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白鵬の執念 [大相撲]

 場所が終わったらまたくわしく書くつもりやけれど、今場所の白鵬はこれまでの白鵬とは違うような気がした。今日の稀勢の里戦に勝って33回目の優勝を果たし、大鵬の記録をついに抜いたんやけれど、とにかくいつものような余裕が見られなんだように思う。がむしゃらというのか、体より気持ちが先に行くというのか、もう少しで負けているというような相撲も何番か見られた。そこで勝ってしまうのが白鵬のすごいところなんやけれどね。
 これはもう33回目の優勝を何が何でも今場所で決めてしまわなならんという思いが強かったんやないかと思う。一場所でも先送りになると、それだけプレッシャーが強くなって記録を塗り替えるどころか32回のまま終わってしまうんやないかという恐怖心にも似たものがあったんやないかと推測してしまうのでありますね。どんな形でもとにかく勝つんだ、相撲内容は二の次。そんな相撲が多かった。
 それだけ記録を塗り替えるということに対するプレッシャーというものはすごいんやろうなあ。常人には計りしれん、まさに白鵬にしかわからん重圧なんでありましょう。
 そしてそれをやりとげてしまうんやから、たいしたものであります。

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