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さくさく人間ドック [日常生活]

 朝から絶食。今日から断食療法でダイエットをすることにした、わけやない。今日は年に一度の人間ドックの日なのです。教職員互助組合の補助で毎年同じ病院に指定して受けているものです。せっかく組合費を払うてるんやから、活用せんとね。去年は互助組合斡旋でコンサートに行ったりもしたけれど、今年はそちらは無理。
 というわけで、自宅から徒歩と電車で30分もかからんところにある総合病院に行く。例年は待ち時間がけっこうあるので、文庫本を持ってまわってけっこう読み進むことができるんやけれど、今年はさくさくと進み、それほど本を読んで待たんならんということもなかった。
 去年の日記にも書いたけれど、胃カメラも毎年飲んでいると苦しいところとそうでないところのキモはわかっている。とはいえむりやり異物をつっこまれるんやから、苦しいことに違いはない。私は採血などは全く平気なので、この胃カメラさえクリアしたらあとはそんなにしんどいことはない。検査のあとのサンドイッチがうまいのです。空腹は最高の調味料。
 医師の説明を受けたあと、昼過ぎには帰宅。病院から出たら、猛暑。ちょっと歩いただけで熱中症になりそう。帰宅したらもうすぐにダウン。夕刻まで午睡。起きてからパソコンを立ち上げて少し遊び、夜はナイター中継を見る。今日は地上波はテレビ大阪。放送開始は7時ごろ。幸いBS-TBSで6時から中継しているので、テレビ大阪の中継が始まるまではBSの中継を録画して、リレー中継みたいな形にする。火曜日のテレビ大阪は、9時以降はサブチャンネルで延長してくれるのがありがたい。なにより江夏豊さんの解説を聞けるのはこの局だけ。昨日のサンテレビは田淵さん。そして今日は江夏さん。なんて贅沢なんでしょう。これが大阪ローカルで全国放送やないというのは、全国のタイガースファンのみなさんに申し訳なく思える。
 夜も蒸し暑い。私らも歳をとってきたし、そろそろエアコンが必要になってきたかなあ。

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シリーズのおさらい [テレビアニメ]

 愛すれどTigers「高橋遥人、復活の11奪三振」を更新しました。

 今日は「山の日」でお休み。妻は「それなに?」と存在すら知らなんだ地味な祝日です。「山の日」と「海の日」があるんやから、「谷の日」とか「川の日」があってもよさそうなものですね。「野原の日」「田の日」「湖の日」「池の日」「沼の日」となんぼでも祝日を作れそうやなあ。
 朝から見ないでたまっていたアニメをまとめて見る。実は一度見たものの再放送で、その続きが始まるんで再放送をしていたのをわざわざ録画していたのです。それをまとめて見てから、その続きにあたる新作を見ようと思うていたら、再放送の分を見る間がないままに新作が始まっていたのです。
 小説でも長らく中断していたシリーズが再開されるにあたり、最初から再読したりするでしょう。あれといっしょ。そういうことをしない人もいてるか。実は私はあまりそういうことはしない方やったりする。読んでいるうちに思い出すからね。
 ところが、50歳を超えたくらいから、しばらく間があいたら前の話を忘れていたりすることが多くなった。そやからシリーズの新作が出ると、前の巻くらいはぱらぱらとページを繰って、どんな話やったかをおさらいするようになった。
 シリーズはまとめて一気に読んでしもうた方がええのですが、書き下ろしで何ヶ月か一度に出るようなパターンのものはそうはいかん。いつ完結するかわからんから、やはり新刊が出ているうちに読みたいやないですか。
 というわけで、朝からテレビ漬け。そのせいか午睡はけっこう長くなった。まあ、野球中継がサンテレビで、多少寝過ごしても試合すべてを見られるという安心感もあったかもね。

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本を読める元気 [日常生活]

 今日は午睡は昼食後。あまり泥のように眠ったりしなくなったのは、ぼちぼち疲れが取れてきているからかな。起きている間はスマホを触ったり本を読んだり。
 そう、やっと小説を読む余裕が出てきたのです。コロナ休校で先が見えず、しかも慣れぬ仕事と人間関係構築がうまくいかなんだとかいろいろあってかストレスがかかり過ぎ、読書はせいぜい雑誌という状況がこんなに長く続くとは思うてなんだ。読みたいと思う本を丸善で買うてもほんまに積ん読になったまま。それが、それなりにページをくれるようになったもんなあ。スローペースであっても。
 今の部署、今のメンバーではあと半年ちょっと。盆休みが明けたらまたあれがくるかと思うと憂鬱になるけれど、だいぶ自分のペースをつかむことができるようになったし、まだましやろう。
 休む。だらだらする。これはほんまに必要不可欠なことですわ。ブラック企業に入社した若者が人間としてつぶされていくというのは、実感こそできぬもののかなりその心理は想像できるようになってきたように思う。
 夜はラジオでナイター中継を聞く。デイリースポーツの電子版で、試合経過をつぶさに写真入りで知らせてくれるので、スマホでそれを見ながら近本外野手のファインプレーや大山内野手のホームランの映像を補完する。ラジオの解説はもとカープの天谷宗一郎さん。いやー、大阪ローカルの放送もそうやけれど、ローカル放送の解説者というのはそのチームで控えやったけれどファンには人気のあった人とか、そういう人がやってたりするのが楽しいなあ。大阪やと亀山つとむさん、狩野恵輔さんあたり、かな。
 試合終了後、NHKの「サタデースポーツ」でダイジェストを見るけれど、物足りん! 一人の選手の特集なんかええから、各試合をもっとたっぷり見せてほしいものです。

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百貨店の警戒 [日常生活]

 今日は週休。朝のうちに昨夜録画した深夜アニメを見る。昼前に出かけ、まずは梅田へ。阪神百貨店で、来週実家に帰って父の初盆にお供えする和総菜の詰め合わせを買う。
 けっこう外出を自粛している人が多いようで、それなりにお客は入っていたけれど、「密」になるほどではなし。出入り口を別にし、入口では感熱センサーを設置して熱のある客には入店をご遠慮いただこうという、話には聞いていたけれど実際にそういうお店に入るのは初めて。警備員が後ろ手で立っていて、なんかものものしい。「こいつらみんな感染者」とか思われてるのと違うやろうね。百貨店のあちこちに消毒液が設置されていて、入る時はもちろん、出る時にも手指を消毒。地下のスナックパークで昼食。そばめしを食べる。
 阪急の特急に乗り、上洛。月例の医者行きであります。ほんまは来週の土曜が診療の予定になるところやけれど、盆休みのため1週早くなった。予約を入れる時、いつもの時間では予約がいっぱいになっているのでかなり遅い時間にされた。それもあって、梅田行きを先にまわしたんやけれど、医院に入ったら、待合室はがらがら。予約の時間より1時間くらい早くに診てもらえたんで、帰宅も予定より早かった。
 帰宅してから少し午睡。夕刻に、ラジオでナイター中継を聞き、途中でテレビに切り替える。今日はテレビ大阪が中継してくれた。ありがたいことです。試合展開も早かったので、放送時間終了時は9回表2死。負けていたから、あと1死で試合終了というところまでテレビで見られた。残りはラジオで聞く。ジャイアンツは増田大の呪いか3連敗。原さん、こうなったら増田大を先発で投げさせたらどないだ。ベンチ入りしている投手があてにならんから野手に投げさせたんやから、こう毎日先発投手があてにならん状態やったら、増田大に投げさせてもファンは「さすがは原監督」とほめてくれるやろうて。あのリリーフが投手陣の士気を下げたというように、私には思えてならんのです。
 タイガースも負けたけれど、打線が打たれなんだのが理由で、投手はちゃんと抑えている。こちらは野手の球を打てなんだ呪いか。でも、増田大に抑えられた大山が大瀬良からホームランを打ってるんやから、呪いは解けたと思うけれどね。

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後ろ向きの特集 [プロ野球]

 今日も盆休み。ここまでの疲労の蓄積はかなりなものやったと見える。朝食後、もう少したまっている録画番組を見よう、映画も見よう、本も読もうと思うていたのに、猛烈に眠くなり、昨日と同様午睡の前倒し。
 昼ごろ目覚め、昼食。食後、パソコンに向かい、ネットを少々。午後は昨日買うた雑誌「ベースボールマガジン」を読む。東映フライヤーズの特集。ここのところ、「ベースボールマガジン」は後ろ向きの特集が多く、先月は1960年代後半から70年代前半までの「タイガース幻の黄金時代」特集。ほかにも「ブルーウェーブ」に特化したオリックスの特集をしてみたり、来月は「オリオンズ」の特集です。ただ、こういう特集はおそらく球団史のムックを作っている時に、もっと掘り下げたかったところをピックアップしているんやろうと思うし、特に若いファンに読んでもらいたい。なにしろweb上でタイガース史上ベストナイン投票なんて企画をしたら、鳥谷敬がショートで選ばれたりするんやもんねえ。吉田義男、藤田平はどうなってんねん。きっと北海道日本ハムファイターズのファンには東映フライヤーズなんてなかったことになってる若いファンもいてたりするんやろうしなあ。
 私も知らなんだこととかいろいろ掲載されているんで、この手の特集の時はけっこう買うています。
 夜はラジオでナイター中継を聞く。例によってマツダスタジアムの時はテレビ中継はCSか、我が家のケーブルテレビでは入らんBSか。DAZN配信もないしね。広島地方以外のカープファンはそれでええんか。試合終了後は、NHKのニュースで映像を確認。なるほど、こんなふうに点を取られたんですね。負けても、その負け方が気になる。こうなるともうファンというよりは業としか言いようがないなあ。

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野手のマウンド [プロ野球]

 今日から私は盆休み。例年やと盆休みにあたる5日間の夏季特別休暇と人間ドック、そして年次休暇を組み合わせてかなり長期休暇にしてだらくさ過ごすのですが、今年は夏休みそのものが短いので、夏季特別休暇と人間ドックのみ。ただまあ山の日なんていう祝日もあるので、それなりにまとまった休みは取れますね。
 で、朝は例によって深夜アニメを見ながら朝食をとったりし、食後睡魔に襲われ早目の午睡。起きてから、昨日の帰り際に言われた憶えのない仕事について、他の先生に確認の電話を入れた。やはり私の記憶違いやなく、そんな仕事は存在せず。喜多が困っていると養護教諭に伝えてもらうよう依頼しておく。昼食後、パソコンに向かう。妻が実家に行き、私はちょっとだけ体を動かそうと駅前の本屋に雑誌を買いにいったりする。帰宅後は買うてきた雑誌を読んだりして過ごし、夕刻から追っかけ再生でプロ野球中継を見る。
 タイガースの大勝。それはええけれど、11点差がついたところでジャイアンツの原監督はマウンドに投手やなく野手の増田選手をあげた。投手経験のある人らしく、フォームは滑らか。にしても、これはタイガースに対して失礼なんやないかい。おそらく勝ちパターンの投手を投入すると、9連戦の最後がきつくなるということもあってのこと思うけれど、それにしてもまだブルペンに投手登録された選手がいてるのに、野手登録の選手を公式戦で投げさすというのは、つまりもう試合を投げ出したから、タイガースの打者にはもっと打ってもろうてええですよ、というメッセージでしょう。昔、オールスターで仰木彬監督がイチロー選手をマウンドにあげて松井秀樹選手と対戦させようとしたら、野村克也監督が野球をなめるなと高津臣吾投手(現スワローズ監督)を代打に送ったことがあった。仰木監督は「お祭り」を盛り上げるためにやったことなんやけれど、「お祭り」やからこそ真剣勝負を見せるべきという野村監督の考えとは合わなんだみたい。
 今日の増田の投手起用については、きっとこれから賛否両論起こることになるやろうけれど、たとえ11点差ついても、試合を投げるような姿勢を見せてしもうたら、そのチームの緊張感はそこで緩むんやないかと思う。捨てゲームにするにしても、一気に7点取られた若手の堀岡投手を続投させた方がまだ選手たちの気持ちは緩まんやろうと思う。今後のペナントレースの展開に大きな影響をもたらす選手起用になるんやないかと、そんな気分でテレビを見ていた。連敗ストップで嬉しいはずやのに、なんか異物を飲みこんでしもうたような気分にさせられる試合やったなあ。

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桑田二郎の死 [追悼]

 今日で盆休み前の出勤は最後。午前中は二人の養護教諭が不在。久しぶりにわずかな時間やけれどもぼっち部屋になる。2時間ほどしたらお一方が来はったので、のんきな時間はすぐに終わりましたけれどね。
 休み前にやるべきことは一通りすまそうとがんばりました。もっとも、帰宅直前にいつの間にやることになっていたのか私の知らない仕事についてもうお一方の養護教諭が話し始めたので、混乱してしもうた。これはちょっと困るなあ。全く記憶にないし、話題に上ったこともない仕事をさも私が忘れているかのように言われるのは不本意。こんな気分で盆休みに突入するのは嫌やなあ。一応休み期間に家でできる範囲の準備だけして、休み明けにもう一度確認しよう。
 帰宅して、追っかけ再生でプロ野球中継を見る。BS朝日の放送やけれど、解説は下柳剛さん、実況は中邨アナとABCのスタッフが製作。甲子園ですもんね。藤浪くん、がんばったけれど打線の援護がなくまたも勝てず。次こそみんな打ったってや。
 スポーツ紙で漫画家桑田二郎さんの訃報 に接する。享年85。死因は老衰。
 子どものころやりませんでしたか、手をかまえただけで動かさずに走るの。「エイトマン!」なんて叫びながら。私らだけですか。ペンタッチがシャープで、かっこよかったよね。動きはちょっと硬い感じで、それがまたよろしかった。平井和正さんと組んだ「デス・ハンター」とか「エリート」とか、ストーリーのドライなのがまた画風に合うてた。「怪奇大作戦」のマンガ化なんか、桑田さんの絵で見た方がずっとよかった。
 拳銃の不法所持で逮捕され、平井さんとのコンビが解消されたあとは、名前を次郎から二郎に変え、描く漫画も仏教漫画やったりと、ものすごい転換。ひとりの漫画家でここまで変わった例というのはあまりないんやないか。
 むろん私たちを魅了したのは「桑田次郎」の方です。でもね、「桑田二郎」の単純な線のタッチの端々にあの全盛時のシャープさが透けて見えてたのは間違いない。
 もっとも「まぼろし探偵」あたりはまだ丸っこい手塚風のタッチやったので、「鉄腕アトム」の「アルプスの決闘」はほとんど桑田さんの代筆やったという。これは単行本におさめる際に手塚さんが大幅に書き換えたということらしいけれど、ところどころに手塚さんらしからぬ表情やタッチが見えるのは、桑田さんの描いた部分を手塚さんが残しているということなのかな。
 私は特に桑田さんの描く少女たちに憧れてました。美少女というのはああでないと。
 謹んで哀悼の意を表します。

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電池交換か買い換えか [日常生活]

 初盆に向けて親族に挨拶状を送ろうと久々にプリンタをつないだら、黒インクが空になっていた。帰路に駅前の事務用品の店で買おうと寄ってみたら、なんとシャッターが閉まっている。定休日やったみたいやね。お盆前には必ず出したいしなあ。明日こそ印刷したいものです。
 職場では、教職員向けの心肺蘇生法講習が延期につぐ延期になっていて、それはコロナ禍で消防署が予約受け付けをしてなんだせいなんやけれど、今日電話したら、これまで署員を派遣してくれていたのに、今年は少人数を消防署まで連れてこいとのこと。それは時間的にも無理。無料で派遣してもろうていたので、今から講師につける予算を申請するわけにもいかず。ネットでNPO法人の出張サービスがないか調べてみたら、これもコロナ禍のせいで今は派遣してなくてネット上にアップした動画を見てくださいというようなことになっている。質疑応答が必要な場合はZOOMを使うてのサービスもしてるらしいけれど、AEDの使い方は実地にやらんとあかんからねえ。なんなら私が講師になってもええけれど、やり方は知ってても教える資格はないのでした。うーむ。
 と、なかなか思うように事が進まん一日。盆休みまであと1日。明日はことがスムーズに進みますように。
 腕時計の電池が切れたので、やはり帰路に時計屋に寄る。Amazonで1000円で買うた安物です。入試の時に、携帯電話を時計代わりにでけんから、なるべく安いものをと2年んほど前に買うたもの。まあ使い捨てみたいな時計ではあるけれど、アナログの針と文字盤が非常に見やすいので、愛用していた。しかも小さくて軽いので腕にはめてても負担にならん。大きくてずっしりした上等なのは使いにくいのです。
 で、電池の交換代が1000円。時計の点検代が1000円で最低2000円かかることが判明。それなら電池交換はやめてまたamazonで安いのを買えばええかもと思うたら、街の時計屋さんは親切で、点検代はサービスしてくれはった。電池交換の1000円だけにしてくれはったんです。枠もベルトもぺらぺらのプラスチック製の安物の時計の電池をわざわざ換えにくるおっさんなんて珍しかったからなんやろうなあ。これでそれまでうまいこといってなんだのが帳消しになりました。
 帰宅して、追っかけ再生で野球中継を見る。ミスの連発でタイガースの負け。せっかく時計屋でよくなった気分がまた帳消しになったぞ。なんというか、たのんまっせ矢野監督。

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溶ける糸 [テレビ全般]

 愛すれどTigers「ボーア、サンズがグランドスラム競演」を更新しました。

 今日からしばらく夏休み。新型コロナウィルス禍のために2ヶ月休校したので、盆明けにはすぐに授業開始。そのため、今日は休み明けの授業計画をたてたり、教材研究をしたり。
 保健室には3人いてるんやけれど、私は2人の養護教諭との話に加わることができず、かえってひとりぼっちみたいになってしまう。これなら最初から一人部屋の方が割り切って気楽にマイペースで仕事ができるというもの。あと2日出勤する予定なんやけれど、これはちょっときついなあ。明日は蒸すけれど、社会科の準備室で仕事をしようかな。
 提出しなければならない書類を作成したりしたので、それなりにちゃんと仕事はでけたんやけれどね。定時にとっとと退出。
 帰宅して、少しばかりだらだらと過ごし、夕食後、久しぶりに妻と「刑事コロンボ」を見る。3話くらいたまっているのです。今日みたのはシリーズ中一二を争う傑作「溶ける糸」。野心家の医師をレナード・ニモイが演じ、「コロンボ対Mrスポック」という図式。むろん冷静で論理的な犯人の前に、コロンボはもう少しで降参してしまうところなんやけれど、最後の1分でみごとな切れ味でひっくり返す。「二枚のドガの絵」と同じ監督なんで、こういう切れ味鋭いラストがお好みなんやろうね。いやもうこれは何度見たか知らんけれど、見るたびにその脚本と演出の緻密さにうならされます。ファンによる人気投票では「別れのワイン」が1位になっていたけれど、こと倒叙ミステリの醍醐味という点では私はこの「溶ける糸」を推すね。一切犯人に同情でけんというところもよろしい。「別れのワイン」とはまた別種の面白さなんで、ここは意見が分かれても仕方ないかな。ちなみに「ルーサン警部の犯罪」ではカーク船長のウィリアム・シャトナーが犯人役で出るけれど、やっぱりちょっとばかり軽薄な役どころ。レナード・ニモイはやっぱりよろしいなあ。

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旭堂南陵の死 [追悼]

 大相撲小言場所「七月場所をふりかえって~照ノ富士、驚異の復活優勝~」 を更新しました。

 今日も完全休養日。いつもの日曜日と同様、午前中はテレビを友とし、昼前にパソコンでネットチェック。夕食後には午睡して、夕刻から相撲、プロ野球中継を見て……。相撲は照ノ富士がなんと大関陥落後、序二段まで落ちて、そこから這い上がっての幕内最高優勝。これについては「大相撲小言場所」に書いたので、興味のある方はお読みください。
 プロ野球はタイガースが連敗を止めて勝率5割に戻し、ほっとする。あ、タイガース川柳をひねるのを忘れていた。来週くらいから川柳をひねる精神的余裕も出てくるかな。
 2日ほど前ですが、講談師旭堂南陵さんの訃報 に接する。享年70。死因は膵臓癌。
 小南陵さんという方がなじみがある。講談に関する著作もあり、「日本芸能再発見の会」にもよく顔を出してくれてはって、その際にお話を伺うことができたのは、私にとっては財産のひとつやったかも。ただ、人間関係はあまり上手にこなす方やなかったみたいで、参議院議員を一期で降りはった時、「なんでですか?」とたずねたら、「組合とうまいこといかなんだ」と言うたはったし、南陵襲名の際もあまりスムーズにいかなんだと記憶している。
 ただ、先代に入門し、小南陵時代から弟子を多く取って育てていることは、上方の講談にとってはやはり功労者やと思う。講談のもととなったといわれる「節談説教」の復活や、夢枕獏さんと組んで安部晴明の講談を企画したりと、アイデアマンやった。だ、個人的には小南陵さんの講談を聞いて面白いと思うた事は、実はなかったのです。多芸多才とはいえ、いずれも頂点に達することができなんだというと失礼にあたるかな。
 とはいえ、直接言葉を交わした時は、やはり大名跡の継承者らしく、ヒトとしての大きさを感じたのは確か。私のようなどこの誰ともわからぬものにも普通に話をしてくれる、気さくな方やった。
 謹んで哀悼の意を表します。

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