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永六輔の死 [追悼]

 愛すれどTigers「カープにまたも3連敗で最下位独走」を更新しました。

 月曜日であります。やらねばならない仕事を粛々とこなし、午後からの会議が終わったら続きをしようと思うていたら、ああなんてこと、予定外の仕事が入り、明日以降のスケジュールがますますタイトに! 明日も粛々と仕事を進めるしかないのです。

 放送作家でタレントの永六輔さんの訃報 に接する。享年83。死因は肺炎。
 テレビっ子やった私にとっては、あちこちの番組で当たり前のように見かける顔で、初めて知ったのはいつかなんてことは覚えてへん。放送作家で作詞家でプロデューサーで自分もテレビに出る人。こういう人のことを「タレント」という。
 放送作家がタレントとして出まくった時代というのがあったのですね。永さんのほか、青島幸男さん、前田武彦さん、大橋巨泉さん、はかま満緒さん……。みんな自分で書き、自分で出た。テレビが元気やった時代のお話。
 永さんの場合、テレビ以上にラジオを大切にし、さらにまた世の中に広く知られてない人を表舞台にあげることを使命のようにしていたように思う。
 今でこそタモリさんは当たり前のようにNHKの看板番組に出ているけれど、永さんが最初に「テレビファソラシド」という自分の番組に引っ張り出した時は「あたしなんかがNHKにでていいんすかねえ」なんて困ったような顔をしていた。局内でも反対の声もあったみたいやけれど、ゲスト出演で好感触があったか、すぐにレギュラーになり、当たり前のようにNHKでもレギュラー番組をもつようになった。永さんの炯眼というてもええやろう。
 イッセー尾形、マルセ太郎などのくせのある一人芸をあちこちに紹介したりもしてはった。そう、およそテレビ向きでない芸が好きやったんやろうなあ。
 テレビ草創期やから、こういう人材の活躍する場があったやろう。型にはまることをよしとしない、あちこち動き続ける人。こういう「タレント」はみう今のテレビでは出る余地はないかもしれんねえ。
 謹んで哀悼の意を表します。

 7月17日(日)は、「たちよみの会」例会です。祇園祭山鉾巡行の日ですが、いつもどおりやります。多数のご参加をお待ちしています。

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