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藤子不二雄Aの死 [追悼]

 朝は寝ぼけていたのか時計の数字を読み間違えていつもより30分近く早く起床。まあ、録画した深夜アニメを1本多く見られたんやからよしとしよう。
 今日も1日中パソコンの前でお仕事。今日は主として教材作成。週明けの水曜日にはもう最初の授業が始まるんやからね。
 午後からの会議が長く、定時より30分近く残ってから退出。スマホにきたタイガースのメルマガを見たら、今日の試合は中止やて。ええ天気やのになんでと、公式ホームページを見たら、ベイスターズの選手にコロナ陽性者が複数出て、感染拡大防止のために中止になったんやそうな。私はコロナ感染の後遺症でしんどい思いをしているので、感染した選手(伊藤将投手の完封勝利を止めたにっくき牧選手も!)には後遺症がきつく出ないことを願う。こういう場合、相撲やと片方の事情で取組が成立しない場合は土俵に上がれる力士の不戦勝になるけれど、野球にはそんな規定がないのが残念。不戦勝でええから白星がほしい状況やからねえ。
 帰宅後、寝床でどぶさっていたら、すぐに夕食。食後、うたた寝。甲子園に行った翌日から仕事やったから、疲れてたんやね。明日は定休日。やはり週3日にしておいて正解やったかな。
 漫画家藤子不二雄Aさんの訃報に接する。享年88。
 私の子ども時代は、手塚治虫先生をはじめとする「トキワ荘グループ」の漫画によって育てられたとこれはもう確信している。手塚先生はもちろんのこと、石森章太郎さん、赤塚不二夫さん、つのだじろうさん、そして藤子不二雄さん(当時は二人で一人の藤子不二雄さんやったのです)。藤子Aさんの漫画でいうと、「フータくんのパズルで毎日遊んだりしていたし、「怪物くん」は藤子Fさんの「モジャ公」などとは違う作風で、どちらの藤子さんが好きとか比べる気もしなかった。

 「魔太郎がくる!!」も好きやったなあ。私もいじめられる側の子やったから、魔太郎があの手この手でいじめっ子に復讐するのにカタルシスを感じていた。
 それ以上に好きやったのは「まんが道」かな。満賀道雄と才野茂が手塚先生に合うてから本格的に漫画家を目指す自伝的漫画で、「トキワ荘グループ」の漫画家たちが生き生きと描かれていた。
 他には「少年時代」あたりも忘れ難い。私は全1巻の「ワイド版」で持っていて、一時は何度も読み返していた。戦時中の少年たちの葛藤をノスタルジアやなく生々しいタッチで描いた傑作やった。
 漫画以外では「ふたりで少年漫画ばかり描いてきた」という自伝かな。「まんが道」と合わせて読むと、当時の漫画家たちの様子が非常によくわかる。藤子Aさんが本文のほとんどを書き、各章のはじめに藤子Fさんがポツリとつぶやくように一言書き添えているという構成もよかった。
 お二人の全集である「藤子不二雄ランド」も手塚全集と同様、全巻そろえた。私の場合、やはりSFエキスの濃い藤子Fさんの作品の方が好みやけれど、私らの世代にとってはFもAも関係なく「藤子不二雄」という漫画家の作品が好きやったんやなあと、思う。
 謹んで哀悼の意を表します。

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