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上方漫才黄金時代 [演芸]

 生徒に風邪をうつされたらしく、背中がやけに張る。妻も背中が張るという。二人揃うて風邪薬を飲む。すると背中の張りはかなりましになった。熱っぽいわけやないけれど、風邪薬が効くということは風邪なんでしょう。
 きっと身が傷んでるんやろう。「ミイーミィーミィー」と発声してみたらわかるかもしれん(ダイマル・ラケット「僕は迷医」参照のこと)。幸い風邪薬は風邪をひいてなんだので、風邪薬に風邪をひいてない風邪薬を飲ませて風邪薬の風邪を治してから風邪の治った風邪薬を飲むという手間をかけんですんだ(これもダイマル・ラケット「僕は迷医」参照のこと)。こういう時は風邪をひいて寝てんと布団ひいて寝た方がよろしい(やはりダイマル・ラケット「僕は迷医」参照のこと)。こない書かんと元ネタがわからんというのは残念ですな。わかる人もずいぶん減ったでしょう。
 戸田学「上方漫才黄金時代」(岩波書店)を読了。知ってることも多かったけれど、ところどころ知らんこともあって、楽しく読めた。文中に引用されている漫才の音源や映像は私の持っているものと同じものが多いようです。ただ、いとし・こいしの「ジンギスカン」は、最初はこいし師がぼけてたのを途中で役割を入れ替えていとし師がボケにまわったというのは知らなんだ。両方ともDVDで持っているんやけれど、一般にはいとし師のボケている方がよく知られているのですね。
 というわけで、風邪をひいたというだけの日記もついついダイラケ師匠の漫才を引用したくなってしもうたのです。もっとも、やはり紙の上だけで漫才の面白さを表現するのは難しいと感じるね。もしこの本を読んで関心をもたれた方は、CDやDVDを探して実際の漫才にあたってみることをお勧めします。エンタツ・アチャコに関しては音源だけでなく映画で残っている御両人の掛け合いも見んとわからんか。手に入らん場合は、千日前に行って辛うじて資料室のみ残っている「ワッハ上方」で探してください。

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