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旭堂南陵の死 [追悼]

 大相撲小言場所「七月場所をふりかえって~照ノ富士、驚異の復活優勝~」 を更新しました。

 今日も完全休養日。いつもの日曜日と同様、午前中はテレビを友とし、昼前にパソコンでネットチェック。夕食後には午睡して、夕刻から相撲、プロ野球中継を見て……。相撲は照ノ富士がなんと大関陥落後、序二段まで落ちて、そこから這い上がっての幕内最高優勝。これについては「大相撲小言場所」に書いたので、興味のある方はお読みください。
 プロ野球はタイガースが連敗を止めて勝率5割に戻し、ほっとする。あ、タイガース川柳をひねるのを忘れていた。来週くらいから川柳をひねる精神的余裕も出てくるかな。
 2日ほど前ですが、講談師旭堂南陵さんの訃報 に接する。享年70。死因は膵臓癌。
 小南陵さんという方がなじみがある。講談に関する著作もあり、「日本芸能再発見の会」にもよく顔を出してくれてはって、その際にお話を伺うことができたのは、私にとっては財産のひとつやったかも。ただ、人間関係はあまり上手にこなす方やなかったみたいで、参議院議員を一期で降りはった時、「なんでですか?」とたずねたら、「組合とうまいこといかなんだ」と言うたはったし、南陵襲名の際もあまりスムーズにいかなんだと記憶している。
 ただ、先代に入門し、小南陵時代から弟子を多く取って育てていることは、上方の講談にとってはやはり功労者やと思う。講談のもととなったといわれる「節談説教」の復活や、夢枕獏さんと組んで安部晴明の講談を企画したりと、アイデアマンやった。だ、個人的には小南陵さんの講談を聞いて面白いと思うた事は、実はなかったのです。多芸多才とはいえ、いずれも頂点に達することができなんだというと失礼にあたるかな。
 とはいえ、直接言葉を交わした時は、やはり大名跡の継承者らしく、ヒトとしての大きさを感じたのは確か。私のようなどこの誰ともわからぬものにも普通に話をしてくれる、気さくな方やった。
 謹んで哀悼の意を表します。

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