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アニメ大国建国紀 [読書全般]

 朝はいつもより少しゆっくり目に起き、昨夜録画した深夜アニメを見たりパソコンで遊んだりしたあと、昼前に出かける。月例の京都の医者行きであります。今月は患者さんが多くて、少し診てもらうまで時間がかかる。往復の車中で読書。ただ、帰路はあと少しで乗り換えというところでうつらうつらとしてしまい乗り越したので、途中で折り返したりしてたので少し帰宅に時間がかかった。
 帰宅して、眼鏡につけるアクリル製のマスクを購入したのが届いていたので、はめてみる。これは一度ちゃんと使うてみんと使い心地などわからんな。基本的には授業時のみ、かなあ。自分の飛沫が人に飛ばんように、という感じのものやからね。
 それから少しだけ午睡。プロ野球が始まるまで寝る。今日のテレビ中継は7時間から2時間だけなんで、まずはラジオ。ところが雨の影響で1時間遅れての試合開始。結局テレビ中継が始まったのと同時にプレーボールとなる。こんなんやったらもう少し寝たらよかった、なんて結果論ですね。
 試合は、まあボロ負け。藤浪はストライクをとれる変化球をボールと判定されたりして不利になり真ん中に球を置きにいって打たれていた。審判は先入観なしに判定してほしいものです。
 テレビ中継が終わり、ラジオとDAZNで試合終了まで聞き届けると、なんか疲れがどっと出てちっとばかり寝てしまう。で、さっき「日記を書かねば」と起きてきたところです。
 中川右介「アニメ大国建国紀 1963-1973 テレビアニメを築いた先駆者たち」(イースト・プレス)読了。著者は私と同世代。巻末の膨大な参考資料を見てわかるけれど、数多くの資料から、日本のアニメーションがどのような経緯で発展していったかを、手塚治虫を軸に綴る。「建国紀」とあるように、これは歴史書ですね。特に当事者の誰かにインタビューして新しい発見を書き綴ったというわけではないけれど、数ある資料の中から信憑性の高そうなものを選んでいき、年代記として編んだもの。そやから、資料によって数字や順序が違う場合は両方を併記してある。ひとりでこれだけのものをまとめ上げるのはなかなか大変ではあり、労作といえる。私も知らなんだことが多く書かれていて、非常に面白く読んだ。ただ、これはあくまで歴史書であり、教科書的なところのあるものなので、日本のアニメーションがどうやって発展し始めたかに興味のない人にはいささか退屈かもしれんね。また、この著者の書き癖で、恣意的に割愛したと思えるところもある。前書きには「声優とアニソンについてはあえて書いていない」と断っているのもそれ。断っているだけましではあるけれど、それらも含めてのテレビアニメ草創期なんやから、その辺に触れてほしかったという人には不評かもしれんなあ。でもけっこうなページ数なんで、そこへんの叙述もあるともっと大部になっていたか。アニメ史に興味のある方にはお薦め。

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