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セルのモーツァルト [音楽]

 今日も30分前倒し起床の前倒し出勤。面接試験で、私は面接担当。ただし「予備」。どなたかが急にお休みになった時の代役要因なのであります。つまりベテラン教員やったら、急な状況でも対応できるということでそういう役割になったんやろうけれど、幸いどなたもお休みにならず、私は午前中はずっと待機。来年度から仕事部屋を引き払うことは決まっているのでその整理などもしたいけれど、面接室の近くに仕事部屋があるのでがさごそどたばたするわけにもいかず、パソコンに向かいじっと身をひそめておりました。BGMに音楽を鳴らすなんてもってのほか。事務作業をしつつイヤホンでベーム指揮ベルリンフィルの「ブラームス交響曲第一番」やらセル指揮クリーブランド管の「モーツァルト交響曲第39・40・41番」のCDを聴いたりしておりました。いやあセルのモーツァルトはきりりと引き締まっててよろしいなあ。ベームのモーツァルトは重苦しいしカラヤンのモーツァルトは暑苦しい。もっともモーツァルトならワルターが一番、という向きもあろうし、私はバーンスタインのモーツァルトは颯爽としてかっこよくて大好きなんですけれど。いや、モーツァルトに聴き入ってしまい仕事がお留守になるのはよくない。あくまでBGMですよ。でもイヤホンで聴いているとついついそっちに心が行ってしまうなあ。いかんいかん。いつもは小型スピーカーにつなぎ、音量を控えめにして鳴らしているからBGMになるんですけれどね。ちなみに今はこの日記を書きつつイヤホンでヨハンナ・マルツィのヴァイオリン、クレツキ指揮フィルハーモニア管のブラームスのヴァイオリン協奏曲を聴いてます。モノラルで音はあまりよくないけれど、マルツィのヴァイオリン、きりりとしつつも歌わせるような響きでいいですねえ。クレツキ指揮のオーケストラもヴァイオリンをたてつつていねいで自然な感じがよいなあ。
 長々といらんことを書いてしまいました。ブラームスのヴァイオリン協奏曲は他にはヌヴーとか昔の女性奏者にええ録音が残ってますねえ。いやだからちゃんと仕事をしていたという話でした。
 午後からは採点業務。私は採点の難しい記述式の回答を担当。判断に迷うこと多々あり。大学入試の共通テストで記述式の回答を採用したらとんでもないことになるぞと、現場の声としてここははっきりと書いておきましょう。つまりは答案の文章から受験生の理解度を計るのは難しいということです。
 30分前倒しで仕事も終了。昨日も今日も待機が多く、それはそれで気持ちを切らさずにせんとあかんので疲れたとみえ、帰宅したらぐったり。夕食後は今朝録画した「未来少年コナン」を見る。無駄なカットが一つもない。ダイス船長がラナの前で一席ぶつところ、のちに「ルパン三世 カリオストロの城」でルパンがクラリスを助けに行った時に一席ぶつシーンを想起させる。宮崎駿監督はのちの作品でやっていることはほとんど「コナン」でやったことのバリエーションやったんやろうなあと思うてしまうシーンでありました。
 明日から三連休。父の見舞いにも行くけれど、疲れもしっかりととりたいですねえ。

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ネルソンスのニューイヤーコンサート [音楽]

 起床してまず餅を電子レンジで温めて朝食。妻は朝が弱いので、正月の朝食は毎年こんな感じです。餅を食べながら昨日録画したケーブルテレビJ:COMチャンネルの「角座新春えいげき亭」を見る。笑福亭鉄瓶さんが枕で「五輪の聖火リレーで奈良を走ることに決まったのに、師匠の鶴瓶が兵庫で走るそうで、あの師匠はそうやって若い者の芽を摘む」とやって笑わせていたけれど、昨日見た「らくごのお時間」では鶴瓶師匠が「聖火ランナーで走るよう依頼を受けたけれど、鉄瓶も走りよる。でも鉄瓶は応募して当たっただけ。私は指名されて走るんや」と言うてました。子弟で別々なところで裏表になるような話をしているのがおもろいなあ。
 その後はやはり昨日録画した「ウィーン・フィルのニューイヤーコンサート」を見る。今年の指揮者は若手の有望株アンドリス・ネルソンス。私はCDでショスタコーヴィチの交響曲とブルックナーの交響曲を何曲か聴いていたけれど、割とあっさりした感じの演奏やったので、実は今年のニューイヤーはあまり期待してなんだのですね。それに曲目も定番曲はあまりなくて、第一部は「元気な指揮やねえ、さすが若いねえ」くらいの感じやったけれど、第二部の一曲目は超有名曲のスッペ「軽騎兵序曲」。これが非常によかった。この曲は私が小さい時に父のレコードで何度も何度も聴いたお気に入りの曲(ちなみにそのレコードはフィードラー指揮ボストンポップス盤でした)。これがなかなかの名演。たぶん世評では人気のあるカラヤン指揮ベルリン・フィル盤よりも上やないかな。メリハリが効いていて、かつ楽しい。残りの曲も「トリッチ・トラッチ・ポルカ」を除いてはほとんどあまり演奏される機会のない曲。ベートーヴェン生誕250年ということで「コントルダンス」というこれもあまり演奏されない曲を選んでいた。そう、ニューイヤーを初めて振る時って、たいてい他の指揮者が振らんようなのを選ぶんですよね。違いを見せたがるのかしらん。でも、早いポルカは勢いよくがんがん走らせるし、ワルツはゆっくり目で歌わせていたから、楽しく聴けたのは確かです。そして必ず誰もが演奏することになっている「美しく青きドナウ」でも、やはりのびやかで気持ちいい演奏をしていた。そういう意味では期待していた以上の演奏やったかな。なにより指揮者自身がすごく楽しそうに振っていたのが印象的。そこだけはクライバーみたいでした。
 来年はまたもやムーティー。遊び心のない演奏をするんで、あまり楽しみやないなあ。
 昼食は妻のお雑煮。妻は午後から日帰り帰省。私はお留守番。これも例年通り。夕刻、駅前のメガネ屋でメガネを新調。今のはレンズにかなり傷がついてきたのと、遠近両用の老眼鏡の度が合わなくなってきたので、割引券を送ってきていたこともあり、この機会に新たに作り直すことにしたのです。ベテランの店員さんがていねいに検眼してくれたので時間はかかったけれど、フレームも含めてまずまず満足できる買い物ができた。うまい棒がもらえる三角くじを引く。3等で5本もらえた。くじ運はそこそこええらしい。たいてい末等の1本何やそうです。特等は50本やそうやけれど、そんなにようけいらんよ。でも、眼鏡というのはけっこうする買い物なのに、おまけがうまい棒か。なんかしょぼいぞビジョンメガネ。
 そのあとショッピングモール内のフードコートで皿うどんの夕食。帰宅して妻が帰るまで読書。一気に昔録画した深夜アニメを見てしまおうとか思うたけれど、新年早々アニメ漬けというのもどうかと思い、ここは本をひたすら読むことにしました。毎年あまり変わらんお正月を過ごしているなあ。

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シモーネ・ヤングの第九 [音楽]

 朝起きると、昨夜録画した「プロ野球 戦力外通告の男たち」を見る。毎年恒例のこの番組も、演出がパターン化してしもうているので、戦力外通告された選手の辛さなどが心に迫ってこないように思うなあ。もっとどろどろしたものがあるやろうに。
 あとはアニメ「バビロン」などを見てからもう一度寝る。昼ごろ起きて昼食を取り、パソコンを立ち上げかきものを少々。
 MBS「上方漫才トラディショナル」を見る。36組の漫才師が次々と出演。M-1王者のミルクボーイはM-1最終決戦と同じネタをしていたけれど、疲れているせいかただネタをなぞっているだけみたいな感じで今ひとつ。ベテラン漫才師の芸はすごい。ネタはそれほどでもなくてもテンポと間で笑わせる。特に大笑いしたのは矢野・兵動の満員電車ネタ。ルミナリエを見に行くために大阪駅から電車に乗ったら、満員で降りられんおっんが「おろしてくれ」と叫ぶけれど降りられんというよくある風景を兵動が描写すると腹がよじれて涙が出るほど笑わされた。最近ここまで漫才で笑うた事はなかったんやないかなあ。4時間にわたる漫才で詰まった番組を見てすっかり疲れてしもうた。
 妻とそのままテレビを見てたらNHKの紅白歌合戦が始まった。そのまましばらくだらだらと見る。8時になるとデッキが動き出して、これまた大晦日恒例のNHK交響楽団の「第九」が始まる。今年の指揮者はシモーネ・ヤング。彼女の指揮するのを聴くのは初めて。途中、年越しそばを食べたりという聴き方になったけれど。とにかく一音一音が凝縮されたような演奏。強弱やテンポの変動がはっきりしていてメリハリがある。第一楽章冒頭から緊迫感のある演奏で、ここまで厳しい第九はなかなか聴かれませんねえ。終楽章も身じろぎもせず聴いていた。フルトヴェングラーほどではないけれど、なだれこむようなコーダが終わったら、ふうっと大きく息を吐いたくらい。しかしN響というのはすごいオケやなあ。昨年のヤノフスキのようにあっさりした演奏をしてみたり、一昨年のエッシェンバッハのように消化不良の演奏をしてみたり、その前の年のブロムシュテットでは堂々たる名演をしてみたり。指揮者の要求するものをここまでそのまま表現してしまえるオケというのはそうそうないよ。というわけで、今年は緊迫感あふれる第九に対して、お祭り気分のテレ東のジルヴェスター・コンサートでバランスを取ることにしよう。
 というわけで、今年も暮れようとしております。この一年も、おつきあいいただきありがとうございました。来年も両親の状態とか心配ごとは続きますが、毎日の更新は続けていきたいと思うてますので、よろしくお付き合いいただければありがたいです。
 では、よいお年をお迎えください。

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パーカッションパフォーマンスプレイヤーズ [音楽]

 今日はお山の学校は「芸術鑑賞会」。市民ホールでの開催なんで、自宅からは直行。去年は出張が入っていたので公演の途中で退出せんならんのが残念やったけれど、今年は最後まで見られた。
 今年の公演はパーカッションパフォーマンスプレイヤーズ (略称は“PPP”)という5人組の音楽隊。動画を見ていただいたらわかるように、腕は確か。あらゆる打楽器を駆使してさまざまな曲を演奏するだけやなく、生徒を壇上にあげて体験させたり、ステージから客席に降りてきて演奏したりと、とにかくエンターテインメントに徹していて、楽しかった。生徒たちも最初はざわざわしていたけれど、1曲目のスネアドラムの合奏でびしっと気合が入ったらしい。あとは楽隊のペースに完全に弾きこまれ、求められるままに手拍子、手振りなどをして熱演にこたえていた。

 生徒たちにとってはじっくり鑑賞するよりもこういうパフォーマンスの方が性に合うてるんやろうなあ。非常に楽しい演奏会で、この音楽隊に決めた担当者には「お見事」と声をかけておいた。
 午後からは休暇をとり、阪急宝塚線から京都線と乗り継いで、病院へ。今日は父の入院先にお見舞い。両親とも同時に入院ということになり、心配の種は尽きません。父の方が心労が色濃く出ていて、とにかく励ます。
 阪急の特急で帰阪。帰宅後、すぐに午睡。夕刻起きてきて、パソコンを立ち上げてかきものをしたり、サンテレビ「熱血! タイガース党」を見たりして過ごす。
 それにしてもライヴ・パフォーマンスをじかに見るのが仕事に限られてくる傾向はなんとかならんか。4月に妻と佐渡裕さんの「惑星」を聴きに行ったくらいですもんねえ。映画すら劇場では見んと、テレビ放送されたものを録画して見ている始末やからねえ。

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前橋汀子のバッハ [音楽]

 前期末考査2日目。試験監督が2コマ入り、午後からは会議。空き時間は奨学金関係の事務作業にあてる。会議終了後は親睦会会計の仕事を少し。成績をつけたりする作業はまとまった時間がほしいので、手つかず。明日は少しでも進めていかんと間に合わん。
 母の入院など、気がかりなことがあって、集中しにくいということもあるなあ。
 帰宅後は実家に電話をしたり、妹にメールを送ったり。
 タイガースの試合がないんで、「なつぞら」など録画した番組を見たりもする。
 今はこの日記を書きながらJ・S・バッハの「無伴奏ヴァイオリンソナタとパルティータ」を聴いております。演奏は前橋汀子さんの旧録音。最近出た新録音と聞き比べたりしているけれど、実はバッハはそれほど聴きこんでへんので、どういう演奏がベストなのかは、私の中では決めかねているのです。定番のシゲティやシェリングなども聴いたりしている。聴き比べていて思うのは、あまりつるつると滑らかに弾かれては味がないなあということかな。パールマンも聴いたりするけれど、聴いていて「ああ、ええ曲やなあ」という気持ちにはならんのですね。前橋さんの旧盤はけっこう胸にぐっとくるところがある。
 バッハについては、バッハを聴かんといてられんというくらい聴きこんでいる人が多いみたいなんで、私にはまだちょっと手に負えないところがあるんですけれどね。もうしばらく、いろいろと聴きこんでいきたいですね。

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佐渡裕と大阪4オケ [音楽]

 今朝は昨夜録画した深夜アニメを見てから少し寝る。昼前に起きて昼食をとり、食後に外出。
 フェスティバルホールで、佐渡裕指揮で大阪の4オケの混成楽団によるコンサートがあり、チケット発売前から予約して購入するくらい楽しみにしていたのです。大阪にはプロのオーケストラが4つあり、大阪フィルハーモニー、日本センチュリー、関西フィルハーモニー、大阪交響楽団が数年前から合同で企画を立てたりしていたんやけれど、今年初めてこの4つのオーケストラが混成チームを組んで演奏会を開いたというわけ。
 曲目はG・ホルスト、組曲「惑星」とR・シュトラウス「アルプス交響曲」。私は特に「惑星」が大好きで、CDも入手できる限り持っております。ところが、生で聴く機会がなかった。一度生で「惑星」を聴きたいと思うていたら、好きな指揮者である佐渡さんによる演奏があるというので、とにかくこの機会を逃さんとこうとチケットを手に入れたのでした。
 フェスティバルホールも改装前は何度も行ってるけれど、改装後はまだ一度も行ってなかったし、これも楽しみにしていた。
 開演前にABCの三代澤アナウンサーの司会で4オケのコンサートマスターによるアンサンブルでサン=サーンスの「死の舞踏」の演奏があったり、指揮の佐渡さんとの漫才みたいなインタビューがあったり。開演直前に妻もなんとか間に合うて来場。そう、久しぶりに妻とのデートでもあったのですが、あれやこれやで私が先に家を出たのでありました。いやあ、一時は間に合わんかとひやひやしたけど、ぶじついてやれやれ。
 演奏に関しては、混成楽団なんでアンサンブルの精緻さというあたりは求められなんだけれど、佐渡さんがとにかく管楽器を強調して力強さを前面にだしたもので、かつては残響などほとんどなかったフェスティバルホールも改装されて音が響くこと響くこと。
 とはいえさすがプロで、「金星」の美しいメロディーも非常によかったし、「水星」も流れるような感じがよく出ていて、急ごしらえの楽団とは思われんほど。「海王星」のコーラスは府立夕陽ヶ丘高校音楽科の生徒たちによるもので、この少女コーラスに若い男性の少し混じった合唱が非常に美しく、これはこれまで大量に聴いてきたCDでは聴かれんすばらしいもの。
 もう一方の「アルプス交響曲」も曲の持つ外面的な響きをじっくりと聴かせる演奏で、特にパーカッションが大活躍。もっともこちらは曲そのものがあまり面白くないので、「惑星」ほど楽しんだわけやないけれど。
 演奏終了後は、くたくたになった佐渡さんを引っ張り出してプレゼントの抽選会。4オケの定演のチケットが当たるというもので、抽選の際に三代澤アナが効果音をパーカッションに無茶振りすると、さすが大阪のオケ、ドラムロールはもちろん、銅鑼やティンパニまで加わるノリ。しっかりと楽しんで帰路につく。妻と中之島散策をしたりして、帰宅。
 帰宅後は録画しておいたプロ野球中継を見る。ここでタイガースが勝っていたら言うことはなかったんやけれど、まあ贅沢は言うまい。
 久々に生のコンサートを堪能した、楽しい一日でありました。

 明日、4月21日(日)は、「たちよみの会」例会です。今月は「フランソア喫茶室」営業再開でもとにもどります。お間違いなきように。多数のご参加をお待ちしています。

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ネルソンズの「レニングラード」 [音楽]

 本日は建国記念の日でお休み。朝から寒く、大阪市内北部でも粉雪がちらちら。ベランダからはるか北方を眺むれば、お山の学校に雪ぞ降りける。なにしろそちらの方は真っ白く雲がかかっていて何も見えんのやもん。あれは積っておるね。祝日でよかった。あれを見ただけでおそらく出勤する気がなくなっていたに違いない。もっとも私が出勤する時間帯はまだ夜が明けてへんから雲の様子など暗うて見えんのですけれど。
 寒くて辛く、朝食後、アニメ「ピアノの森」「不機嫌なモノノケ庵 續」などを見てからすぐに布団にもぐりこみ、午前睡。昼ごろ起きてきて「まんぷく」など見ながら昼食をとる。それから少しパソコンに向かい、あとはCDを聴きながら読書。全3巻という長い話の中巻の真ん中へんまで読む。上巻はかなり癖があって読みづらかったけれど、中巻は慣れてきたのと話が見えてきたのですいすいと読めた。下巻を読み切ったらまた日記に感想を書きます。
 聴いていたCDはアンドリス・ネルソンズ指揮バーミンガム市響の「ショスタコーヴィチ 交響曲第7番“レニングラード”」です。8年ほど前に録音されたライヴ盤で、若々しくきびきびとした演奏。少し軽めかなあ。同じ「レニングラード」を再録音したのが今月末には発売されるので、聴き比べてみるのも面白い。今はやはりネルソンズ指揮ボストン響の「ブラームス交響曲第1番」を聴いております。ちょっと力強さに欠けるかなあ。来年のウィーンフィル・ニューイヤーコンサートの指揮が決まっているけれど、ここまで聴いたところではあまり個性的な指揮者やないという感じですね。アバドの最初のブラームス全集と感じが似てるかな。ということはニューイヤーもアバドみたいに特に指揮者の色の出ないものになるか。そこまでニューイヤーを楽しみにしているわけではないですけれど。

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ティーレマンのニューイヤーコンサート [音楽]

 朝から米朝師の「猫の忠信」を見て、朝食。今日も妻は起きられず。午前中は昨日録画した「ウィーンフィルのニューイヤーコンサート」を楽しむ。今年の指揮者はニューイヤー初登場のクリスティアン・ティーレマン。ドイツ音楽を前世紀の巨匠風に振る指揮者で、私は大好き。ベートーヴェンの交響曲全集をウィーン・フィルと録音しているくらい関係の深い指揮者やから、ニューイヤー登場は遅すぎたくらい。
 ただ、ベートーヴェンの全集は相性が良くても、ウィンナ・ワルツとくるとどうやろう。初登場の時はムーティーもヤンソンスもむちゃくちゃ気まじめに振っていて、本来仲間うちのお正月のお楽しみやったコンサートが名指揮者への試金石みたいになってしもうていた。
 予想に反してとてもリラックスした雰囲気のコンサートで、さすが独墺系の人はコンサートの質を体でわかっているという感じ。特に早いテンポのポルカはノリノリで、カルロス・クライバーのニューイヤーを思い出させた。大がかりなお遊びはなかったけれど、指揮者自身がウィーンの音楽を心から楽しんでいる感じで聞いていてすごく気持ちいいコンサートやった。来年は新鋭のネルソンズ。私はショスタコーヴィチの交響曲のCDを聴いただけけれど、けっこうぐっとくる録音やったので、期待したい。
 午後から午睡。妻は実家に日帰り帰省する予定やったけれど、今日も自宅待機。夕食は雑煮になる予定の材料で鍋を作ってくれた。例年なら寒空に外食というパターンやったけれど、今年は妻と差し向かいでの夕食。これも楽しからずや。
 新年から妻と二人で録画してあったアニメを見たりして過ごしております。そうやね、今年もそういう一年になるんやろうね。

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ムーティーは遊ばない [音楽]

 朝は昨日録画した「ウィーン・フィルのニューイヤーコンサート」を見る。1日遅れになるのは実家に帰省する都合でやむを得ないのは毎年のこと。
 今年の指揮者はリッカルド・ムーティー。これまでにも何度もニューイヤーは振っている。初めて振った時なんか嫌に気合が入っていてシュトラウス一家の曲の中でもめったに演奏されん曲を選んでたりしてたけれど、もうかなり丸くなったか「ウィーンの森の物語」や「南国のばら」、「雷鳴と電光」など定番中の定番が何曲も入っていて、ウィーン・フィルの楽団員もかなりリラックスして楽しそうに鳴らしていた。演奏はなんかカラヤンっぽかったかな。特にチャーミングというわけではないけれど、ムーティーらしいきっちりとした演奏。CDで聴いたら少し面白みに欠けるかもしれん。しかも、毎年楽しみのおもちゃの楽器を指揮者が取りだすとかいうような遊びがない。これもまたムーティーらしいんやけれど、ちょっと寂しいね。でもまあ楽団員がのびのびと演奏している姿は好感が持ててそれなりに楽しかった。
 午後からは妻が実家に日帰り帰省。私はお留守番。HDDレコーダにためこんでいた落語をDVDに焼きまくり、本体のHDの残容量にかなり余裕ができた。その間、池波正太郎「乳房」(文春文庫)を読む。夕食は外に出て、近所のショッピングモールへ。DVD-Rのパックを買う。今日、かなりの枚数落語を焼くのに使うたので、補充が必要になったのでした。元日から録画した「らくごのお時間」も焼いておきたいしね。夕食は皿うどん。帰宅して「乳房」を読了。これ、鬼平犯科帳の番外編ということでシリーズの中にはカウントされてへんけれど、長谷川平蔵はかなり活躍しているからシリーズに入れてもよかったんと違うかな。主人公は自分を捨てた男を殺した女性。でも、鬼平につかまって、とかいうこともないし、どちらかというと鬼平が主人公やなあ。
 それからアニメを何本か見て、パソコンに向かう。新聞のニュースサイトを巡回したけれど、特に大きな事件もなく、今のところおおむね平和な正月のようです。この平穏さが1年続きますように。

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エッシェンバッハの第九 [音楽]

 朝は昨夜録画した「プロ野球戦力外の男たち」を今年も見る。毎年見ているけれど、今年は特にきつかった。ジャイアンツの實松捕手を取材しているんやけれど、一番上のお子さんが12歳。もういろいろなことがわかる歳で、実にけなげなのですねえ。しかも戦力外を言い渡されたのがトライアウト申し込みの2日前。戦力外になると思うてなんだので、練習もしてへんからトライアウトを受けても体が動かんやろうからと断念し、何の当てもなくオファーを待つのみ。幸い古巣のファイターズかに声がかかり、それを告げた時に気丈にしていた長男が泣くのです。毎度見ていて辛くなる番組やけれど、なんか見ずにはおられんのですねえ。
 夕方にはタイガースの鳥谷と元アストロズの青木の同級生対談を見る。鳥谷がこんなにしゃべるのを見るのは初めて。退団というよりも雑談みたいなのがよかった。鳥谷が引退後は「野球と全く関係ないことをしてみたい」と言うているのが印象的。
 夜はこれも大みそか恒例になっているNHK交響楽団の「第九」を見る(聴く?)。今年はピアニストとしても有名なクリストフ・エッシェンバッハ。
 第一楽章と第二楽章は強弱の差をはっきりとつけた面白い演奏やったけれど、第三楽章はただただゆっくりとした演奏でいささか退屈。終楽章はあまりメリハリのない演奏で、少しがっかり。第九の聞かせどころは後半なだけに、残念でありました。弦と金管はあまり目立たず、やたら木管が強調されている不思議な演奏。ドイツ風の重厚さを出したかったけれど、消化不良に終わったというようなところかな。
 ここはもうテレビ東京のカウントダウンコンサートを聴いてうっぷんを晴らしたいね。
 というわけで、今年もご愛読ありがとうございました。今年は私自身いささか精神的に不安定やったので、なかなか思うような文章にならず苦しかったのですが、おつきあいいただいた方たちには感謝あるのみです。
 皆様、よいお年をお迎えください。

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