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大津事件と文庫2冊 [読書全般]

 今日は完全休養日。朝はゆっくり起き、昼食後はたっぷり午睡。タイガースの試合が終わったあとでもそもそ起きてくる。なに、BS放送の中継は試合終了までやるから、安心して眠れたのです。
 試合はタイガースが先勝。今日も雨天の予報ながら昨日以上に降らず。明日は曇りのち雨という予報やけれど、試合はできそうな感じ。いやいやよかった。
 夕食後、録画してあったあにめ「クラシカロイド」を見たり、読書をしたり。
 吉村昭「ニコライ遭難」(新潮文庫)を読了。実は少し前に松岡圭祐「シャーロック・ホームズ対伊藤博文」(講談社文庫)を読んで、モリアーティ教授を滝壺に落としたあと、ヨーロッパを離れて日本にやってきたホームズが「大津事件」を解決するという筋立てが非常に面白かったんやけれど、「大津事件」については教科書の記述以上のことを知らんので、細かい部分でどこまでが事実でどこまでが虚構かわからなんだのです。そこで遅まきながら史実をきちっと描写する吉村昭ならば細かいところまでわかるやろうと、「ニコライ遭難」を読むことにした次第。日露戦争前の日本の状況などが非常によくわかった。
 が、読了してから「シャーロック・ホームズ対伊藤博文」の細部を覚えてへんことに気がついた。仕方ないな、もう一度読み返すか。
 パスティーシュを読む時は、原典を理解してへんと心の底から楽しめん、ということでありますね。

 明日10月15日(日)は、「たちよみの会」例会です。多数のご参加をお待ちしています。

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