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黒いカーテン [読書全般]

 愛すれどTigers「鳥谷の連続試合出場記録ストップ!」を更新しました。

 朝からなんとなくぼんやり。急に暑くなったんで、体がついていってへんのかな。風邪薬を呑んでから出ようと思うていたのに、呑むのを忘れてしまうというくらいぼんやりしておりました。
 幸い、事故に遭うというようなこともなく、無事仕事をこなし、定時に帰宅といいたいところやけれど、一日授業の詰まってる日やから、放課後もあれこれと事務作業をしている間に定時を過ぎておりました。
 ここのところ車中では雑誌を読んだりすることが多かったけれど、今日はウィリアム・アイリッシュ/宇野利泰・訳「黒いカーテン」(創元推理文庫)をやっと読了。ほんまやったら一気読みできる本やけれど、間に雑誌を読んだりしてて時間をかけてしもうた。品切れ本の復刊。カバーと解説だけが新しく、本文の版組も昔のまま。最近のでかい字の文庫を読みなれているから、昔の小さい字の版組は読みにくくなっているなあ。以前「幻の女」や「暁の死線」が復刊された時にアイリッシュを続けて読み、「黒いカーテン」も復刊されんかなあ、できたら新訳でと思うていたのです。新訳ではなかったけれど、復刊されたのはありがたい。3年間の記憶喪失から記憶を取り戻した男。ところがその3年間の記憶がない。どうやら自分を追いかけてくる男がいるらしい。空白の3年間、自分は何をしていたのか。妻を実家に避難させ、その失われた時間を取り戻すべく、主人公は動き始める。
 スリルとサスペンスというのはアイリッシュの小説にこそふさわしい。ちょっとばかりご都合主義的なところがないではないけれど、たて続けに先の読めない物語を書き続けていたというのはやはりすごいことです。訳文がいささか古臭いけれど、代表作の一つに数えられるだけのことはある。この調子で「黒衣の花嫁」なども復刊していただきたいものです。
 帰宅したあとは録画したままたまっていた「題名のない音楽会」や「カウボーイ・ビバップ」などを見る。まだまだ手つかずの仕事がたまっています。明日もしぼりかすになって帰宅することになるのかな。

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