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交響詩「美しく青きドナウ」 [音楽]

 今日は例によって1日遅れで「ウィーン・フィルのニューイヤーコンサート」の録画を見る。今年の指揮者はズービン・メータ。常連でありますね。スッペが好きで、必ずというてええほどプログラムに入れる。今年は序曲「ウィーンの朝・昼・夜」を第一部の頭にもってきていた。
 ニューイヤーは5度目の指揮で手慣れたもの。ただし、いつものことながら巨匠然としたテンポで、これでは重くて踊れません。私は初指揮の時から「交響詩美しく青きドナウ」なんて読んだりしていたけれど、今年の「ドナウ」もやっぱり悠然たるもの。ドナウ川というよりライン川の流れという感じですね。
 ただし、ムーティーやヤンソンスみたいに珍しい曲ばかり組みたがるようなことはせず、「常動曲」「加速度ワルツ(アッチュラレーション)」「オーストリアの村つばめ」「酒・女・歌」「アンネンポルカ」のような「ウィンナ・ワルツ・ベスト集」なんてCDによく入っている曲をたっぷりと聴かせてくれて、そこらあたりはアバド、マゼール亡き後に残った巨匠らしくてよかった。新鮮な顔とベテランを毎年のように入れ替えて組むウィーン・フィル。懐の深さを感じたのでありました。

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