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謎の2人外野手シフト [プロ野球]

 金曜日は非常に日程が詰まっている曜日で、今日も搾りかすのようになって帰宅。テレビで例によってプロ野球観戦をしていた。
 ジャイアンツの原監督という人は時々セオリーを無視した博打うちみたいな作戦をとることがある。四番打者の打席で走者に三盗を試みさせるなんてこともあった。当たれば相手の意表をついた作戦ということになるけれど、外れたら試合をぶち壊してしまう。
 今日は、ピンチでタイガースの西岡選手が打席に入っている時に、外野を守っていた亀井選手を前に出させて内野手5人、外野手2人というシフトをとって唖然とさせた。これは西岡選手が外野に打球を飛ばせられないということが前提なんやろうけれど、青木投手はライトのファールゾーンに打球を飛ばされた。ここで外野手3人体制に戻すのかと思うたら、シフトはそのまま。西岡選手は普通ならセンターの定位置の平凡なフライになる打球を外野へ。むろんそこには誰もいてへん。外野手2人の真ん中を破る二塁打になった。
 野球の神様は、ここで彼を見放したように思う。
 だいたいこのシフト、最初は今成選手が打席に立つという前提でとらせたけれど、代打に西岡選手が出たところで一度通常のシフトに戻し、1球投げたところで再度変則シフトにつかせている。
 西岡選手もなめられたもんであります。
 しっぺ返しのような大量失点の上、その後内野安打の阿部選手がアウトと判定されて激昂し審判を突いて退場処分になってしもうた。野球の神様がお仕置きをしたんやないかと私には感じられた。
 このままタイガースが勢いに乗って最終的に優勝したりするようなことがあれば、それは今日の試合がきっかけになるような気がしてならん。
 原監督は何を考えてあんなシフトをとらせたのか。今日のテレビ解説の金本さんにも解説のしようがなく、外野に打たれた青木投手にも責任があるというようなことを言うてはった。
 野村克也さんの名言を思い出した。
「勝ちに不思議の勝ちあり。負けに不思議の負けなし」。
 今日のジャイアンツは負けるべくして負けたということだけは言えるね。

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