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元大関のプライド [大相撲]

 おっ、千代大龍が負けて、豪栄道との差が広がった。11日目にして豪栄道独走の模様。これはさすがに予想してなんだ。去年の初優勝の再現なるかという感じですね。1年ぶりに豪栄道に相撲の神様が降りてきた。
 ところで、平幕力士が勝ち越すと、昨日今日はインタビュールームに呼んで勝ち越しの喜びを話させるんやけれど、唯一平幕で勝ち越しながらインタビュールームに来なんだ力士がいてる。
 それは、琴奨菊。
 元大関のプライドか。そういえば、元大関の雅山(現二子山親方)も、たとえ横綱大関を倒す殊勲の白星をあげてもインタビュールームには入らなんだ。あれは一応打診されても断ることができるらしい。インタビュールームというのは、自分に勝った相手が行くところ、という思いがあったんやろう。
 たとえ平幕に陥落したとしても、引退後は「元大関」として協会内では処遇される。元横綱や元大関は役員になることが多い。三役にも上がらずに引退して理事長になった元出羽ノ花の武蔵川親方という特例はあるけれど、これは協会運営の能力にたけていたから。横綱以外で理事長になったのは元豊山の時津風理事長と元魁傑の放駒理事長くらいで、二人とも元大関。
 それくらい相撲の世界では大関という位は重いものがあるのですよ。
 それだけに、横綱や大関に昇進した力士には、国籍と関係なく親方になれるという特例を作るべきやないかと思うなあ。

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