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教材作成は難しい [教育]

 若い先生と共同で行っている授業で、前半部分の教材を私が作り、後半部分の教材をその先生が作るという分担で仕事を進めてきた。私のプリントは以前この日記でも書いた「日韓文化交流」がテーマのもので、「韓流ブームの10年」を駆け足で紹介し、さらに韓国での「日流」を紹介し、その上で古代から近世にかけての文化交流を「渡来人」「萩焼」「通信使」などをキーワードに提示、というもの。これでも盛りだくさんになったかなあと思うていたけれど、公開授業で予定通り1時間授業でまとめることができた。
 で、次の1時間分の教材を若い先生に作ってもろうて、その叩き台を今日見せてもろうた。
 力作やった。やりたいことを目いっぱい盛り込んで、時間をかけたら非常に面白い授業ができると思えるものやった……けれども、1時間ではでけんのですねえ。私も経験があるけれど、あまりに思いが強すぎると、あれもこれもそれもどれもと次から次へとやりたいことがわいてくる。
 そこをいかにばっさりと切って、わかりやすく核心を突いた教材が作れるか、そこが肝心なのであります。私、今回の自分の教材では図版を多用し、文章だけやと最初から読む気をなくしそうな生徒にも関心を持ってもらおうと工夫をしたりした。手前味噌ながら、突貫工事でこしらえた割には自己採点で80点くらい出したくなるできのものになった。むろん、調べたことをすべて教材にいれることは不可能で、80%以上はカットした。それでもちょっと盛り込み過ぎたかと思うたくらい。
 そこらへんのさじ加減が、若い先生にはまだまだ難しいんやなあ。いろいろとアドバイスをし、作り直してもらうことにした。そやないと、その教材を渡されて1時間だけで授業をまとめるなんてとてもできそうにないからね。3時間位は要る。
 そうやってアドバイスしながら、自分も気をつけなならんぞと思うた次第。
 教材を作るのはほんまに難しいことですわ。

※昨日の日記で「結いの党」を「結の党」と誤記しておりました。本日訂正いたしました。関係各位には失礼をいたしました。申し訳ありませんでした。

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