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民間人校長の驚き [教育]

 1週間の折り返しが水曜日。ここが実は一番きつい。今日は午後から“お使い”仕事で梅田まで行って帰ってきたりして、よけい疲れた。
 新聞によると大阪市内の民間人登用校長たちが「先生たちは思ったよりもいろいろな仕事をこなしていて大変だ」などとコメントしている。そんなもんもわからんで現場に飛び込んできたのかと暗澹たる思いになる。なるほど、心得違いな人物が中に紛れ込んでいてもこれではおかしくないねえ。教師はただ勉強を教えているだけとでも思うていたか。
 私は数字が苦手な人間なんやけれど、前任校では教材費の会計担当の仕事を割り当てられた。理由は、当時数少ないエクセルを扱える人間やったから。計算が苦手やからエクセルを少しは使えるようになろうと思うただけなのにねえ。
 ここ数年は毎年芸術鑑賞会の担当をしているけれど、これなんかかなり大きなお金が動く仕事で、さらに細々とした事務作業もある。毎年うんうん苦しみながら金勘定をしているのです。営業をかけてくる劇団や事務所都の渉外という仕事も、それほど得意やない。特に電話。ほんまに私は電話が好きやないのです。相手の都合も何も関係なしに、こっちの都合だけでいきなり呼びつけるようなもんですからね。
 他にも放送機材のセッティングなんて門外漢の仕事もあたるし、それでもやらねばならんものはやらねばならん。授業だけしていたらええんやったらどんなに楽か。
 民間人から校長を登用するのはええけれど、校長になって初めて教員が多岐にわたる仕事をしていることを知ってびっくりなんて人に「民間の発想で独自の学校づくり」なんてできるのかしらんと思うたのでありました。

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