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モリアーティ [読書全般]

 昨晩は録画した野球をまるまる見てから寝た。というか、最後に逆転する9回表のところで入眠してしまい、明け方起きて見直してからまた寝るという、非常に不健康な寝方をしてしもうたのでした。
 午前中はそれでも何本か深夜アニメや「仮面ライダービルド」などを見て、午後からは「たちよみの会」例会へ。
 本日、参加者は私だけ。往路の快速特急で熟睡。「フランソア喫茶室」ではひたすら読書。「丸善」で文庫の新刊を少し買い、復路の特急でも仮眠。帰宅して録画していたプロ野球中継を見る。イーグルスの梨田監督が辞任し、選手たちがはりきってたところに若い才木投手が呑みこまれ、乾杯。悪い時に当たったなあ。
 アンソニー・ホロヴィッツ/駒月雅子・訳「モリアーティ」(角川文庫)読了。同じ作者の「絹の家」とともに「コナン・ドイル財団公認」が売り。本作ではライヘンバッハの滝でホームズとモリアーティが死んだ(と思われた)直後、スコットランド・ヤードのアセルニー・ジョーンズ警部とピンカートン探偵社のフレデリック・チョイスが協力してロンドンに根を張ろうとしているアメリカの悪党を倒そうとするという話。途中でだいたい作者の仕掛けはわかってしもうた。ジョーンズ警部を主役格に置いているのも、なんか違うような気がする。つまらないわけやないけれど、ドイルっぽくないのね。まあ「絹の家」もそうやったから、そんなに大きな期待はしてへんだけどね。
 ホームズ愛が足りんのやないかなあ。正直、これやったら北原尚彦さんのパスティーシュの方が数段上やと思う。北原さんも財団に公認してもろたらどないですか。

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