ピースナイター

　今日は広島の原爆の日。プロ野球のナイターも「ピースナイター」と銘打って、なりものは自粛し、吉川晃司による「イマジン」の歌唱を試合の途中に挟むなど、いつもの試合とはかなり雰囲気の違うものになった。
　こういう試合で負けてしもうてはいかんと、カープのナインの気の入りようが違う。エースの前田健太投手の投球も、要所ではものすごく力の入ったもの。むろんタイガースも負けてはいられん。
　ただね、テレビで見てる者にまでその必死さが伝わるんやもの、タイガースナインもいつもと手ごたえが違うと感じたんやろうな。やはり全力で立ち向かい、素晴らしい投手戦になった。結局９回裏にエラーがらみでピンチとなりサヨナラ負けを喫したけれど、それだけカープナインの気力に押されていたということなのかもしれんなあ。悔しい負け方ではあったけれど、心の奥底で「今日はこれでよかったのかもしれん」という思いがあって、ジャイアンツにドームでポンスカポンスカホームランを打たれたときみたいな悔しさはなかったな。
　悔しいのはベイスターズがジャイアンツにぼろ負けしていること。タイガース戦の時みたいに元気よくはつらつと打ってくれよ、ほんまに。