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ロトの第九 [日常生活]

 大晦日であります。朝食後、録画した番組を見て、二度寝。昼食後、少し読書。100年アンソロジー「木の都」を読了。終戦直後に書かれたものばかりで、戦争の爪痕が色濃く残ったものがほとんど。あらためて戦争の愚かしさを感じる。こういう本を生徒に読んでもらいたいものだと思う。このアンソロジーのシリーズは全巻図書室に入れる予定で、「木の都」まではもう購入済み。生徒が手に取ってくれるかどうかはわからんけれど。続けて続巻の「百万円煎餅」に取りかかる。こちらは1950年代に発表されたものが中心で、星新一さんの「おーい、でてこーい」も収録されている。何度も何度も読んでいるのに、読み返すたびにラストで身震いしてしまう。1960年代に入る来月末発売の「ベトナム姐ちゃん」にはおそらくSFも何篇か入る事でしょう。楽しみ。
 夕刻、少し午睡。こんな大晦日の過ごし方でええんかいな。
 夜はN響の第九の中継を聴く。指揮はフランソワ=グザヴィエ・ロト。レコードアカデミー大賞を受賞した気鋭。切れ味の鋭い、きびきびとしたテンポの第九。強弱をはっきりとつけているんで無機的にならない。なかなかの熱演で、年の締めくくりにいい演奏を聴かせてもろうた。
 さて、この後は毎年恒例のテレビ東京系の「ジルヴェスター・コンサート」で年越しとしますか。
 今年も一年間ご愛読ありがとうございました。毎日毎日「疲れた」ことばかりぼやいてたなあ。来年は少し元気を出さんとあかんね。
 ではみなさん、よいお年をお迎えください。

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