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月亭可朝の死 [追悼]

 愛すれどTigers「小野、今季初登板初勝利」を更新しました。

 今日は午前中は始業式、午後は入学式。人権担当として両方の式で「いじめ防止基本方針」について説明する。そちらの仕事と並行して、奨学金関係の問い合わせやらなんやらと多忙。ひととおり仕事が終わり、仕事部屋に戻るとなんかぐったり。特に大勢の前で話をするのは疲れるなあ。気温も低く、体育館は特に寒かった。その影響もあるのかな。
 帰宅して、録画したアニメを見たり読書をしたり。
 パソコンに向かい新聞のサイトを開いてびっくり。落語家月亭可朝さんの訃報 に接する。享年80。死因は急性肺線維症。
 去年久々にCDとアナログレコードを出し、可朝健在を示したところやっただけに、ここからもう一度盛り返すかと思うてたんやけれどなあ。「嘆きのボイン」や「借金のタンゴ」など、今ならとても新譜として発売でけんような曲を歌う歌手としての方が印象に残ってる人もいてはると思うけれど、可朝さんはれっきとした落語家でしたぞ。
 カンカン帽に眼鏡、髭のトレードマークで高座に上がることもあったけれど、預かり弟子とはいえ桂米朝の一番弟子ですよ。私は残念ながら生の高座を見ることはなかったけれど、テレビで見た「住吉駕籠」などは落語家としての実力をいかんなく発揮してはった。
 月亭の屋号を復活させ、八方さんという人気者を育て、孫弟子の八天さんは文都の大看板を継いだ。可朝さんがええかげんな落語家やったとしたら、一門なんて作られんと思うよ。
 参議院選挙に立候補してみたり、賭博で逮捕されたりと落語以外の話題が多かったのは事実やけれど、新聞のサイトの訃報記事では“カンカン帽姿で奏でるギター漫談で人気を集めた”とまず書かれてしまうわけで、まあ落語家としては型破りではあるけれど。東京落語ではまずこういうタイプの落語家は出てこんかもね。
 一時期は仁鶴、三枝と並んで若手落語家の人気者とされてたりしたけれど、型破りな分、ファンを選ぶようなところがあったのかもしれんねえ。
 おそらく追悼番組なんかは製作されへんのやろうけれど、せめてNHKくらいはアーカイブの中から「上方落語の会」あたりでその高座姿をちゃんと放送してほしいものです。
 謹んで哀悼の意を表します。

 4月15日(日)は、「たちよみの会」例会です。多数のご参加をお待ちしています。

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