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白銀の墟 弦の月二 [読書全般]

 今日は完全休養日。朝はいつもよりはゆっくり目に起き、午前中は例によってテレビを友とする。「ジュウソウジャー」を見たあと睡魔に襲われ、少し居眠り。起きてすぐ昼食をとり、食後は本を読んだり午睡したり。夕刻起きてきて、妻とまたもテレビを友とする。
 大河ドラマ「いだてん」はいよいよ1964年東京オリンピックの招致に。さあ、いよいよ終盤のクライマックス。かなり面白いドラマなのに、スポーツ紙は内容よりもどれだけ視聴率が下がったかしか記事にせんのね。書いている記者もドラマを見んと書いているんやろうなあ。まあしばらくはチュートリアル徳井の出演シーンをどうするのかとかいうことで話題になるかもしれんけれど。
 小野不由美「白銀の墟(おか) 弦(くろ)の月 二 十二国記」(新潮文庫)読了。泰麒は宮中に乗りこみ、阿選が新王になる天命を告げる。しかし阿選は泰麒が本物であることを認めただけで新たに動こうとはしない。泰麒は軟禁状態のまま何もできないでいる。一方、李斎たちは驍宗の行方を捜し、なんとか手がかりをつかむのだけれど……という展開。本巻でも宮中の退廃と驍宗探しの様子が細かく描かれ、物語はほとんど進展しない。最後の方でついに大きな動きが見られるけれど、その先は次巻へ、というのは読んでいる方としては少々辛い。実は、読みながら上橋菜穂子「守り人」シリーズと比較してしまっていることに気がついた。「守り人」も世界観や背景をじっくりと描きこんでいるのだけれど、同時に物語もどんどん進めていっていたのでわくわくしながら読めた。この「白銀の墟 弦の月」との差はスピード感やろうと思う。間をあけることなく書き続けられていった「守り人」と、18年というとんでもないブランクのある「十二国記」の差か。わくわくさせてくれないのですね。それどころか読んでいて気が重くなってくる。今は意味ありげに登場した新たな登場人物が次巻以降でどのような動きを見せるのか、それを期待するしかないですね。

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