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子どもの貧困率 [教育]

 奨学金担当をしていると、保護者から質問や相談を受けることもある。守秘義務もあるのでくわしいことは書かれへんけれど、これがけっこうきつい。
 とにかく添付書類が多いのです。所得証明だけでいい家庭もあるけれど、児童手当受給の証明書があったと思うたら、介護にかかったお金の詳細を記入せんならん書類もある。それだけ審査を厳しく、ということやろうけれど、それらの書類について質問をされたり相談されたりすると、当然その家庭のプライバシーに触れることになる。奨学金を借りんと進学させられんということは、経済的に苦しいということであり、様々な添付書類はその苦しさを具体的につきつけてくるのですね。
 日本における「子どもの貧困率」の高さがしばしばメディアで報道されるけれど、その重さというものを実感させられる。申し込む生徒の家庭には母子家庭が非常に多いし、しかも非正規雇用であるというケースもある。生活保護家庭もある。とにかくここ数日はそういう重いものを次から次へとつきつけられた。
 ほんまに精神的にきついですよ。
 校内の提出締め切りは本日ということにしてあるので、明日からはこういうこともなくなるわけやけれど、今日で精根尽き果てましたよ。明日は書類整理など。
 というわけで、今日はもう寝ます。ああしんどい。

 5月15日(日)は、「たちよみの会」例会です。多数のご参加をお待ちしています。

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