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常識的で何か問題でも? [読書全般]

 お山の学校では、昨日から2年生が修学旅行にいっていて、校内は少しばかりさびしい。1年生と3年生は懇談週間で、午後は授業カット。それだけ事務作業もはかどる、といいたいところやけれど、昨日は人ごみの中に出ていたせいか疲れが残っていて、スローペースです。
 というても、今日までにはしておかんならん最低限の仕事はやった。明け方に降った雨のせいか、お山の仕事部屋は底冷え。ストーブをつけ、背筋を暖めながらの作業。懸案の一つやった教材の改良などを行う。印刷をして、明日に備える。
 鼻をぐずつかせながらトローチをなめなめ定時に退散。帰宅後は例によって録画した相撲を見る。あらら、炎鵬も翔猿も照強も負けとるがな。いずれも軽量をつかれての敗戦。小兵力士はひとつ間違うと一気に持っていかれるからなあ。幕内は貴景勝が1敗を守る。2敗でついていっている高安とはまだ当たってへん。取組編成をする審判部もどこらへんで当てるかを計っているのかな。13日目くらいにもっていって盛り上げるつもりと見た。
 それくらいの演出をせんと、今場所の幕内は盛り上がりに欠けるからなあ。
 内田樹「常識的で何か問題でも?」(朝日新書)読了。アエラ誌に連載している巻頭時評をテーマ別に並べ直してまとめたもの。ここ数年の時代の動きを内田流に解説。内田さんはもっと早くしんぞう政権が倒れると予測して時評を書いているのに、なぜか政権はまだ何とか命脈を保っている。そのためこと政治に関しては同じことを繰り返して書くはめになってつまらないとあとがきで嘆いていらっしゃる。そやけど、おかしいものをおかしいと訴え続けていただくことはとても大切なことなのです。災害への備えは、その災害が起きなければ無駄な出費に見えてしまいカットされてしまうけれど、それを無駄と思わないことが大切であるなど、今回もなるほどとうなずきながら読んだ。こうやって時々内田さんの本を読んでは、自分の立ち位置を確認していないと、流されていってしまいそうになる。それが恐ろしいのです。

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