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あやかし行灯 [読書全般]

 近畿は梅雨入り。一日だらだらと雨。気温はそれほど高くないけれど、とにかく蒸す。湿度の高さで相当体力消耗してる感じですね。
 今日から懇談週間で午後からの授業はカット。遅れ気味やった事務作業をひたすらやるけれど、とにかくまあエンジンのかかりが悪くギアが上がらん。
 それでも時間いっぱいまでかけて予定の作業は終了。明日は時間割変更の関係で授業はなし。徹底的に事務作業をやるぞう。とにかく奨学金最優先です。
 いつもの時間に帰宅。今日は甲子園の試合は雨中止。録画した番組を何本か見る。
 霜島けい「あやかし行灯 九十九字ふしぎ屋商い中」(光文社時代小説文庫)読了。シリーズ第4巻。評判がいいのでしょう、ここまで明らかにされてなんだ九十九字屋主人の冬吾がなんで「ふしぎ屋」商売をしているかなどの背景が語られ、彼の過去に関係ある新たな登場人物も出てきて、本格的にシリーズとして続けていくという展開になってきた。むろん、作者らしくあやかしの描写なども楽しめるし、かどわかしにあった女の子を助ける第一話や、行灯にとりついた父親の霊と残された家族を描く表題作など、人情話という側面とミステリ的な趣向がうまくとけあっていて、今回も楽しく読めた。さて、次巻以降、どこまで世界観を掘り下げられるかが楽しみになってきた。

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