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靴屋の大将はプロ [日常生活]

 今日は「街づくり」という授業の一環として、淡路本町商店街へ生徒たちとフィールドワークに行った。昼前のだんだん暑くなる時間帯で、アーケードの下で日陰になっているとはいえ、生徒たちの様子を見るために何度も商店街を往復したので、かなり疲れましたねえ。
 商店街の中の靴屋の店先で、マジックテープでとめるスニーカーの安いのを見つける。校内の上履きとして使用しているものがかなりくたびれてしまい、もう少しではきつぶしてしまうところやったんで、新しいのが欲しくなっていたところやった。
 店先でその靴をじっと見ていたら、靴屋の大将が出てきて、「サイズ違いのもありますよ」という。「そうですねえ」なんていなしてたんやけれど、「25.5cmですか。そこにあるのは26.0cmですけれどねえ」と言われてうーむと唸る。まさにその通り。私のはいていた靴のサイズはぴったり25.5cmやったのであります。さすがプロ。目で測ってずばりと言いあてた。私はこういうプロの技に弱いのよ。この大将のお勧めならば買おうかなという気になってきた。
 指定した色の靴を持ってきてくれはったけれど、26.0cmしかない。「まあはいてみて下さい」と大将。少しゆったり目やけれど、ぶかぶかというわけでもない。大将のダメ押しがここに来る。
「マジックテープやから、しっかり締めたらいけまっせ」。
 むろん、売るためにそう言うてはるんやけれど、商店街の店の場合、売らんかなだけではたちゆかなくなる。これはこの数カ月、「街づくり」の授業のためにコミュニティ・デザイン関係の本やら公園に関する本やら商店街に関する本やら仕事の合間を縫うて読み倒したから、そこらあたりの機微というものをわずかながらでも知識として持ったことで、わからんこともない。
 プロの言葉、信じましょう。
 というわけで、個人的な買い物(というても仕事用のものですが)をすることにより、私もまた商店街に関するフィールドワークができたというものです。
 職場に戻り、新しい靴に履き替えた。割とすぐに足になじむ。もっとも、大きめのサイズやから足が締めつけられるということはないわけやけどね。
 てなわけで、昼間に外をうろうろしていたものですから、帰宅してからも眠くて眠くて。今日は早い目に寝るとしようか。

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