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中途半端な「感動」 [映画]

 今日は広島の平和祈念式典。8時15分にはビデオを見るのをいったん止めてテレビに切り替え、黙祷。子どもの頃、この日は必ず母が式典の放送をつけていっしょに黙祷をするようにしつけられたものです。妙に復古主義者が元気なご時世だけに、こういうことは大切にしなければ、と思う。
 今日は近くのコンビニに煙草を買いに行ったらむやみに暑く帰宅したらへたってしまう。でも、宿題の映画選定のためにDVDは見るのであった。
 今日は「マンゴーと赤い車椅子」(秋元才加主演)を見る。脊髄損傷で下半身麻痺となった元看護士が、最初は車椅子に乗ることも拒否していたけれど、少しずつ障碍を受け入れて前向きに生きていく「感動」の物語。
 元AKB48の秋元才加の演技はまずまず。そやけど、3つのエピソードを束ねてみたはいいけれど、それらが有機的に結びついてへんので散漫な印象しか残らなんだ。彼女に勇気を与える難病のロックシンガーとの関係も、恋愛になるんだかなんなんだかようわからん中途半端な描き方。大好きな祖母との交流の描写も中途半端。彼女を励ます家族や理学療法士との関わり方も中途半端。うーむ、アイドルが身体生涯者の役を熱演しました、がんばって立ち直る女性の姿を見て「感動」してください。てな感じかなあ。
 これやったらまだ「レインツリーの国」の方がストーリーがしっかりしているだけまだよい。
 というわけで、これは候補から外すことにする。さて、候補はあと2本。なかなか「これを見せねば」というものに当たらんなあ。「カタログ掲載」という縛りがあるのもきついことです。

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