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世界史とクラシック動画 [音楽]

 今日は土曜日やけれど、休日出勤。先週は文化祭で休日出勤したので、2週続けて変則出勤となった。今日は中学生向けの学校説明会。公開授業ということで、私の持ち授業も1コマあって、授業の進度を考えると自習にはしにくい。それに、生徒の方も本来休日やのにまじめに登校しているのに自習というのも申し訳ない。
 というわけで、私は1時間目だけ授業。世界史の授業で、ナポレオンのところをやる。ベートーヴェンが交響曲第3番“英雄”をナポレオンに捧げようとしたけれど、ナポレオンが皇帝になったのでやめたというエピソードを紹介。ついでにYouTubeにアップされている“英雄”の第1楽章の冒頭部分を再生して生徒に聴かせる。音楽の授業やないんやから、全部聴かせる必要はないからね。ただ、この曲。ほんまにいろんな指揮者の映像や音源がアップされてるので、どれにしようかと準備段階で迷う。いや別にマニアックに聴かせるわけやないんやから、再生回数の多い順でトップにきてるカラヤン指揮ベルリンフィルでも構わんのです。曲から雰囲気だけでもつかんでもろうたらええんやから。でも、誰でもええんやったら好きな指揮者の演奏にしたい。というわけで自分の趣味でクーペリック指揮ベルリンフィルの映像にした。
 授業はもちろんちゃんとやってます。その中で隠し味をこっそり忍ばせたというだけで。次回の授業ではショパンのエチュード“革命”の映像を見せたいけれど、誰の演奏にしよう。それこそちょっと検索しただけで困るくらいアップされてるからねえ。
 授業から進路指導室に帰ってきて、来週の授業の教材作成などをし、昼食を取ってから
 午後は休暇を取って退出。帰宅後、なんかめちゃめちゃしんどかったので、1時間ほど午睡。目覚めてからスマホをいじったり読書をしたり。夕食時に昨日見てなんだサンテレビ「熱血! タイガース党」を見る。ゲストは今季限りでコーチをやめたはかりの金村暁コーチ。ブルペン担当として毎年防御率トップクラスのリリーフ陣を維持し続けただけに、ブルペンの様子などいろいろと裏話も聞けて楽しかった。
 その後はしばらく読書。ものかき関係のパソコン作業もめどがついてきた。

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令和に聴くスーダラ伝説 [音楽]

 愛すれどTigers「才木、3年ぶりの復活勝利」を更新しました。

 今日は出勤日。朝から小雨。折り畳み傘を持っていったけれど、差さんならんというほどやなかったのでずっと手に持っていく。月曜はほとんど授業で放課後はもうへろへろ。それでも奨学金がらみの仕事があるので、少しばかり残業。
 3年生の現代社会の授業では「戦後経済史」を何時間かにわたって教えている。オイルショック以降は自分がリアルタイムで経験してきたことが多いので、ネタもいろいろと持っているけれど、高度経済成長期までは幼くて記憶してへんことも多い。そのため、「三種の神器」こと白黒テレビ、電気冷蔵庫、電気洗濯機の写真や新幹線の0号車、東京五輪や大阪万博の写真などをスライドショーで見せたりする。
 あと、高度経済成長期を象徴する歌として、私の趣味であるけれど、植木等の歌を聴かせることにした。というてもCDよりも映像がついている方が食いつきもええやろうと思い、ネット上の動画を探してみたけれど、クレージーキャッツ全盛時の映像というのはあまりこれというものが拾えないのですね。そこで、時代はずれているけれど、往年のヒット曲のメドレーである「スーダラ伝説」の動画を見せる。ほんまはフルバージョンを見せたかったんやけれど、これも動画でアップされているものは見つからず。仕方なく紅白歌合戦のショートバージョンを見せることにした。
 クレージー・ソングから高度経済成長期の空気を少しでも感じとってもらいたかった。それが成功したかどうかというと、プリントに書かせた感想からはわずか数人が趣旨に沿った回答をしてくれていただけで、大半は「楽しそうだった」みたいなのばかり。ただ、動画を見せている間はかなり食い付きがよかったのは感じられた。
 生徒といっしょに「ドント節」や「スーダラ節」、「無責任一代男」などを聴いていて感じたのは、令和の今、こういうどこまでも調子のよい歌詞や、無制限に明るい曲というのは作られへんやろうなあということ。あの時代やなかったら作られなんだ曲ばかりなんやないかということ。そして驚くべきは楽曲も歌詞も古びたところがないということ。いつの時代であっても萩原哲晶サウンドは常に新鮮に感じられる。思えば「スーダラ伝説」のヒットは90年代の終わり。30年の時を経て再びクレージー・ソングが新しいものとしてヒットしたんやなあ。クレージーのメンバーは犬塚弘さんを除きみな鬼籍に入ったし、犬塚さんも引退して現在はどうしているかわからん。それでも、またしばらくしたらリバイバル・ヒットするんやないか。
 ビートルズの曲がエバーグリーンとして世代を越えて聴かれているのと同じように、クレージーの曲もいつまでも新しいものとして受け入れられていくんやないか。生徒たちの反応を見て、そう感じた次第。
 帰宅後は寝床にどぶさってスマホをいじったり少し本を読んだりして過ごす。明日は定休日。やはり梅雨空みたいなどんよりした天気らしい。一日まただらだ過ごしてしまうのかなあ。

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バレンボイム3度目のニューイヤーコンサート [音楽]

 例年は妻は2日に日帰り帰省するけれど、昨日帰省したので今日は在宅。1日で両方の帰省をすませてしもうたんで、なんかもう正月が終わったみたいであります。
 とはいえ、昨日録画した「ウィーン・フィルのニューイヤーコンサート」を視聴してると、ああ、正月やねんなあと思う。昨年は無観客やったけれど、今年は人数制限をしながらも観客がいてる中での開催。興行というものはやっぱり観客がいてこそやなあと、ここでも実感。
 演奏はというと、80歳になったダニエル・バレンボイムが3度目の指揮。以前はもう少し重厚な感じやったように記憶しているけれど、今年はほとんど楽団員にお任せみたいな感じで、選曲もこうもり序曲、千一夜ワルツや天体の音楽、シャンパンポルカなど定番中の定番が並ぶ。2年ぶりの観客に、おなじみの曲で楽しんでもらおうというような感じがしたな。よって、バレンボイム氏もオケを統率するというより、好きな風に音を鳴らして下さいというような実にリラックスした感じ。ウィーン・フィルの事務方も、そういう意図で御老体にお出まし願うたんやろう。
 放送で一番よかったのは、日本のNHKのスタジオでゲストのピアニスト、反田恭平さんが弾いた、ピアノ版の「ピツィカートポルカ」やったもんなあ。それってどうよ。
 来年はフランツ・ヴェルザー・メストと発表。夏のシェーンブルンコンサートで、ウィーン・フィルに初めて「スターウォーズ」を演奏させたりした人ですからね。今度で3度目になるけれど、かなり期待できそう。
 雑煮を食べて、午睡。夕刻から読書。明日もだらだら寝正月になるかな。

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尾高忠明の第九 [音楽]

 今朝もまだ全身凝りは変わらず。とはいえ、一昨日の夜ほどではなくかなりましになった。毎食後に服用した改源が少しは効いているんやろう。
 朝から思い切りためこんでいた大河ドラマ「青天を衝け」を3ヶ月分くらいまとめて見る。次の「鎌倉殿の12人」が始まるまでには全部見てしまいたい、というのは無理にしても、なるべく見てしまいたいものです。渋沢栄一が一橋家の財政を任される話から始まれ、パリ万博に派遣され、その間に幕府が瓦解し、栄一がパリから帰国し、駿府に蟄居している徳川慶喜のところにあいさつに行ったところまで見る。各話ごとがそれほど内容が濃くないのと、渋沢栄一という人物が常に何も知らぬところからいろいろと知見を広げていくという展開なので、非常に見やすい。たぶん次の「鎌倉殿」は一瞬たりとも眼が離せんようなものになるやろうから、こんなにまとめてつるつる見られんやろうしな。
 昼食後、午睡。風邪ひきで体が強張っているんやから、とにかく体を休めんと、明日の年始に行かれんようになってはいかん。
 夕刻起きてきてスマホをいじったり本を読んだり。夕食はそば。そして毎年恒例の「N響の第九」を視聴。今年の指揮者は日本人指揮者の重鎮尾高忠明。去年テレビで視聴した大フィルとのベートーヴェンが非常に素晴らしかったので、ちょっとは期待したんやけれど、期待以上のものでも期待以下のものでもなくという、これが日本における第九のスタンダードな演奏ですよ、というもの。強烈な個性はないけれど、心地よい響き。尾高先生、あの大フィルとの田園みたいな胸に迫る演奏はN響とはでけんのですかねえ。
 このあとは恒例のテレ東のジルヴェスター・コンサートで新年のカウントダウン。楽しいカウントダウンになることを期待してますよ。
 というわけで、今年は去年にもましてぼやきというより愚痴の多い日記になってしもうた。来年はもう少し読みでのあるものが書けたらなあと思います。今年もご愛読ありがとうございました。

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津軽三味線・あべや [音楽]

 今日はお山の学校の芸術鑑賞会。これまでは市民ホールに全学年を集めて行っていたけれど、今年度は市民ホールが閉鎖され、別な場所に新しい市民ホールを作るということで、吹田メイシアターでの開催。しかも新型コロナウィルス感染症対策として午前と午後、学校の生徒を半分ずつに分けての2回公演。
 私はメイシアターの関係者入口の前に立ち、通りかかった生徒たちに観客用の入り口に行くように促す係。午前は休みをとって自宅でゆっくり過ごし、昼前に出発。途中下車して昼食をとり、再度電車でメイシアターに。
 1時間ほど立ち番をする。暑い。体力の消耗が激しい。
 生徒も通らなくなったので、会場に移る。今年度は「あべや」という津軽三味線の一座。兄弟がメインで公演をしているようです。とりあえず動画で御紹介。

 ただし、学校向けの講演のためか、あるいは2回公演で体力を使うからか、じっくりと曲を聞かせたのは2曲ほど。私には食い足りなかったけれど、2人とも達者なMCで生徒たちを飽きさせない。                                                                  たのしい演奏会やった。
 講演終了後は時間休をとっておいたので、自宅に直帰。妻は日帰り帰省で不在。すぐに午睡。夕刻起きてスマホで遊んでたら、妻が帰宅。サンテレビ「熱血!タイガース党」を見たり、食後あれこれおしゃべりをしたり。
 かきもの関係の作業は遅々として進まず。明日からちゃんとしていかんとな。

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反田恭平のショパン [音楽]

 明日はお山の学校の文化祭。新型コロナウィルス感染症対策として、招待客なしのクローズドで行うことになりました。というわけで、今日は一日その準備にあてられた。私の仕事はクラスやクラブへの貸し出し物品の受け渡し役と、昼食をとる教室の整備。机を並べて一つ置きに座るように椅子をセットしたり、向かい合わせで食べることのないように壁に向かって食べるように配置したり。
 担任を受け持っていたら、生徒たちといっしょに準備をするんやけれど、お山の学校では7年もいてるのに人権委員長とか、今年の用に副担任とか、一つのクラスにはりついて何かをするということはない。
 自分の役割が終わったら、文化祭の仕事はなし。パソコンに向かい事務作業をする。
 先日の日記に書いた、インターンシップの生徒への講師やけれど、ちょっと思いついたことがある。シルバー人材センターに登録しているその道のベテランというような人を呼んでみたらどうか。これから社会に出ていく若者たちに、ひと仕事終えた人たちから何かメッセージをいただくというのは面白いかもしれん。
 というわけで、お山の学校のある市のシルバー人材センターのサイトを探す。そこには仕事依頼をするメールのフォームもあった。新聞社に講師をお願いした時に書いた文面を少し加工して、依頼してみる。ほんまは講演依頼やなく、その道のプロにしてもらうような仕事の以来のためのフォームなんやけれど、そこしか講師を依頼する書式がない。おそらく返事は週明けになるんやろうけれど、さてうまくいきますか。
 定時に退散し、帰宅後はのんびり。
 妻とYOUTUBEにアップされた、反田恭平さんのショパンコンクールの動画を聴いたりして過ごす。テレビの「題名のない音楽会」では常連というてええほどよう出演してはり、アニメ「ピアノの森」では主人公の先生の演奏を受け持ったりしてはった。ショパンコンクール第2位となった今ではもうアニメのピアニストの演奏なんていう依頼は難しくなりそうやろうなあ。そういう意味では「ピアノの森」は貴重なアニメかも。もっともアニメそれ自体としては、特に主人公がショパンコンクールに挑むあたりからは演出も作画も平板になってしもうていたので残念やったけれどね。
 というわけで、その演奏を。

 明日は土曜出勤。文化祭を楽しむという気分ではないけれど、せめて副担任をしているクラスの出しものくらいは見ておきたいね。

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尾高と大フィルのブル9 [音楽]

 愛すれどTigers「青柳がプロ入り初のシーズン10勝目」を更新しました。

 今日はお山の学校は妖精さんが出てきたので休校。大阪府下の各地の高校で妖精さんが出没し、20校くらい休校しているらしい。緊急事態宣言下なので、休校した場合は感染拡大阻止のため、自宅待機や途中帰宅も認められている。私もそうしようかと思うていたけれど、授業がないなりに仕事はある。
 農耕節食をしている人がいてなんだということで、明日から授業再開が決まったので、そちらの準備もしておかなあかん。帰り際にちょっとばたばたしていたので、定時より少し遅れて退散。
 帰宅してからは読書。たまっている録画を消化したい気持ちもあったけれど、せっかく本を読む習慣を取り戻したんやから、読める時に読んでおきたいのです。
 ここのところパソコンに向かいながら聞く曲はなぜかブルックナーの交響曲が多くなっていて、ラトルやのヤンソンスやのハイティンクやのネルソンスやの尾高やのいろんな指揮者の振ったのを聴いている。私は実はブルックナーはまだその良さがもう一つわからんところがあるんやけれど、ここ数日聞いていた中では、尾高忠明指揮大阪フィルの第9番が予想以上によかった。大フィルとブルックナーというと、朝比奈隆の独擅場という印象があるけれど、尾高さんも朝比奈ブルックナーに負けぬスケールの大きな音楽になっている。なかなかブルックナーで感動しない私が、パソコンのキーを打つ手を休めて聞き入ってしもうたくらいです。若手のホープ、ネルソンス指揮ゲヴァントハウス管の8番は、実はあまり期待してなんだんやけれど、やっぱりきれいな音が連なっているだけみたいな感じで今ひとつ。でもまあそろそろ飽きてきたんでブラームスでも聴きましょか。

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「ブラ1」ならまずミュンシュ [音楽]

 今日は完全休養日。一昨日の晩から鼻ポンプを再開。2日続けて鼻づまりも起こらず、快眠。もっとも、目覚めたのは尿意のせいで、平日より少しだけ長めに寝たという感じかな。とにかく明け方に変な夢を見て、それを覚えているなんていうことはなく、寝てすぐに目覚めたもう朝という感じで、それだけ深く眠れたということなんやろう。
 朝から昨夜録画した深夜アニメをたっぷり見て午前中を過ごす。3月までは土曜出勤もないし、やっと落ち着いて土日を過ごせるようになった。
 昼食前、トイレで少しトラブルがあったけれど、なんとか無事解決。昼食後、午睡。こちらは鼻ポンプはつけてへんけれど、ぐっすりと寝る。夕刻起きてきて、スマホでネットニュースを読んだりして過ごす。夕食後もスマホで遊び、早目にパソコンを立ち上げる。今晩は比較的早くネットに接続したんで、予定していた社説の保存などもスムーズにできた。
 とにかく緊急事態宣言が出ていることやから、平日でもテレワークしたいところなんやけれど、そういうわけにもいかず、せめて休日くらいは外に出ずに身をひそめていたいものです。
 この日記を書きながら、シャルル・ミュンシュ指揮フランス国立放送管の「ブラームス、交響曲第1番」を聴いていたんやけれど、何度も日記の手を止めた。1966年に東京文化会館で演奏されたライヴ録音でモノラルではあるけれど、ミュンシュらしい力強い名演。ステレオで聴きたかったなあ。ミュンシュの「ブラ1」は名演と定評のあるパリ管のものやボストン響との豪快な演奏、単独来日をして日本フィルを振った快演といろいろ録音が残されているけれど、どれを聴いてもそれぞれにすかっとする力強い演奏で、これから初めて「ブラ1」を聴こうかという方にはどれでもええからお薦めします。基本はステレオのセッション録音ということで、やはりパリ管との一枚かな。

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無観客のニューイヤーコンサート [音楽]

 朝からしばらくドラマの録画を見ながら朝食。
 そのあと、昨日録画したウィーン・フィルハーモニーのニューイヤーコンサートを見る。今年の指揮者は常連のリッカルド・ムーティー。かつてはとんがっててニューイヤーコンサート初登場というような珍しい曲ばかり演奏していた時期もあったけれど、四半世紀近くなるとすっかりまるくなり巨匠然として、「詩人と農夫序曲」に「春の声」や「皇帝円舞曲」といったポピュラーな曲を入れるようになった。
 異例やったのは、ウィーン楽友協会の黄金の大ホールの客席がすべて空席やったこと。世界的に流行がおさまらん新型コロナウィルス禍のもと、無観客でやることになったんやという。演奏そのものはセッション録音の場合も無観客でやるから影響はなかったかもしれんけれど、新年を迎えるお祭りをセッション録音みたいにせんならんのは演奏に取り組む気持ちなんかかなり違うたものになったんやろうな。
 ムーティーもかなりウィーンフィルの楽団員に任せたような感じの指揮で、意識的におおらかに演奏している感じがした。「バーデン娘」は往年のクナッパーツブッシュを思わせるような構えの大きい演奏。「皇帝円舞曲」もクナッパーツブッシュかいなというくらい悠然とした演奏になっていた。これほんまにムーティーの指揮かというくらい。ムーティーと故ヤンソンスくらい遊び心のないニューイヤーコンサートはないと思うていたけれど、これは意外。無観客やというとを意識したからこうなったのかもしれんな。「美しく青きドナウ」の前に硬いあいさつを入れたけれど、演奏はやはり大きな構えのもので、チャーミングさには欠けるけれど、楽しいものに仕上がっていた。
 一応リモートで全世界から拍手が聞こえるようにはしていたれど、曲と曲の間では拍手は入らず、第一部の終わりと第二部の終わりなどにだけ入れていた。「ラデツキー行進曲も」も手拍子はなし。CDで聴いたらライヴ演奏やとは感じられんものになっていることでしょう。
 昼食は妻と雑煮。食後、私は午睡し、妻は日帰り帰省。妻も今年は早めに切り上げて帰ってきた。夕刻はコンサートをBDにダビングしたりして過ごす。
 今年の正月は個人的には喪中なんで祝いはなしなんやけれど、ニューイヤーコンサートまで無観客でやられると、現実を突きつけられて暗い正月になってしまうなあ。

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大フィル、尾高の「田園」 [音楽]

 今日は大晦日。早朝に録画したMBS「らくごのお時間sp」を見る。米朝落語について語る番組やったけれど、今年の正月に放送されたものの再編集で、がっかり。朝食後はひたすらNHK大河ドラマ「麒麟がくる」の録画を1ヶ月分まとめて見、年内に放送されたものはすべて見てしもうた。クライマックスの本能寺の変は異例の年越しなのですね。
 昼食後はネットが普通に繋がっていたので、ホームページの新サーバ移行の作業をひたすら行い、無事完了。新年からは私のサイトのアドレスが変わります。それはまた下に書きます。
 午睡のあと、夕刻起きて、BS11で放送されているアニメ「八十亀ちゃんかんさつ日記」というのを見る。よくある名古屋自虐ネタなんやけれど、なかなかおもしろかった。新作が来年放送されると言うので、楽しみにしていよう。
 夕食に妻とそばを食べ、NHKEテレを見る。例年やとベートーヴェンの「第九」だけなんやけれど、今年はベートーヴェン・イヤーということで、日本全国各地のオケが演奏した交響曲を第一番から順に一楽章だけ放送してつないでいくという趣向。で、山形交響楽団が「運命」の終楽章を演奏したあとに、われらが大阪フィルハーモニー交響楽団が登場。指揮は長老尾高忠明さん。演奏するのは第六番「田園」の第一楽章。尾高さんがタクトをおろした直後、「美しい!」とその音色に聞き入った。大フィルの弦は朝比奈先生の時代から定評があったけれど、こんなにまろやかで澄んだ音が出せるんや。そして、尾高さんの指揮は曲の晴朗さを際立たせ、リズミカルかつ流れるような演奏で、無観客の大阪NHKホールに響き渡る。ああ、これは生で聴きたい! これまでCDを含めて何百回と聴いてきた曲やけれど、一番よい。ワルター指揮コロンビア響、ベーム指揮ウィーンフィル、クリュイタンス指揮ベルリンフィルなど名演奏は多々あれど、この大フィルの演奏ほど心揺さぶれるものはなかった。妻など涙ぐんでいたくらい。
 このあと、J・ウィリアムス自らウィーンフィルを振った「スターウォーズ」(これも名演!)などを聴き、今、この日記はパブロ・エラス=カサド指揮のNHK交響楽団の「第九」を聴きながら書いているんやけれど、高速演奏でこくがなく、特に第三楽章など曲のいいところを殺しているとしか言いようがない。こんな「第九」を全曲聴かせず、大フィルの「田園」を全曲聴かせてほしかったぞ。
 というわけで、このあと例によってテレビ東京の「ジルヴェスター・コンサート」を聴きながら年越しの予定。
 コロナコロナで大変な一年やったけれど、来年がええ年になるように。みなさんもお体を大切に、よいお年をお迎えください。

 ホームページ「喜多哲士のぼやいたるねん」は下記のアドレスに移行します。なお、ブログのアドレスは今のまま変わりません。
http://boyaitarunen.html.xdomain.jp/index.html
 では、来年もご愛読をよろしくお願いします。

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