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空気を変えた男 [プロ野球]

 今日は年休……ではなく、カレンダー通りの週休であります。相変わらずテレビを見たり、午睡したり。
 午後はプロ野球中継。地上波ではなく、BS日テレで見る。地上波は放送延長がないのです。実況は同じ日テレでも地上波とBSでは別。地上波の解説は桑田さんと赤星さん。BSの解説は篠塚さん。音声だけでも地上波に切り替えれんもんやろうか。篠塚さんはあまり表現力が豊かやないんで、あれだけ卓越した打撃技術を持っていた人とは思われんほど平凡な解説。桑田さんも赤星さんも徹底した理論派で細かすぎるくらい。もうええからというくらいくわしく、わかりやすい。天才肌と努力家の違い、なのかな。
 BS日テレになると、地上波とは違いジャイアンツ一辺倒の実況にはならんのです。試合前半はタイガースがリードしていたせいかまるでサンテレビかというくらいタイガースの選手を主語に置いた実況をしていた。もしかして、アナウンサーは日テレの隠れタイガースファン? あえて名は秘す。
 タイガースが負けたんわけですが、あ、負けたなと思うたのは、ジャイアンツの上原投手が登板した時。明らかに球場の空気が変わったなというのが、テレビを通してでもはっきりわかった。マウンドに上がって投球練習をしている段階で、もう球場全体が上原の後押しをしているし、タイガースの打者はみんなそれまで手を出してもいなかった球に手を出して引っかかっているし。大山、糸原、高山といった若手にはあの空気はかなりきつかったのでは。あの回の先頭が福留さんやったらまたわからなんだけれどね。
 ジャイアンツは毎試合上原投手に投げさせたら全部勝つんと違いますか。その前に肩を壊してしまいますな。年齢的にも142連騰はきついか。

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打ち取った? [プロ野球]

 オープン戦首位のジャイアンツが1点しか取れず、最下位のタイガースが先発野手全員安打の13安打5点で沢村賞投手菅野を打ち崩す。日本テレビの田辺研一郎アナウンサーはよほどのジャイアンツファンと見えて、日テレ通常比1.5倍くらいのひいき放送。
 2回表、2死満塁でタイガース高山選手の打ったセカンドゴロは人工芝特有の高いバウンド。たとえカープの菊池内野手やったとしてもアウトにとれるかセーフになるか微妙な当たりやったのに、ジャイアンツの二塁は2年目で初開幕スタメンの吉川尚内野手。これは微妙な判定になるかなと息を呑んだその瞬間、田辺アナウンサーは自信満々に「打ち取った!」と絶叫。高山選手はヘッドスライディングできっちりセーフ。
 そのあと3回表に大山選手の2点本塁打で4点差をつけると、田辺アナウンサーの意気消沈ぶりたるやなかった。3回裏のジャイアンツの攻撃の時には前の回までのどの打者も必ずヒットを打つかのような実況が鳴りをひそめ、なんかもう淡々と状況を説明。試合終盤にジャイアンツ坂本選手のセカンドゴロを「センターに抜けるか?」とやったけれど、鳥谷選手のほとんど正面。トンネルでも期待していたのかしらん。
 いやあ、ABCはトラ番ですの朝日放送の中邨アナウンサーでもここまで極端なことはありませんぞ。あ、サンテレビの各アナウンサーは実況に関してはNHK並みに正確にきっちりとやってますからね。
 というわけで、田辺アナウンサーよりも時々表に出てくる副音声の亀梨くんのほうがよほど公平にプロ野球情報を伝えてくれていたのでした。
 池波正太郎「梅安冬時雨 仕掛人・藤枝梅安 七」(講談社文庫)読了。作者死去のため絶筆となった最後の長編は、前巻に続き仕掛人同士が狙い合う殺伐とした展開。おそらくこの展開ならば以降のシリーズも不毛な殺し合いが続いていたんやないか。「生きていてはためにならない人」を金をもらい殺しを請け負うというコンセプトなしでの「江戸の暗黒街」の抗争というようなシリーズになっていたなんて、想像もしてなんだ。テレビの「必殺」シリーズのようなパターンにならんようにしようとしてたらこうなってもうたんかな。なんか残念であります。

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大川で花見散策 [日常生活]

 今日明日は年休を取り、1年間の疲れを少しでも癒すことにした。朝食後、昨夜録画した深夜アニメ、「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」や「グランクレスト戦記」などを見る。今週の「ヴァイオレット」は泣かされなんだけれど、息もつがせぬアクションでこれまたおもしろい。「グレンクレスト」は総集編。原作者の水野良さんとは大学時代からの知り合いやからあまり悪くは言いたくないんやけれど、けったいなところが多々あり総集編を見たらなんとか理解できるかと思うて見たけれど、さらにけったいなところを発見してしまうという仕儀にあいなる。水野さん、ええ歳してこんなけったいな設定の小説書いてたらあかんで。同年代の上橋菜穂子さんのものすごくきちっとした設定のファンタジーを読んでいるから、よけいにそう思うなあ。
 昼食後、駅前の書店に行き、その足で遠回りをして大川沿いを花見をかねた散策。昨日、堀晃さんのweb日記を読んでたらそのあたりを歩いてはったので私も見に行きたくなったのです。

 川風にあたりながら、満開の桜を満喫。ここのところ仕事でパソコンのモニター画面ばかり見てた目に、少しはええもん見せてあげんとね。休みの日は毎日ごろごろ、はいかんもんなあ。ええ気分転換になりました。
 帰宅後少し午睡し、録画したアニメを見たりたまっているドラマ「西郷どん」を見たり。
 明日からプロ野球公式戦開幕。サンテレビ「熱血! タイガース党」の特番を見る。あらあら、福本豊さんも中田良弘さんもカープ優勝という予想。3連覇というのはできそうでなかなかでけんのですが、そこまで抜きんでて強いかなあ、カープ。福本さんのころの阪急ブレーブスほど抜きんでて安定した力はないように思うけれどね。
 ともあれ明日から始まるんやなあと、今からプレーボールを待ち切れんねえ。

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行きも帰りも遅い [日常生活]

 今日は朝からついてない。駅前のコンビニで弁当を買おうと棚を見たらおいしそうなバラ寿司を売っていたのでレジに持っていったら、賞味期限切れの処分品でレジが通してくれん。代わりの品を選んでいる時間がなかったので、カップめんの棚で目についた「ベビースターラーメン風味」のカップめんを買う。おやつカンパニーとエースコックのコラボ商品やった。そんなこんなでもたもたしていたら電車を1本逃してしまう。阪急に乗り換えると、淡路駅近辺で停車。どこやらの駅での事故のためしばらく淡路駅でストップ。10分ほど待って動いてくれたからよかったけれど、バスに乗り継ぐのに1本遅いのに乗ることになってしもうた。20分くらい遅く出勤。まあ、いつも余裕を見て出勤しているから延着証明を管理職に出すことなく定時に間に合うようには出勤できたけれど。しかしこうやってずれてずれてとなると仕事に入るリズムが作りづらくなるねえ。
 午前中は新年度に向けて奨学金関係のプリント作成。午後からは会議。今年度中に改定しなければならない「いじめ防止基本方針」について意見交換。明日から休みを取るので、改定したものを印刷して関係者に配布するところまでやってしまう。午後6時ごろ退勤。ああ疲れた。
 ところでベビースターラーメン風味のカップめんの味は、チキンラーメンそっくりでした。そらそうか。ベビースターラーメン風というからめんが細切れになっているのかと思うたら、ごく普通につながっておりました。もっとおもろいものかと期待したのがいけなかったのね。
 北原直彦「シャーロック・ホームズの蒐集」(創元推理文庫)読了。ほんまにドイルの原作を訳したのかなというくらいのパスティーシュ短編集、待望の文庫化。事件はいかにもドイルの好みそうなタイプの、少し変な出来事が、実は大事件につながっていたというようなものやったり、ホームズが肝心のところは隠して最後にパフォーマンスよろしく犯人逮捕という趣向まで、名うてのシャーロッキアンならではの佳作ぞろい。北原さんには今度はぜひ山中峯太郎風に同じ事件を書きなおすなんてセルフパロディをしてほしいなあなんて、無責任なことまで思うてしもうた次第です。

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外れる予想と外れない予想 [プロ野球]

 愛すれどTigers「2018年度、『執念』で優勝狙う」を更新しました。

 家の近くの公園の白木蓮は開き切ってしぼみ始めているけれど、お山の学校の近くの白木蓮は今が盛り。かなり暖かい一日やったけれど、それだけ気温差があるんやなあ。
 来年度に向けて準備を少しずつせんならんところなんやけれど、今年度の締めがまだできていないところもあり、いろいろと忙しい。とりあえず今年度は明日出勤したら明後日から年休消化の予定なんで、明日にはある程度けりをつけねばならん。まあ焦らず自分のペースでいくしかないんですけどね。
 関西のスポーツ紙でのセ・リーグ順位予想は、たいていカープかタイガース。これが関東になるとカープかジャイアンツというところになるのかな。
 私は野球解説者やないので順位予想なんてする気もないんやけれど、希望を込めて優勝はタイガース。優勝争いはカープ、ベイスターズの昨シーズンのAクラスチームにスワローズがからむと見ている。ジャイアンツはマイコラスの抜けた穴をFAの野上が埋められるかどうか。リリーフで上原が復帰したのが大きな戦力という向きもあるけれど、米大リーグ復帰組は復帰1年目は日本の野球に戻すのが難しいようで、あまり過大に評価してはいけないと思う。ドラゴンズは新外国人次第かな。
 パ・リーグはやっぱりホークスかなあ。ただ、今季はバファローズがけっこうええとこまでいくんやないかと思う。イーグルスも若手がのびてきているんで怪我人さえ出なんだら優勝争いに加わってくるやろう。私の希望的予想としてはタイガースからライオンズに移籍した榎田が大活躍して優勝、なんてところです。
 勝負事は予想してもその通りにいかんから面白い。元国税庁長官の証人喚問みたいに予想通り証言拒否の連発なんて具合にはいかんもんね。何のために証人喚問したのやら。あほらしい。

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エリンとバルサ [読書全般]

 お山の学校では二次募集の合格発表があり、すぐに合格者説明会。私は奨学金についての説明などをする。午後からは新年度に向け、大学予約奨学金の書類をチェックしたりする。書式が大きく変わったので、去年まで使うていた書き方の見本などのプリントも一新せんならんな。なるべく早めにかかることにせねば。
 今日は定時に退出。帰宅して録画したアニメを見たり読書したり。
 上橋菜穂子「獣の奏者 IV 完結編」(講談社文庫)読了。人間と自然のかかわりというのが大きなテーマとしてあるんやけれど、そこに人間はなぜ戦うのかというもうひとつのテーマを重層的に設定しているので、物語に深みが出ている。私は同じ作者の「守り人」シリーズの主人公、バルサと、本書の主人公、エリンを対比させながら読んでました。戦うことでしか自分というものの存在意義を見つけられずにいたバルサと、戦うことに対して懐疑的なエリン。家庭というものの暖かさを知らずに育ったバルサと、自ら犠牲になってエリンを守った母や、実の子以上に愛情を注いでくれた育ての親ジョウンの愛を受けて育ったエリン。全く正反対のように見える二人なんやけれど、実は自分のことよりまわりの人のことを優先させるという共通点があるのですね。上橋さんは正反対の人物として描いていったんやろうけど、無意識のうちに同じ行動原理を持つ主人公の物語を綴っていったんやないかと感じた。それがいかんというわけやないのです。ただ、そこから思うに上橋さんは感性の作家やねんな、と。バルサの養父ジグロと、エリンの夫イアルもなんか重なるものがあるしね。これもわざと重ね合わせているんやなくて、自然とそうなってしもうたんやないかな。
 そういう意味で上橋菜穂子という作家の特質を探る上で非常に興味深く読めた作品でありました。

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魔法使いの嫁 [日常生活]

 大相撲小言場所「春場所をふりかえって~鶴竜、一人横綱の面目~」 を更新しました。

 今日もいつもの日曜と同様、完全休養日。午前中はテレビを友とする。アニメ「魔法使いの嫁」、「ラーメン大好き小泉さん」などが最終回。「魔法使いの嫁」は特に妻がお気に入り。原作漫画の単行本をまとめて妻にプレゼントしたので、妻が読み終わった分から私も読ませてもらおう。登場人物のほとんどに影があり、その影に魔がつけこんでくるというような展開が多いのに、なんとなくラブコメ要素も含んでいたりするあたりが少女漫画らしくてよろしいのですねえ。
 午睡のあと、録画した相撲を見る。NHKは鶴竜の今場所の勝ち相撲のVTRを流すのに、前に出て勝ったものをピックアップしていたけれど、ほとんど引いたり叩いたりで勝ってるんやから、そこらへんもちゃんと見せてよ。今場所なんとなく低調やったのは、優勝した鶴竜の相撲が圧倒的な強さを見せたものやなかったこともあると思うねえ。
 さあ、春場所が終わったら今度はいよいよプロ野球。センバツ高校野球もあるけれど、夏の甲子園ほど面白くならんのですよね、センバツって。
 池波正太郎「梅安影法師 仕掛人・藤枝梅安 六」(講談社文庫)読了。前巻の続き。梅安が仕掛けた上方の元締めのかたき討ちが仕掛けられ、仕掛人同士の殺し合いに終始。最初の方の短編にあった、仕掛の醍醐味みたいなものが薄れてしまっているのは否めない。作者がこのシリーズを量産でけなんだのは、こういう殺伐として展開にしてしもうたからなんかもしれんなあ。

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さすがは北の富士さん [大相撲]

 今日は完全休養日。なのに朝は平常と同じ時間に目が覚める。そのまま起きて、午前中はテレビを友とする。深夜アニメはほとんどが来週最終回。3ヶ月見続けてきて、やっとその世界観に慣れてきたようなものでもいったんは終了する。DVDの売り上げが良かったりしたらしばらく間をおいて第2期とかいうて続編を製作するものもあるけれど、売れなんだら尻切れトンボで終わるんやなあ、これ。
 昼食後、午睡して夕刻録画した相撲を見る。十両は4敗で3人が並ぶ激戦。幕内は高安が御嶽海との熱戦を辛うじて制して3敗を守ったけれど、結びの相撲で鶴竜が豪栄道に押しこまれながらも土俵際でなんとか残ると、予想通り豪栄道はぱったりと前に落ちて鶴竜の優勝が決まる。誰ですか、優勝候補は高安やと場所前に書いてたのは。はい、私です。鶴竜が14日目まで1敗を守るとは予想でけなんだ。危ない相撲も多かったけれど、なんとかもちこたえた。北の富士さんやったかな、鶴竜が正代を引きにかかって負けそうになったのに正代が勢いあまって先に土俵から飛び出してしまい星を拾うた時に、「こういう相撲でも星を拾う力士が優勝するんです」という主旨のことを言うてはったけれど、さすがやなあ。この時点で鶴竜の優勝が濃厚やないかと見たはったんやろうな。
 そのあと、やはり録画していたプロ野球オープン戦「タイガース対バファローズ」の試合を見る。初回にロサリオと大山の連続タイムリーで先制したのはええけれど、能見が吉田正にホームランを打たれるなどして5失点。オープン戦もあと1試合。来週には開幕やもんな。心配になるよな。まあオープン戦はオープン戦。ちなみに昨シーズンのオープン戦首位はマリーンズ。セ・リーグ優勝のカープはオープン戦11位。
 そう、ペナントレースは長丁場なのです。そして、前のシーズンと同じことは決して起こらんのです。と、自分に言い聞かせながらバファローズの新人田嶋に2回以降抑えられているタイガース打線を見ていたのでありました。シーズンに入ったらもっと打ってくれるよね。オープン戦はオープン戦、公式戦とは、違うんだろう、ジョー!

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偽りのレベッカ [読書全般]

 今日は雨こそふらなんだけれど、お山の学校の仕事部屋はまだまだ寒い。それでも学校に行く途中にある白木蓮のつぼみは今にも開きそうなくらいふくらみ、春近しと知らせてくれていますねえ。
 仕事は予定していた作業が比較的順調に進み、定時には出られるなあと思うていたら、生徒から電話がかかってきて奨学金関係の書類を取りにくるという。それが退勤予定時間を大幅に過ぎる時間なのですね。とはいえ一日でも早く渡しておきたい大切な書類やから、やむなく取りにくるまで待つことに。
 なんやかんやでいつもよりも40分ほど遅いバスに乗る。遅くなったけれど、予定していた定期券購入のために梅田まで足をのばす。今持っている定期券の継続やから、なるべく早く購入しておきたかったのです。4月に近くなればなるほど売り場が混雑するからね。今日はほとんど待たずに購入できた。とはいえ退勤時間が大幅に遅れた上に大回りして帰宅したもんやから、帰宅したのは午後8時ごろ。すぐに夕食。サンテレビ「熱血! タイガース党」を見たあと、録画した相撲中継をかなり早回しで見る。鶴竜があっさりと魁聖を下し、優勝に大きく近づいた。魁聖はもろかったなあ。立ち合い当たったかと思うとすぐに前に落ちるんやもんなあ。あとは両大関が意地を見せて千秋楽まで興味をつなげてくれたらと思うけれど、豪栄道も引かれると前にばったりという相撲が多いからなあ。
 アンナ・スヌクストラ/北沢あかね訳「偽りのレベッカ」(講談社文庫)読了。オーストラリアの新人作家のデビュー作。家出娘が警察につかまって、テレビで見た行方不明の女性の名をかたる。なんとその策はまんまと当たり、彼女は「レベッカ」という女性になり切ってその家庭に入っていく。物語はレベッカになりすました「私」の話と、行方不明になる直前のレベッカの話が交互に描かれ、最初は「そんなうまいことなんでいくねん」と思いながら読んでいたら、だんだんその理由が明らかになっていく。真相などは割と早く予測がつくけれど、話のもっていきようがうまい。これでしばらく知らん海外作家のサイコサスペンスにはまりそうです。

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総理夫妻は魔女? [新聞]

 昨日の日記で「鶴竜と魁聖は当たらない?」と書いたら、明日13日目には鶴竜と御嶽海の割りを飛ばして魁聖に差し替えましたね。そらまあそうでしょう。優勝争いをしている両力士が直接当たらず、鶴竜が最後まで勝ち進んだんでは魁聖が気の毒というものです。
 その魁聖、遠藤にうまくとられて2敗目。2敗で追っていた高安は千代丸に土俵際でうまく回りこまれて3敗目。がぜん鶴竜有利かと思われたところ、栃ノ心に馬力で鶴竜は寄り切られ、1敗。残り3日、優勝争いは混沌としてきましたよ。栃ノ心、やるねえ。
 今日は朝のうち小雨。お山の学校近辺は断続的に小雨が降っていた。傘がいるかいらんかという微妙な降りです。折畳傘で対応したけれどね。午前中は二次募集の入試業務。午後からは奨学金関係の郵送やら人権教育の報告やらいじめ防止対策改定作業やら事務作業に追われる。
 産経新聞のサイトを開くと、阿比留瑠比先生がおもろいことを書いてはる。
“森友・加計学園問題をめぐって今起きていることはつまるところ魔女狩りであり、魔女裁判ではないか。事実や実態などどうでもよく、ただ自分たちが「敵」または「いけにえ」に選んだ相手を、手段を選ばず火あぶりにしようとしているだけではないか-”
 どうもしんぞう総理を擁護するために“魔女狩り”の例えを持ちだしたらしいけれど、魔女とされてあぶり殺されたのは当時社会的弱者やった女性たちで、総理は権力者。まるで総理が弱者であるかのような書き方をするのは見当違いやと思うんやけどなあ。阿比留先生、かなり焦ってはるように思う。そのあと、メディア批判として現状を要約してはるけれど、これはみごと。
“「既得権益は尊く、岩盤規制は正義だ。規制緩和による公正な競争の導入など許せない」「『面従腹背』を座右の銘とし、風俗店に通い詰める天下りの元締は無謬(むびゅう)の聖人君子だ」「虚言癖があり、補助金詐欺容疑のある男の証言は信用できるが、安倍晋三首相の言葉はみんな嘘だ」「官僚は常に善にして義なる者で、有権者が選んだ政治家はいつも悪い。政治主導より官僚支配がいい」「行政府の長であり、憲法72条が『行政各部を指揮監督する』と定める首相が行政に口出しすると、行政はゆがめられる」「メディアは、事実や証拠に基づかなくても政権を批判すべきだ」”
 さすがしんぞう総理応援団長。ここまで強引な要約は他の記者にはできません。阿比留先生の面目躍如ですねえ。ようここまで総理批判をねじ曲げられるもんです。そうそう、阿比留先生にはこれくらいやってもらわんとおもろない。しかもこのあと“しゃれや冗談ではない”とダメ押しをしてはる。確かに洒落でも冗談でもないですね。こういうのはなんというんやろう。「こじつけ」かな。8億円の国有地値引きを“些末なやりとり”と書くのも凄い。8億円が些末やというほど阿比留先生は資産家と見た。
 まさに阿比留先生の独擅場ですね。きっと総理も総理夫人も「いいね」ボタンを押すことでしょう。ただ悲しいことにこれだけ阿比留先生ががんばっても、他の新聞はスルーしてしまうんやなあ。
 上橋菜穂子「獣の奏者 III 探求編」(講談社文庫)読了。母となったエリンが、国家間の争いに巻きこまれていく。展開としては「守り人」的になってきた。完結編でどう変化をつけていくのかな。
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