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江夏のエース論 [プロ野球]

 気持ちよく負けたなあ。15点も取られたら、いっそすっぱりとあきらめもつく。それにしてもナゴヤドームのドラゴンズ戦でこんなに大差をつけられて負けるなんてのはめったにないことなんやないかなあ。去年なんか1-0、0-1、0-1で1勝2敗なんていう毎日実に胃の痛むような試合ばかりした3連戦もあった。これが実に効くんやわ。見終わったらもうへろへろ。
 今日なんか15点取られたことはあっちに置いといて「おお、10安打3点の猛攻撃!」とタイガースの得点だけ見て喜ぶという逃避行動で楽しめたもんね。
 それにしても解説の江夏豊さんはなかなか辛辣。「能見はエースだったら、爪のせいになんかしないでほしいですね。『調子が悪かった』とそれだけでいい」。これが能見への期待の裏返しとわかるから、聞いていて「エースと呼ばれる人は負け方も堂々としてなあかんのやなあ」と得心がいく。そして、過去の怨讐はあれど、江夏さんがタイガースというチームにどんなに愛着があるか、それが伝わってくる。
 無理なのかもしれんけれど、タイガースは何らかの形で江夏さんにもう一度ユニフォームを着せてあげてくれんかなあ。
 江夏さんと田淵幸一さんがいた時にタイガースファンになったおっさんとしては、田淵さんは星野監督時代にコーチとして一度は戻ってきてくれたんやから、今度は江夏さんに、と思うてしまうのでありますよ。

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