雨中の門番

　今日はお山の学校の文化祭。私のお仕事は学校周辺の巡回、閉鎖してある門の立ち番、校内の巡回。つまりほとんど警備係として１日を過ごしたのであります。まあ、クラス担任でもなく、人権教育担当を専らとしている教員に文化祭でまわってくる仕事なんてそんなもんです。
　朝一番の校外巡回の最中に雨が降りはじめ、少しずつ降り方が強くなっていったので傘をさし、相棒の若い先生と雑談をしながら周辺の酒屋やコンビニの駐車場をみまわる。生徒の保護者が駐車したりすることがあるので、そのチェックであります。まだ一般公開される前の時間やったし、特に異状なし。１時間ほど仕事部屋で事務作業をしてから、門番の仕事。雨はますます強くなっている。今日は業者とＰＴＡ役員以外はすべて受付を通ってもらうので、入ってこようとする人に受付のある門の場所を指示する。また、早退するという生徒にも受け付けを通るように指示。ただ突っ立っているだけやけれど、地面に跳ね返った雨でズボンのすそがひどく濡れ、体も冷えはじめてきた。１時間で門番から解放され、すぐに校内巡回。招待券で入ってきた他校の生徒たちと勤務校の生徒たちの間でトラブルが起こったりしないか、生徒たちがハイテンションになってアホなことをしでかしてないか、校内を行ったり来たり。
　警備の仕事が終わり、遅めの昼食をとるともうぐったり。文化祭終了後、保健委員の展示の後片付けの指導をした後は、来週の授業に向けての準備やとか奨学金関係の雑務をこなし、やっとこさ退出時間が来たので、すぐに出る。
　これがまた困ったことにバスも電車も土曜ダイヤなんで、いつもよりも少しずつ時間が後ろにずれているのですね。定時に退出したのに、帰宅は少しばかり遅くなる。
　台風接近で、月曜日あたり暴風警報が出るやもしれん。幸いその日は今日の分の代休なんで、暴風雨の中をよたよたと歩かんですむ。そのことを思えば、文化祭は無事に終了したんやから、まあよかったと思わんとね。

文化祭は別世界

　明日はお山の学校の文化祭。今日はその準備。とはいえ担任を持っているわけでもなく、去年のように自分の企画をプログラムに入れているわけでもないので、保健委員会の展示の手伝いと、ゴミ捨て場で生徒が分別せずに投棄しないか注意するという当番、そして文化祭とは関係なく入ったスクールソーシャルワーカーの方との情報交換会があったくらいで、どうも「明日は文化祭！」という盛り上がりに欠けることおびただしい。
　しかも週明けに行う授業の教材印刷をやったりしてて、平常とさほど変わらんのであります。
　仕事部屋でパソコンに向かい教材を作っていると、廊下の向こう側で生徒たちが楽しそうな声をあげている。
　ああ、明日は文化祭なんやなあと、別世界のことのように思いながら、日常と変わらん業務をこなしている。育英会から問い合わせの電話がくる。生徒が奨学金について質問に来る。
　ほんまに明日は文化祭なんかなあと思う。
　きっと明日になって、初めて「文化祭なんやなあ」と実感するんやろうね。そう、今日実感がわかなくとも、明日の朝には否応なしに実感させられるのです。アラームで早朝に叩き起こされて。

ぼやき続けて２０年

　今朝はなんとか起きられ、雨の中、早朝に無事出勤。昨日たっぷり寝たのがよかったらしい。ただし、仕事部屋はぐっと冷え込み、ストーブをつける。用事で仕事部屋に入ってきた同僚が「もうストーブ！」と驚いていたけれど、この仕事部屋はほんまに底冷えがするのです。授業と教材作成で一日を乗り切った。
　ところで、数日前に気づいたんやけれど、この「ぼやき日記」、先週にまる２０年を経過したのですね。公開当時は自宅据え置きのパソコンからしか公開でけなんだから、外泊したり、飲み会で遅くなったりする時は更新でけなんだけれど、ブログにかえてからは携帯からメールで投稿することもできるので、修学旅行の引率をしていても旅先から更新ができるようになった。
　飲み会があっても二次会までつきあわんようになったので、帰宅してからほろ酔い気分で更新、なんてこともするようになった。
　２０年分、まとめて読もうと思うと時間もかかるしとてもその気にはなれんけれど、いずれ暇ができたら読み返してみようと思う。もっともその時は２０年分ではなく２５年分くらいになっているやろうけれど。
　というわけで、２０年ぼやき続けてますけれど、まだまだぼやきのネタは尽きません。これからもおつきあいのほどをお願いします。
　ほんまは１週間前にこういうことを書きたかったんやけれど。ま、２０年と１週間記念、という中途半端さが私らしいのかもしれませんね。

カープはコールド勝ち

　愛すれどTigers「泥にまみれ、ＣＳ突破ならず」を更新しました。

　朝起きられず。体調不良で欠勤。ひたすら寝る。夕刻、なんとか疲れが取れる。昨日ちょっと無理をしたのがてきめん響いたらしい。明日からはなんとか仕事に戻れるでしょう。
　夜はパソコンを立ち上げてものかき関連のお仕事。ニュースサイトなども巡回。
　クライマックス・シリーズのファイナルステージ第１戦はなんと５回降雨コールドでカープが先勝と。
　ちょっとまてよ。それやったらファーストステージ第１戦の泥試合はなんやったんですか。試合前から中止にしてもおかしくない状況で、雨も降り続け、ぐだぐだになった状態で９回までやった、あの試合は。
　コールドゲームにしてもよかったんやないか。
　それやったらタイガースが勝つか引き分けて中途半端な状態でファイナルステージ進出が決まるから、そやから最後まで試合させたんでしょう。
　日本シリーズ出場の権利をかけているという意味ではファイナルステージも同じ基準でやるべきやないか。どういう基準で甲子園は最後までやらせてマツダスタジアムは途中で打ち切りとなっているのか。
　セ・リーグ統括はちゃんとそこのところを説明してほしいなあ。でないと、タイガースファンとしては納得がいかんですよ。試合成立の段階でコールドにしておいたら、ベイスターズが勝っていたとしても、第３戦はあそこまで勢いづいてなかったはず。両チームとも無駄に投手をつぎまなくてもすんだやろう。
　セ・リーグ統括はそんなにタイガースが嫌いやったか。来年は何が何でも優勝して無条件でファイナルステージを甲子園で行えるようにしていただきたいものです。

さんざんな１日

　朝、いつもの時間より少し遅れて自宅を出る。それでも最寄駅の電車にはいつもの時間通りなんとか乗れて、やれやれと思うたら、乗り換え駅で誤算。阪急天六駅で電車が止まっているのですね。ひとつ向こうの柴島駅で人身事故とのこと。天六－淡路間のみ電車は運行停止。天下茶屋行きはすべて天六発。そして南からくる電車はみな天六どまり。
　梅田まで出て御堂筋線から千里中央行きに乗れば、多少大回りながらもお山の学校に行くバスに乗れるなあと思いつつも、駅員の会話などに耳をそばだて、警察の現場検証が負うそろそろ終わるというのを聞きつけ、運行再開まで待つことにした。
　結局、天六のホームで読書をしながら待つこと１時間。職場に連絡して遅れることを告げる。幸い１時間目は授業なし。もっとも運行が再開されたら、電車はすし詰め。関大前あたりでなんとか座れたけれど、下手したら終点の北千里まで立ちっ放しというところやった。
　北千里駅で延着証明をもらおうと思うたら、高校生が有人改札のところで列をなしている。これ、みんな延着証明をもらう生徒たちなのね。北千里から先は公立私学合わせていくつも学校があるんで、並ぶ高校生の数も半端やない。
　さばききれん駅員さんが、「高校には連絡を入れてますので、証明はなくても大丈夫です」と言うと、高校生たちはわれがちに改札に。私はその無秩序な動きをかき分けて延着証明をもらう。これがないと、手続き上、時間休をとらなならことになるのですね。
　ようよう駅を出てバス停に。お山の学校の最寄り停留所に行くバスは出た後でした。次のバスを待つうちの生徒たちが何人かいてる。彼らは授業に間に合わんでも支障はない。授業の途中に教室には行っても「延着」なんで遅刻にならん。私はそういうわけにいかんので、別のバスに乗り、途中下車して、職場までいつもの倍以上の距離を歩く。
　結局、職場についたのは自宅を出てから３時間後。もうそれだけで今日は終わったようなくらい疲れていたけれど、今日は５時間連続で授業がある。昼休みも授業準備などであまりゆっくりとられへん曜日なのです。
　６時間目が終わると、もうぐったり。事務作業と明日の準備をぼちぼちとやり、定時に退出。早く帰らんと倒れそう。
　帰宅して、寝転がりながら追っかけ再生でタイガースの試合をテレビ観戦。ベイスターズに完敗して、ＣＳファイナルステージ進出ならず。
　ああ、もう来年の春まで一喜一憂する楽しみはないんやなあ。
　ほんま、さんざんな１日でありました。

雨とストーブと試合中止

　朝から雨。一日中雨。昨日からずっと陽光がさすことはなく、気温は２０度を切る。先週末は２５度に達して汗だくで扇風機にあたっていたんやけれど、今日はただっ広い仕事場がやけに冷え込み、やむを得ずガスストーブを発稼働させる。
　教材作成やら生徒に配布する奨学金書類の封筒詰めなど一日ほとんど仕事部屋にこもっておりました。でも、今日やっとかんと、明日からは授業に追われてなかなかこういう事務作業がでけへんようになる。それにしてもストーブの世話にならんならんとは思いもよらなんだわい。
　３時半ごろに携帯にメールがくる。今日の甲子園の試合は中止、というお知らせ。試合結果を知らせてもらうメールサービスに登録しているのです。まあたいてい試合はテレビ中継などで見るから結果は知らせてもらわんでもええんやけれど、この「試合中止」メールは実にありがたい。すぐに妻にメールを送り、録画予約を解除してもらう。
　小雨の中、帰宅。土曜日に録画した「ウルトラマンジード」などを見る。野球が中止になったら、たまっている他の番組の録画を見るから、結局テレビ漬けになってしまうのです。ええ歳をしたおっさんが何をしておるか。
　夜になって雨はますます強くなる。天気予報では明日は雨は朝のうちまでで、午後からは曇り空ということなんやけれど、これがなかなか予報通りにはならん。予報通りやったらなんとか甲子園の試合はできそうなもんやけれど、日照がなかったらグランドコンディションは回復せんやろうから、またじゅくじゅくのグラウンドで試合をせんならんことになるのかな。そんな状態で大事な試合をやらんならん選手が気の毒になる。いっそのことざざ降りになって「こらあかんわ」と誰もが納得できる雨天中止になった方がええんやないか。そしたら１勝しているタイガースがカープへの挑戦権を得ることになるから、というさもしい根性で言うているのではない、つもりですが、そちらへの期待がないこともないのがなんともさもしい。

泥沼甲子園

　今日は「たちよみの会」例会。自宅を出た時は小雨。妻によると、そのあとかなりしっかりした雨が降り続けたらしい。というのも、京都では傘をささないでもよいくらいの小雨やったからね。まさか大阪で本降りになっていたとは思うてなんだのです。
　本日の参加者は私のみ。４時になる前に切り上げ、「丸善」へ。どこの本屋でも売り切れていたＮＨＫムック「おんな城主　信虎　完結編」を買えたので、まあ京都まできた甲斐はあったか。
　帰宅して、クライマックス・シリーズの第２戦を録画で見る。なんと６時半を過ぎてもまだ試合をしている。実は降雨のため試合開始時間が１時間も遅れた上に、公式戦ならノーゲームにしてもおかしくないほどグラウンドがぬかるんでいるのに、試合を強行している。日程をこなさんならんという事情はあるにせよ、平凡なゴロも打球が弾まず内野安打になったりと、まともに野球ができる状態やなかった。ファイナルステージの日程を動かせんという事情もあったやろうけれど、最後までやらすかね。ノーゲームにしてもおかしくない状態やったし、タイガースがリードされてはいたけれど、選手のためにもコールドゲームにしたれやと思いながら見ていた。
　今も外は雨。今日のグラウンドコンディションを見れば、明日は雨があがってもやはりまともに野球ができるかどうか。いくら阪神園芸のグラウンドキーパーが優秀というても、明日も降り続けば、試合開始時間に雨があがっていても試合をしたらあかんと思う。
　日本シリーズの出場権をかけた試合なんやから、なんとかやりようはないものか。
　昔、高校野球で試合日程の消化を優先させるために高校生が泥んこになって試合をしていたことがあったけれど、あれを思い出した。金本監督の談話でも「選手がかわいそう」とあった。ほんまにその通りやと思うね。

大津事件と文庫２冊

　今日は完全休養日。朝はゆっくり起き、昼食後はたっぷり午睡。タイガースの試合が終わったあとでもそもそ起きてくる。なに、ＢＳ放送の中継は試合終了までやるから、安心して眠れたのです。
　試合はタイガースが先勝。今日も雨天の予報ながら昨日以上に降らず。明日は曇りのち雨という予報やけれど、試合はできそうな感じ。いやいやよかった。
　夕食後、録画してあったあにめ「クラシカロイド」を見たり、読書をしたり。
　吉村昭「ニコライ遭難」（新潮文庫）を読了。実は少し前に松岡圭祐「シャーロック・ホームズ対伊藤博文」（講談社文庫）を読んで、モリアーティ教授を滝壺に落としたあと、ヨーロッパを離れて日本にやってきたホームズが「大津事件」を解決するという筋立てが非常に面白かったんやけれど、「大津事件」については教科書の記述以上のことを知らんので、細かい部分でどこまでが事実でどこまでが虚構かわからなんだのです。そこで遅まきながら史実をきちっと描写する吉村昭ならば細かいところまでわかるやろうと、「ニコライ遭難」を読むことにした次第。日露戦争前の日本の状況などが非常によくわかった。
　が、読了してから「シャーロック・ホームズ対伊藤博文」の細部を覚えてへんことに気がついた。仕方ないな、もう一度読み返すか。
　パスティーシュを読む時は、原典を理解してへんと心の底から楽しめん、ということでありますね。

　明日１０月１５日（日）は、「たちよみの会」例会です。多数のご参加をお待ちしています。

哲士でてつじの理由

　天気予報では一日降りっぱなしみたいなことを言うてはったのですが、小雨が降ったりやんだり。明日もこれくらいの天気やったら、甲子園球場やったら十分野球ができるなあなどと思う。
　シーズンが終わり、野球観戦に飢えているんやねえ。これがもしタイガースがＢクラスやったら、潔く気持ちを切り替えられるんやけれど、今年は２位でまだまだ試合があるので、切り替えが難しい。
　今日の総合学習の授業では自分の名前にどのような思いがこめられているのかということを考えさせる授業をする。気になるのはキラキラネームの生徒が自分の名前についてどう思うているか。
　ちゃんとただしく自分の名前を呼んでもらえへんという悩みはあるようですね。ただ、他にはない自分だけの名前という理由で愛着を感じてもいるようです。
　もっとも私もキラキラネームではないにしてもなかなか正確に呼んでもらえんのですけどね。「哲士」と書いて「てつじ」と読むけれど、たいてい「てつし」と読まれる。「てつじ」と入力して変換したら「哲司」と変換されることが多いらしく、職員名簿に「喜多哲司」と印字されたことも一度や二度やない。
　実は私、「哲治」という名前になるところやったらしい。命名してくれた人が字画などからこの漢字を選んだんやけれど、タイガースファンでジャイアンツが大嫌いな父が「これやと川上哲治と同じやから、変えてほしい」と要望を出し、字画から「哲士」に直したということらしい。そやから微妙に漢字と読みとが合わんのですね。
　私も立派にタイガースファンに育ったんで、「哲治」やなくてよかったと胸をなでおろしております。命名とは難しいものです。

　１０月１５日（日）は、「たちよみの会」例会です。多数のご参加をお待ちしています。

がんばれ阪神園芸

　昨日のポスターの件の続き。帰宅途中に確認したら、選管から注意がいったか知らんが１枚だけはがされていた。たった１枚だけ。残りはそのまま貼られていた。やはり鉄面皮でありますね。そやからというてこれ以上戦う気力体力ともになし。とりあえず通報はしたので、それでもはがさんのはその候補の責任ですわ。
　話を変えよう。気象予報どおり、今日から一気に涼しくなった。朝の予報では最高気温２５度ということやったけれど、お山の学校はもう少し涼しかったんやないかな。
　明日からはしばらく雨天が続くらしい。
　明後日からプロ野球のクライマックス・シリーズが始まる。連日雨で中止になった場合、予備日を含めて来週火曜日までしか日程が取られんそうな。で、その時点で１勝でもしていたら、そのチームがファイナルステージに進むことになるらしい。驚くべきことには、予備日を含めて全日雨中止になった場合、公式戦上位のチームが無条件でファイナルステージ進出、ということになるんやて。
　それはちょっとベイスターズファンには気の毒なことであるよなあ。せっかくＣＳ進出、下剋上、日本シリーズだと盛り上がったところで、１試合もせずに敗退が決まるんやから。せっかく上ったのに、はしごを外されたような気分になるやろうなあ。
　タイガースファンである私にしても、１試合もせずにファイナル進出というのは拍子抜けしてしまう。勝つにしろ負けるにしろ、１試合でもええからやってもらいたいと思うのであります。
　というか、１試合もせんとファイナル進出というのは、勢いがつかんから、かなり不利になる。連勝した勢いでマツダスタジアムに乗りこんでこそ、勝機もあるというものです。
　多少の雨でも試合ができるように、私は応援したい。
　がんばれ、阪神園芸のグラウンドキーパーのみなさん！　クライマックスの盛り上がりはあなた方の腕にかかっているのですぞ。

　１０月１５日（日）は、「たちよみの会」例会です。多数のご参加をお待ちしています。