
 こうなったらデュマの「三銃士」やオルツィの「紅はこべ」なんかも読んでみようかなあ。世界史の授業ではフランス革命からナポレオン時代、そしてウィーン会議から百日天下、王政復古に七月王政というところを4月からずっと教えてるんで、気分はもう王政復古フランス。
 なんて影響されやすいのかなあ。アメリカ史のところに入ったらスタインベック「怒りの葡萄」やクーパー「モヒカン族の最後」なんかに手を出しているかもしれんぞ。SF読めや。
 あ、この日記はベルリオーズ「幻想交響曲」を聴きながら書いてます。演奏はジャン・マルティノン指揮フランス国立放送管弦楽団です。そこまでそろえんでも。

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マイケルもファラも死んだ [時事ネタ]

 昨日、現代社会の授業の導入で「マイケル・ジャクソンが死んだよ」と話をふってみたけど、高校3年生の生徒たちはほとんど反応なし。
 たぶん「ファラ・フォーセットが死んだよ」とふってもなおさら反応はないやろうなあ。逆に、「誰ですか、その人?」と聞き返されたりするかもしれん。
 同じ時代を生きているようで、実は違う時間軸を生きていると実感するよねえ。

 明日は諸般の事情で更新はお休みします。次回更新は月曜深夜の予定。

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落語を理解できない高校生 [演芸]

 愛すれどTigers「野村監督の前で負け越し10に」を新規更新しました。

 「なにわ芸能研究」という授業では、4月からずっと漫才の歴史をビデオを見せながら教えてきた。もっともこれは生徒の食いつきをよくするために漫才を最初にやっていたということで、私としては本命は落語のおもしろさを高校生に知ってもらいたいというところにある。で、今週から落語。子ども向きにNHK教育テレビが制作した「えほん寄席」というビデオで桂文我師匠が絵本作家の挿絵のCGアニメーションに乗せて語った「運まわし」をまず見せる。落語入門としてはどうかという気もするんやけれど、まったく見たことのない生徒にいきなり落語家の高座を鑑賞させても食いつきが悪かったんで、去年からとりいれてみたもの。これで「落語が楽しみになってきました」なんて感想が返ってきた。
 次に初代春團治のSP復刻の音源を聞かせる。「きれいな音で画面のついたのを見たかった」と人の説明を聞いてへん感想が返ってきてがっくり。今の高校生にはテレビもビデオも録音テープもなかった時代のことなんか想像でけんのかねえ。
 六代目松鶴師匠はあえて「らくだ」などははずして、短めでしかもまだ口舌がしっかりしている時代の「酒の粕」を聞かせる。うまいことやろうとするたびに付け焼刃がはがれて失敗するという落語のパターンを知ってもらいたいということもある。
 続いて人間国宝米朝師匠の落語はよく考え抜いて落語らしくないけれどお話として楽しめる「天狗裁き」を聞かせた。繰り返しの面白さを理解できる生徒の感想はええんやけれど、「長いし、繰り返しがしつこい」なんて書いてあるとがっかりする。
 三代目春團治師匠の高座は毎年変えている。「お玉牛」を見せたり「いかけや」を見せたり「祝いのし」を見せたりしたけど、今年は怪談調の落語もあるということを知ってほしくて「皿屋敷」を見せてみた。ちゃんと理解しようという者は「幽霊が人間くさくて面白かった」などと書いているけれど、どうしても春團治師匠のぼそぼそと始める「いっぱいのお運びありがたく存じます」というあいさつで「退屈」と決めつける者がいるんやなあ。ちゃんと噺に入ったら盛り上がってくるよと言うてあるのに。最初の3分で集中力が切れてしまうのかなあ。テレビの細切れ漫才のせいかもしれん。
 五代目文枝師匠は落語のしぐさなどを楽しめる上に初心者にも分かりやすい「時うどん」を。これは短めの落語なんで比較的好評。そやけど「食べ真似が嫌いやし、落語嫌い!」なんて書かれるとどうしてええかわからんようになる。中には「おいしそうにうどんを食べるので私も食べたくなりました」と書いてくれる生徒も複数いてるんで、悲観するにはおよばんのですけれどね。
 今後は仁鶴「壺算」または「崇徳院」、枝雀「代書」、三枝「天満の白狗」、染丸「寝床」、ざこば「子は鎹」、吉朝「愛宕山」というラインナップを用意してるんやけれど四天王でもうついていかれんというような生徒にどこまで落語の魅力を伝えられるのか。毎年あれこれ考えながら演目を決めているんやけれど、難しいですなあ。
 いっそのこと、松鶴の「らくだ」、米朝の「たちぎれ線香」、春團治の「野崎詣り」、文枝の「三枚起請」、なんていう「わからん者はついてこんでええ。これがほんまもんや」というような本格的な演目を並べてやろうかと思う今日此頃です。
 落語の面白さがわからんと最初から決めつけているような感想を読むと、「もったいないなあ」と思う。それでもけっこうちゃんと面白さに気づく生徒もいてくれているのが救いか。まあ、枝雀師匠の落語でも笑わんようならあきらめな仕方ないんやけれどね。

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キタニウム・ネックレスで心の安らぎを! [時事ネタ]

 「ゲルマニウムブレスレット『疲労和らぐ』根拠なし」なんていう記事を見つけた。以下、読売新聞のサイトより引用。

“国民生活センターは25日、インターネット上で販売されているゲルマニウムの使用をうたったブレスレットの中に、ほとんどゲルマニウムを使っていなかったり、薬事法上問題のある表示をしていたりするものがあると発表した。
 同センターは、ゲルマニウムを100%近く使っているなどと表示して販売していた1万5000円以下のブレスレット12銘柄を2~5月に調査。その結果、6銘柄でゲルマニウムの含有量が1%に満たず、1銘柄では検出されなかった。また、ブレスレットは医療機器として認められていないにもかかわらず、5銘柄は「疲労を和らげる」「血液をさらさらにする」など、薬事法に抵触する恐れのある表示をしていた。
 同センターは業者に表示の改善を求めるとともに、厚生労働省などに指導の徹底を要望。消費者に対しては、「国内外の文献を調べたり事業者にアンケートをしたりしたが、ゲルマニウムの人体への効果を表す科学的根拠は確認できなかった。購入者は健康への効果を期待するべきではない」としている”

 というか、この手の商品のコマーシャルで、私はいまだかつて「科学的根拠」なるものを示したものにお目にかかったことがないんですけど。
 例えば「疲労を和らげる」効果についてやったら、どのような症状がどのように緩和されるかすら示してませんね。「効果はイメージです」とでも書いておいてほしいくらい。「血液をさらさらにする」やったら、血中コレステロール値がゲルマニウムによってどれくらい数値が変わったかなんていうようなデータを示して、それからなんでゲルマニウムにそんな働きをする力があるかを示してほしいところ。
 それよりもなによりも、この手の商品に「科学的根拠」があると信じている人がいるからこんなことが記事になるんやね。いやまあ「鰯の頭も信心がら」と申しますから。そやけどなあ、この手の商品てかなり高額で売買されてるぞ。信じている人がいてるということは、つまりだまされてるということやから、まあ言うたら「詐欺」ですな。
 私も新元素「キタニウム」合金の、心が安らぐ効果があるネックレスなんてのを売ってひとヤマ当ててみたいものです。それこそ誰も信じませんか。

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外国人選手名鑑 [プロ野球]

 今週の「週刊ベースボール」は、なんとこれまで来日した外国人選手全員の写真付き名鑑がついている。これまで同種の名鑑は「季刊ベースボールマガジン」では何度か掲載されていたけれど、「週刊」では初めて。思い切ったことするよなあ。
 私が子どものころに活躍していた選手(タイガースのカークランド、テーラー、アルトマン、ドラゴンズのマーチン、カープのマクガイア、ヒックス、スワローズのロジャー、マニエル、ホエールズのボイヤー、シピン、バファローズのジョーンズ、アンドリウス、ライオンズのビュフォード、アルー、ホークスのロリッチ、パーカー、ネトルス、ブレーブスのマルカーノ、ウイリアムス、オリオンズのラフィーバー、ファイターズのケキッチ、レイなどなど)なんて、ほんまに懐かしい。
 それにしても日本のプロ野球にはこんなに外国人選手がきて活躍したり期待を裏切ったり日本の生活になじんだり神のお告げで帰ったり(Q1これは誰のこと)地球の裏側に別なスポーツがあったと言うて帰ったり(Q2これは誰のこと)ロッカーにゴキブリがいると怒って帰ったり(Q3これは誰のこと)したんやねえ。
 残念なのは、さすがのベースボールマガジン社でも写真の残ってへん選手がいてること。戦前の日系ハワイ人の選手は難しいとしても、1970年代の選手やったら、スポーツ新聞社などに提供してもらうこともできるやろう。例えば太平洋クラブライオンズにいたジェナス選手なんか、九州の新聞社やったら探したら1枚くらいありそうなもんやけれど。「ベースボールマガジン」でこの名鑑が初めて掲載された時からずっと顔写真不明のままですぞ。いくら野球専門誌とはいえ独力ですべてをカバーするのはしんどかろう。ファンのためにも、より完全に近いものを残してほしいなあなんて思うのです。
 とはいえ、さすがベースボールマガジン社。よくぞここまでというくらい(二軍でしか出場のない選手、契約したけれど一度もユニフォームを着なかった選手まで掲載している)の労作です。別にベースボールマガジン社に頼まれたわけやないけれど、熱狂的なプロ野球ファンなら楽しめること請け合いですぞ。

A1:グリーンウェル(阪神)、A2:ホーナー(ヤクルト)、A3:マネー(近鉄)

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大阪ご当地ストラップ [日常生活]

 今日は知的障碍自立支援コースの生徒を連れて新大阪の駅まで行った。
 土産物のコーナーで、大阪名物にはどういうものがあるかを見てみよう、という社会の授業なのです。
 昔ながらの岩おこしや塩昆布をはじめとして、たこ焼き味のプリッツ、大阪チョコばななという洋菓子まで、まあいろいろと考えますなあ。大阪チョコばなななんて、東京ばな奈を茶化しているようにしか思われん。そういうつもりで製品化したんやなかろうけれど。
 ご当地ストラップもかなり種類が増えている。ハローキティやキューピー、カトちゃんくらいは以前からよく見て知っていたけれど、NARUTOにワンピース、ちびまる子ちゃんにアクビ娘ときたら、なんもそこまでキャラクターを増やさんでもと思うなあ。
 傑作やったのは目玉おやじのストラップ。いくつか種類があったんやけれど、並んだたこ焼きの中のひとつに目玉おやじの目玉があるというもの。間違えて食べたらえらいこっちゃ。まあストラップは食べませんけどね。
 昨年も同じ課題で別の学年の生徒を新大阪まで連れていったけれど、その時にはこんなに種類は多くなかったぞ。ということは、1年間でばかすかと新企画が通って一気に増えたということなんかなあ。
 それにしても大阪の土産物の泥臭いこと。昔ながらの菓子が多くを占める京都や、おしゃれな洋菓子がほとんどの神戸と比べたら、「たこ焼きまんじゅう」「あんプリン」「大阪城クッキー」などなど見るからにもっさりしたものが多すぎる。大阪のイメージというのはつまりこういうことなんかなあ。もっと違う面もあるんやないかと思うんですけどね。

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もう一度見たい落語家 [演芸]

 JOBKの「上方演芸ホール」でBKの倉庫に保存されている往年の名人の落語を放送し始めた。先日はBSで小文枝時代の五代目文枝師匠による「三十石」と六代目松鶴師匠の「高津の富」を、昨日は春蝶師匠の「植木屋娘」を放送してくれた。小文枝師匠の「三十石」は、喜六と清八の無邪気なやり取りが軽妙で絶品。松鶴師匠はもう口舌が怪しくなっている時期の高座なのが残念。でも富くじが当たった時の男の表情など、米朝師匠や文枝師匠とはまた違う動転の仕方でなんか一等がほんまに当たったらこないなるよねという説得力があった。春蝶師匠はできたら「昭和任侠伝」あたりを見たかったかな。
 来週は先代の歌之助師匠ということで、こちらは四天王クラスと比べるとめったに放送してくれないだけに、何をおいても録画せんといかん。
 私があと希望する落語のアンコール放送は、先代の小染師匠や、元気いっぱいの時の仁鶴師匠の高座ですね。もしかしたら昔BKで見た記憶のある可朝師匠の「住吉駕籠」なんかも放送してくれへんかなあ。
 あとはABCにも期待したい。「エキスタ寄席」でいろいろな落語家さんをゲストに呼んでいたしね。春輔(舶伝)師匠の高座なんか、若い落語ファンに見せてみたい。
 ええ企画なんで、どしどしやっていただきたい。また見てみたい高座はまだまだようけあるんやから。

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戦犯は真弓監督か [プロ野球]

 サンスポでは昨日のタイガースの敗戦で観客の声を拾っている。そして出た結論が、「戦犯は真弓監督」やそうで。まえもボロ負けの直後に同じことをして「虎ファン監督不支持率80%」という記事を書いていた。
 一方、日刊スポーツには絶対というてええほど「真弓監督退陣」を希望するような記事は出ません。
 サンスポは真弓監督が就任した時に、「虎のソナタ」という記者の動きを綴った欄で「真弓監督ってどんな人か話したことないんでわからない」というような記者の声を載せていた。
 一方、日刊スポーツは真弓監督大歓迎という感じの論調やった。
 真弓さんは昨年まで日刊スポーツ専属で野球解説をしていた。記者たちにはなじみもあるしよく知っている分応援したいやろう。サンスポの記者には縁がなかったと見える。というか、サンスポの虎番記者には真弓さんが大阪近鉄バファローズのコーチをしていた時の担当記者もいてへんのかな。
 スポニチには不思議と「真弓退陣せよ」という論調の記事は載ったことがない。デイリーの記事はチェックしてへん。そこまで暇ではありません。
 つまりサンスポはとにかく真弓監督にやめていただきたいという事情があるらしい。それがどういう事情かはわからんけれど。もしサンスポの希望している通り真弓さんが監督を辞めたとして、さて、誰を監督にしたいんやろうか。せっかくやめさせようとファンを扇動する記事を書くんやったら、それも書いてほしいところですね。
 私は真弓監督擁護派です。その立ち位置は変わらんよ。なんでかというたら。
 負けても負けても虎命。
 この程度の負けで文句を言うような鍛えられ方はしておりませんの。

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四季に異変 [季節ネタ]

 今日は夏至。
 夏至くらいの時期というのは、日照時間は長いけれど暑さはそこそこ、というか梅雨のせいで日当たりが悪く温度が上がらんというのが相場やったと思うのに。
 なんですかこの暑さは。30°C超えてますよ。今日は1日家でゆっくりし、風通しのよい部屋で午睡したりして養生したから、まだ最も暑い時間を心地よく過ごしたんやけれど。
 明日は雨の予報。雨は嫌やけど、朝から曇天やったりしたら、気温は今日ほど上がらずにすむやろう。
 それにしても、地球温暖化というけれど、ここ数年初夏とか梅雨時とかそういう四季をつなぐブリッジみたいな気候の時期がなんやしらん短くなってきているような気がする。というよりも、春や秋も短くなってきて、夏が早くきて遅く終わり、短い秋でつないで冬がえんえん3月の彼岸くらいまで続き、春かなと思うたらいきなり夏になっているというような、そんな感じがしませんか。
 これも地球温暖化の影響というのかな。それにしても俳句が趣味の方はさぞ困ってはることやろうなあ。私は句をひねったりしないんでわからんのですが。

 明日、6/21(日)は「たちよみの会」の例会です。多数のご参加お待ちしています。

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