大雪と薄化粧

　あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
　元日というとここのところずっと穏やかな天気やったけれど、今日は朝から強風。雑煮を食べ、年賀状をあらため、午後から京都の実家に向けて出る。
　マンションの外に出るとかなり強い北風。着込んでいったけれど、それほど温もらない。阪急で京都に。駅に着くと雪が降り始めている。バスで実家に。家に入るまでにけっこう服に着雪。温もった部屋でお重に舌鼓を打ち、屠蘇をいただく。
　しばらくして外の様子を見に行くと、かなり雪が激しくなり、積りはじめていた。部屋に戻ってお菓子を食べたりコーヒーを飲んだりして過ごし、また外へ。

　写真のように玄関先の樹木にも相当降り積もっている。先に外に出た時につけた足跡は、新たな雪で隠されてしもうている。
　日が暮れたところで出ると、１０cm近く積っている。これは帰りの電車のダイヤなども乱れているに違いないと、例年より早めに実家を辞去。バスは定刻より少しだけ遅れて来た。阪急のホームに降りると、特急はちゃんと時間どおりに来た。ダイヤが乱れているというアナウンスもない。
　それでも外を見たらかなり強く降っている。
　ところがですね、茨木を過ぎたあたりから雪がやみはじめ、淡路駅のホームで乗り換えるために降りたら、駅の周りには薄化粧程度しか雪は積もってへん。地下鉄を乗り継ぎ、自宅の最寄り駅で降りると、地べたは濡れているけれど雪は申し訳程度に植えこみの葉に乗っかっているだけ。
　同じ近畿でこんだけ違うんかい！　山城国と摂津国は全く別の国やねんなあ。ここまで差があるとさすがに驚きましたよ。
　帰路、見上げるとすっかり晴れ上がった空に星が光っていた。
　あの京都の大雪は幻やったんかいな。いやいや、証拠写真はちゃんと撮っている。ほんまにえら違い。驚きの新年になりました。