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鑑賞会後に脱力感 [教育]

 今日は私が担当する「芸術鑑賞会」。今年は劇団「ミクルミュージカルカンパニー」の「ネバーランド年代記」というお芝居を生徒たちに見てもらう。
 昨年の4月から複数の劇団の方からお話を聞き、DVDで内容を確認し、担当者間で決定したあと、理由書だのなんだのを何度も何度も書き直し、なんとか年度内に契約にこぎつけ、今年は10月に入ってから劇団やホールとの打ち合わせを何度も重ね、学校からホールへ移動する団体数取り券の手配など様々な手順を踏んで、とうとう本番の日が来たのであります。
 むろん、職員の大多数はどれだけの手順を踏まんとあかんかというのはご存知ない。担当部署が違うと、仕事の内容というものは意外とわからんものなんですわ。私も担当したことのない部署の仕事に関してはほとんどわかってへんと思うしね。
 そやからというてそれを声高に言うのは大人げない。他の職員の方たちはその人の仕事でいろいろとご苦労なさっているんやから、お互いさまなんであります。
 生徒たちの反応はすこぶる良し。入院中のミステリ作家が畑違いのファンタジーを書いていると、自殺願望の少女が病室に忍び込み、主人公の女の子についてのアドバイスをするかわりに睡眠薬を作家からもらうという約束をする。舞台は、劇中劇となるファンタジー世界と、作家と少女の交流の二重構造を取りながら、歌や踊りをふんだんに入れて進む。生徒たちは一喜一憂して舞台を楽しんでくれた。
 もうそれだけで満足であります。
 しかも、偶然この劇団に私も教えたことのある卒業生が入団しており、今日の舞台にも出ていた。カーテンコールで紹介され、在学中の担任の先生は舞台にひっぱりあげられ、場内がまた大いに盛り上がった。
 まだ、支払いの手続きやのなんやの仕事は残ってはいるけれど、今日はもうこの行事が無事に終わったということで一気に緊張感が解けた。帰宅途上から脱力感に襲われ、帰宅したらしばらくダウン。それもまた心地よし。明日は一日休みたいくらいやけれど、そういうわけにはいかんのでありますよ。やれやれ。

 11月17日(日)は「たちよみの会」例会です。多数のご参加をお待ちしています。

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