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ネット検索の落とし穴 [教育]

 私の言霊は東京ドームには届かなんだようで、残念。甲子園は東京よりはずっと近いから、届くかな。明日から3連勝!
 それはともかく、今日は、会議で司書教諭の先生から「生徒のリクエストなんですけど、高い本が4冊あって、どうしましょう」とわれわれ図書室担当者たちに相談があった。
 調べ学習で使用したいと思われる方言に関する研究書。どう見ても大学の図書館に所蔵されるレベルのもので、その本を高校の図書館で購入したところで、まずリクエストした生徒がすぐに音をあげてしまうことは想像に難くない。さらにいえば、その生徒が一度読んで、それで二度とページが開かれることはないんやないか。
 というわけで、リクエストした生徒には公共図書館で貸してもらうように言うて、本校の図書室には所蔵しないということに決定。多分、生徒はネットで検索しただけで、書店や大きな図書館に行って実物を確かめたわけやないやろう。ネットで簡単に情報が手に入る時代だけに、実物を手にとって確認という作業をしないまま「自分のお小遣いではとても買えない」と図書室のリクエストボックスに書名を書いて出したんやろうな。そういう意味では、ネット世代の若者たちのおちいる落とし穴みたいなものかもしれんね。

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