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みんななかよし [テレビ全般]

 試験監督中、むやみに眠くなる。あくびをする生徒がいる。目をそらす。あくびがうつるといかんからね。うろうろ歩く。教室の後ろから生徒を見ながら屈伸運動をする。2コマ連続やったから、終了後はやれやれという感じ。普通に授業をするよりしんどいものです。
 ところで、朝、自宅から最寄り駅を歩いていると、なぜかはわからんがある歌が頭の中に響いてきた。
「口笛吹いて空き地に行った。知らない子がやってきて、遊ばないかと笑って言った。ひとりぼっちはつまらない。誰とでも仲間になって仲良しになろう。知らない子はもういない。みんな仲間だ仲良しなんだ」
 なんじゃこの歌は。ああ、自分が小学生の低学年のころ、「道徳」の時間に見せられていたNHK教育テレビの番組「みんななかよし」(というタイトルやったと思う、たぶん)の主題歌やった(と思う、たぶん)。
 ひとつ何か思い出すと、芋づる式に記憶というのは出てくるもんなんですなあ。
 それにしても歌詞まで鮮明に出てくるとは。
 おそらく、この歌詞に対してその時にいろいろと疑問が浮かんでいたから、記憶に残っていたんやろう。
 まず、知らない子がやってきて、いきなり声をかけてくるというシチュエーションに疑問を抱いたんやったんやなかったかな。自分やったら、空き地で知らん子たちが遊んでいたら声をかけるどころかまわれ右してそこから立ち去り知ってる子を探しにいくやろう。ただ、最後に知らない子はもういないと歌われているので、知らない子がそこから立ち去ったのやと思うたんやったのと違うたかな。それで納得したのに、みんな仲間だ仲良しだと結ばれているのが変やと感じていた。
 今やったらわかる。声をかけてきた知らない子といっしょに遊んで、その子と友だちになったので、知らない子なんてものはいなくなり、みんな知ってる子になったという意味の歌なんや、と。
 でも、その当時の私の疑念は子どもながらなかなか鋭いのと違うかな。そんな簡単に友だちになんかなられへんし、ちょっと遊んだくらいやったら「知らない子」はやはり「知らない子」のままやろう。だいたい誰とでも友だちになれるなんてまず無理やないか。
 それにしてもなんでこんな歌をいきなり思い出したのか。謎としか言いようがない。
 疲れているので脳が何かその疲れを緩和させる作用をしようとしたんやろうか。人の脳というのはほんまに不思議であります。

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