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不謹慎狩り [時事ネタ]

 新聞によりますと、熊本地震の直後、ネット上で「不謹慎狩り」なるものがあったらしい。被災地で避難生活を送っているタレントがブログに率直な思いを綴ったら、「不幸自慢」やとか「特別扱いされると思うな」というようなコメントが書き込まれ、そのタレントはブログを閉鎖したそうな。
 こういうコメントを寄せる人はおそらく被災者やないと思う。被災者にはそんな余裕ないもんな。一日一日、自分たちが生きることでいっぱいいっぱいのはず。そのタレントが避難生活を綴れば、共感することはあっても非難することはないんやんないか。「被災者」という共通点でのつながりは、重いはず。
 これは「共感疲労」からくるものやないかと新聞には書いてあった。暗い報道ばかり見ていて神経がまいってしまい、攻撃的になるんやそうな。
 でもね、これ、ほんまに「共感」してるんやないんと違うかな。どちらかというと、自分が被災してへんことに何か後ろめたさを感じてるから、そういう行動に出るんやないやろうか。
 この「不謹慎狩り」に会うたタレントたちはブログを閉鎖したり謝罪したりしたそうな。そんなもんせんでええと思うよ。実名さらして自分の思いを書いているんやもん。匿名で攻撃してくる相手に対して何も負い目を感じる必要はないんやないですか。

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