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掛布の笑顔 [プロ野球]

 スポーツ紙もプロ野球のオフシーズンを迎えて紙面づくりに苦労しているみたいでありますが、タイガースの秋季キャンプではもうなんというても掛布雅之さんが主役でありますね。ネタがなかったら掛布さんを一面に持ってきておいたらOKという感じでありましょうか。
 それだけファンは掛布さんの現場復帰を待望していたのやろうねえ。かくいう私は別にそれほど待望してはなかったんやけどね。それにしても掛布さんのアドバイスで選手たちが見違えるようによくなった、という記事を読んでいると、なんかこれまでの指導者たちが気の毒になってくる。退団した片岡、水谷、河村各コーチはそれぞれ打撃理論に一家言をもち、特に水谷、河村両コーチは指導者としての実績も十分にあった。そうした人たちが粘り強く指導してもなかなか打てなんだものが、掛布さんのわずか数週間の指導でそんなに劇的にようなるもんやろうか。
 これまで指導していたコーチによって、若手選手たちの打撃は少しずつ良くなってきていて、そこに掛布さんのアドバイスというきっかけがあって、ようやく結果か出はじめたんやないかなあなんて思う。むろん、そういうきっかけを作った掛布さんの手腕はなかなかのもんやと思うけれどね。
 それにしてもスポーツ紙上で見る掛布さんの生き生きとした笑顔は、ファンとしては嬉しい限り。現場に戻りたくてよほどうずうずしてはったんやろうねえ。若い選手たちといっしょに野球を楽しんでいるという感じやね。
 将来掛布さんが監督になったりした時(今回のアドバイザーとしての復帰はその布石やないかと思うています)、常にこれくらい楽しそうにしていてくれたら、なんとなくおとなしいタイガースベンチの雰囲気もずいぶん変わると思うなあ。
 いやいや、和田監督がいかんとかそういうつもりではないよ。自分と同い年の和田さんにはなんとか優勝監督になってほしいと願っているんやから。